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興味深いレポートが流れてきました。
【都議会議員質問回数ランキング】任期4年間で1度も質問しなかったオールゼロ議員が10人 | 高橋 亮平 | 選挙ドットコム(ザ選挙)
都議会任期4年の間に各議員が何回質問したかをまとめたものです。質問には回数に制限のない文書質問というのもあるそうで、つまり党の中で分担があってという言い訳もできません。
そんな中、1回も質問していない議員が10人いる!とのこと。
いままでもこういう情報は公開されていたんでしょうけど、政治が変わってきてこういう情報に注目されてきているのです。
つまり、今までの議員はいわば「数」としてしか捉えられてなかったけど、今は議員一人ひとりの働きが必要になっているということです。象徴的なのは党議拘束でしょう。同じ自民党だからといって、一つ一つの議案をみれば、議員によって立場は違います。しかし、昔のように「組織票」で党の一員として勝ってきた議員たちは、党の決める賛否に従う必要がありました。
しかし、今は変わってきています。議員たちは自分たちで自分の活動をつぶさに報告できるようになっていて、いい活動は市民にきちんと評価されるようになっています。「自民党だから入れる」から、「〇〇さんだから入れる」人が増えているのです。
ですから、質問回数ランキングなんていわば通信簿にも興味が持たれます。自分が指示した議員は議会でちゃんと活躍しているのか、気になる時代になったのです。
前回は都民ファーストを取り上げましたが、
【馬車目線】「都民ファーストの会」予想通り情報公開で選挙戦
「情報公開」で戦う都民ファーストからの当選者は、当然自らの活動を積極的に発信することでしょう。
そうなった場合、いわゆる「党議拘束」はずっとゆるくなります。みんなそれぞれの普段の活動がよく見られていますから、議案によっては、党の賛否に従えないのが明らかなことが出てきます。今回当選するであろう人はみんなそういう立場になりますから、自然な流れで「党議拘束」はゆるくなるでしょう。
つまり議案によっては通るか通らないのか真剣勝負になるものも出てくるのです。実に健康的な議会の姿です。そうなれば質問も増えるし、質問しない議員は「なにやってるの?」と今まで以上に言われることになるでしょう。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: これ全国の議会にどんどん広まるといいですね。
フツクロウ: ホウじゃな。
ミライ: 国会のものも散発的にはあるみたいですけど、
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