閉じる
閉じる
×
なんか、昨日この記事がたくさん読まれました。2015年8月11日、1年半くらい前の記事です。
大人が忘れた「失敗は楽しい」
【話題の記事】になったのでしょうか?
こんな古い記事がなるのは初めてで、珍しいこともあるなあと思った一方、なににびっくりしたかって、その日家ではバケツプリンを作っていたのです。
バケツプリンと言えば、ひっくり返したものの、ぐちゃぁと崩れるのがお約束。「失敗」の王様です。
その日我が家では2つ作ったのですが、1つ目はなんと見事大成功(苦笑
失敗するとばかり思っていたので、家族中大感動!!
なお、二つ目は見事、ぐちゃぐちゃに出てしまいました・・。家族中大爆笑。
そんな「失敗」の王様をやってた日に、「大人が忘れた『失敗は楽しい』」が読まれていたとは。
もちろん世の中には楽しくない「失敗」もたくさんあります。うちの長男は今中学受験真っ只中ですから、もしそれに落ちたら、これっぽっちも楽しくありません。
しかし、一方で子供達の遊びをみていたらどうでしょう。「失敗」の宝庫ですし、それこそが遊びの中核ですらあります。その失敗から遊びが新たなルールに変化していくのもよくあることです。
このように、世の中にはたっくさんの楽しい失敗が溢れています。もちろんわざとではありません。昨日のバケツプリンだって、本気で崩さずに作ろうとして、でも一つは残念ながら崩れてしまったのです。わざとやる失敗なんて失敗ではありません。成功です。なんと空虚なことよ。
世の中には楽しくない失敗もいっぱいあります。でも、楽しい失敗もいっぱいあります。
ですから、もし、あなたが「失敗は楽しい」ものと思えないなら、それは普段「楽しい失敗」をしていないからです。もう少し正確にいえば、失敗を楽しめるような活動をしていないからです。
たとえばそば打ち。こないだところてんさんが作った『おじさんの進化図』にしっかり載ってるそば打ち。親父がそば打ち始めて、家族はまずいそばを食わされ嫌いになるという事件が世の中では後を絶たないようです。
私もやってて、なかなかうまくいきません。
こないだ久々にうどん打ったら大絶賛で嬉しい一方、「そば次失敗したら、もう打たせてもらえんかもな」と言ったところ、長男にいやいやそんなことないよ続けなよとエールを送られてしまいました。ぶちぶちのそばもそれなりに楽しんでいるそうです。なんと暖かい家族なことよ。同じそば打ちでも、失敗を楽しめたり、楽しめなかったりするのです。
ちまたのライフハック記事には、「失敗を恐れずチャレンジを」とか「失敗を楽しもう」とか「この世に『失敗』はない」とかいろんな記事がありますが、根本では失敗をネガティブにとらえています。世の中には楽しい失敗があることをきれいに置き去りにしています。
子供のときは、楽しい失敗ばかりでしたから、成長の過程で失敗が楽しい活動を減らしすぎたのでしょう。
もしあなたが「失敗が楽しい」と思えないなら、「楽しい失敗」ができる活動を増やしましょう。もちろん失敗しないように真剣に取り組んで、でも失敗したら、すごく楽しいような活動です。
そしたら、「失敗を恐れずチャレンジ」だって簡単にできるようになります。あまり嬉しくない失敗でも、それをチャンスと捉えることも自然にできるようになります。
ぜひ楽しい失敗ライフを構築してください!
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: バケツプリン……。おいしそう。
フツクロウ: ホッホッホ。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。