いやー、びっくりしました。びっくりしすぎて、昭和な記憶が蘇ってしまいました。ヤットデタマンのこのフレーズ。もしかして日本ラップの原点ではないでしょうか。(最初「ヤッターマン」と間違えてました。すいません。ご指摘ありがとうございました)

 休日に発表されたソフトバンクのARM買収。

 直後から、シナジーあんの?と疑問の声がいくつも上がっていますが、ソフトバンクはもともと主要業態をよく切り替えてる企業ですから、無理にシナジーを考えてはいないのかもしれません。

 実際はそうかもしれませんが、せっかくなので、ソフトバンクが通信事業と共に展開するとどんなことができるのか妄想してみます。

 ソフトバンクは今主に通信事業ですが、Apple みたいなスマホ作れるメーカではなく、それを飛び越えて ARM というその中身を作ってる会社を買収しました。

 それってやっぱり、 IoT でしょうか。ものをネットとつなごうと思ったら、チップ入れればいいだけて、スマホ入れる必要ないですからね。

 ちなみにつなぐ先が wifi でいいなら、ESP-WROOM-02 という wifi 付きマイコンが発売されていて、1個だと 700円くらいですが、たとえば10個買えば一個500円を切ってきます。それはPCがあればプログラミングできてしまいます。最近、ホコリセンサとかくっつけて遊んでました。

 携帯の方は詳しくないのですが、5000円から10000円くらい出せば、携帯の電波拾ってつながるモジュールを手に入れることができます。

 IoT はやりたいと思えばだれでも部品や開発環境を手に入れられる世界になっています。

 それはつまり、当事者が自分で IoT に取り組めるということです。たとえば農家さんが自分で取り組めるのです。どっかのメーカーが開発してくれるものを待つことなく。たとえあったとしても、高いお金を出して買わなきゃいけないし、買ったとしても開発したのは当事者ではないので、どこか的を外していたり。しかも毎日のようにコストが下がる世界ですから、メーカーが開発している間にも値段は下がり、つまり欲しいと思った人が欲しい時に自分で自分の必要なだけ作るのがコスト的に圧倒的に有利です。

 ということで、 IoT はそれを必要とする当事者が自分たちのために作るものから実用化される可能性が高いです。そういうものの中で、優れたものが他からも引き合いを受け、大きく製品化されていくことになるかもしれません。

 そんな時、ソフトバンク+ARM は大きな力を発揮するでしょう。デバイスから通信網までカバーしてますから、ほぼ丸ごと提供できてしまいます。

 IoTのつながる先は自動車や家電という例がよく使われますが、ソフトバンクであればロボットも外せません。 Pepper のような大きなものだけでなく、小さなものへの展開が楽しそうです。各部屋に1体コンシェルジェのような。

 IoT でどんなものが繋がっていくのか、これから楽しみです!


《ワンポイントミライ》(

ミライ: いますぐ、戸締りと照明のチェックしたいですね。

フツクロウ: ホホウ。

ミライ: 鍵と照明ごとに Arduino 付けてUSBで Raspberry Pi につないで、スマホから問い合わせられるようにするんです。 

フツクロウ: 外出した時にチェックということかいの。

ミライ: 確かに将来的にはそれもしたいんですけど、とりあえず寝る前に、下の窓と明かりがちゃんとしてるかチェックしたいな、と。