閉じる
閉じる
×
昨日あの野々村元県議の判決が出ました。なんであんな人が県議になってしまうんだと愕然とした人もいるかもしれませんが、それが現実です。
政治家になる人なんて、これからどんどん減ります。
だって、まともに考えたら政治家なんて、なってもデメリットの方がはるかに大きいじゃないですか。
基本見返りがあったら、だめで、報酬も削る方向だし。金銭的メリットないし、その後の有形無形の見返りもいつでも蒸し返されて非難されるし。プライベートとことんさらされるし。
やってる間も、お金が実務的に使いにくくなってて、思った活動やりにくいし。「政治家やって!」って言われているようで、「なにもするな」って言ってるようなもんです。
都議がリオ五輪視察取りやめとか言ってますけど、最悪です。五輪を東京でやろうと思ったら、様々な調整が必要です。大半の人が「立場」でしか動けないところを、政治家がオールマイティに動いて調整していかなければならないから、彼らこそ視察しとかないと、調整に手間取ってどんどんコストかさみます。
そういう一番政治家が必要とされる場面ですら、そんなことにお金使うなと言われるわけですから、政治家はなっても仕事できません。
そんな状況がこれだけはっきりわかっていますから、まともな考えを持っている人は政治家になんて絶対になりません。
政治家になる人は、まともな考えを持ってない人か、特別な打算のある人か、二世くらいです。二世はもともとそういう世界に生きてますから、プライベートやお金の使い方の対応に慣れてますから。まあ小渕さんとかちょっとへくりましたけど、どんなに叩かれようと地元の支持者たちが守りきったじゃないですか。二世だからこそです。
なので、県議とかなる人が本当にいなくなっていくと思います。市議とか市長など私たちの生活に密着した人や国会議員や知事くらいまではまだやりがいもありそうですが、県議とか必要?と思われるまでになってきていて、ですから、こんな人がと思うような人でも立候補したらなってしまうわけです。
それが他の政治家にも広がっていくのです。
PTAの会長に感謝もなく思うがままにボコボコにしてたら、だれもが固辞するようになるでしょう。PTAの会長になったら身を粉にして周りに尽くせっておかしいじゃないですか。なのに、政治家にはそれが求められてしまうのです。お金もらってるからとか言うかもしれませんが、じゃあ、全員兼業、仕事止めずにやればいいだけです。そのかわりもっと人数も増えるし、基本議会は夜だし? そんなんじゃあ効率悪いから、お金出すから専念してってこっちがお願いしている話です。
こうなってしまう遠因は、実は政治家にできることが減っているからです。特に県議とか。昔のような役目がなくなっている代わりに、新しい役目もあるでしょうが、それでも人数が多すぎます。
それは、市議や国会議員もでしょう。だから、市民・国民はきつく当たってしまうのです。
昔は道作るとかダム作るとか、市民全員に利するプロジェクトがあったから国や自治体の役目は大きいものでしたが、今はそういうインフラはとりあえず揃い、もっと要望は細分化してきています。そういうのはいろんなサイズや商圏を持てる会社やNPOが対応しやすく、国や自治体では困難です。
時代が変わったのです。
ですから、もっと人数を減らすべきです。そしたら、これ以上減ったら困る!ってのがわかるくらいになれば、みんなこんなに細かいことで槍玉にあげたりしません。そしたら、政治家になってくれる人も増えます。
今のままでは、もっともっと市民の目は厳しくなります。本当に必要なお金すら使えなくなっていきます。議席数を減らすことは辛いことかもしれませんが、維持するのはもっと辛いことなのです。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: いやー、ほんとは《ワンポイントミライ》しなきゃいけないんですけど、それどころじゃないですねww
フツクロウ: ホッホッホ。
ミライ: 今 AbemaTV の anime24 で 「言の葉の庭」ってアニメやってんですけど、背景の音とモノローグだけ聞こえて、肝心のセリフが聞こえないという事故発生中で。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。