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いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。
最近またビジネスにおいて「電話をしてくるのは非常識」という訴えが流行ってるみたいです。
さっきも
週100時間働くイーロン・マスクの超人的な1日|BUSINESS INSIDER
この記事でイーロン・マスク氏が「電話にはほとんど出ない」のところが引用されて流れてきました。
ネットで活躍する有名人さんたちが、「電話なんて非常識」というのは、ごく常識的に聞こえます。
でも、広い日本には、ではその電話を使わずにネット有名人たちが「好む」通信方法を使いこなせる人は実は多くありません。どうしてもこの人と話したい、では正式にと手紙を考える人もいるでしょう。
有名人にとって、非常識な電話をかけてくる人は後を絶たなく辟易はするでしょうが、「電話は非常識」と公言することは、広い日本の実は善良な、でも有名人が好む通信方法が何かすらわからない、あるいは使いこなせない人が大半です。と、そういう人たちは、「電話は非常識」宣言をみれば、「ああ、私とは別世界の人。決して接することはできない」と引いていることでしょう。
まあ、イーロン・マスク氏は、まずは今電気自動車を普及させることに全力を尽くしていて、電話に出る優先順位は下げてるのも仕方ないことでしょう。
でもある程度普及したら、今度は弱者に広げていくことが使命になります。そうなれば、様々な人たちのコミュニケーション手段も多様。受ける側がコミュニケーション手段を狭めるステップではなくなるでしょう。
ネット有名人が「電話は非常識」というのには、ご自身の現在集中すべき使命と照らし合わせて、いわば「情報弱者」を切り捨ててでも、そう公言しなければならない判断をされているのでしょう。
「電話は非常識」に同調するということは、自分から多様な人とのコミュニケーションを拒絶する態度です。そこまで切羽詰まった使命があるのか、ちょっと考えてみるといいと思います。
たとえば電話くらいしかようしない祖父母に「電話非常識」とは言わないですよね? が、このコラボでいろんなものを生み出していく時代、そのコラボ先候補には、そんな人がいっぱいいるのです。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: ほんと多様化して大変ですよね。電話、メール、Facebook、LINE、ショートメール、FAX、面会。それぞれこれっ!てのでないと連絡取れない人が。
フツクロウ: ホッホ。
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