炎上している「牛乳石鹸」CM見ました。
牛乳石鹸 WEBムービー「与えるもの」篇 フルVer.
いやー、わかりすぎてちょっと泣けました。
炎上しちゃった大部分は、男性がプレゼントもケーキも買って帰ろうとした瞬間に、今日叱られた後輩を見かけてとっさに飲みに誘ったシーンが短くてわかりにくいせいでしょう。それで「はあ?」となった人が多いかと。
でもそれ以外にも、「え、『遅くなる』って連絡しなよ」と思って批判した人もいます。まあそれはそうなんですけど、それって別にお父さんのだけの問題じゃないですよね。
たとえ子供だって似たようなことあります。今日は家族で○○するから早く帰ることになっていたのに、友達のなにかのトラブルに対応して遅くなるってことあるじゃないですか。連絡しようと思えばできたのだけど、でも連絡するどころじゃなかったって。アニメでもドラマでもよくあることです。
そして帰ってきた時に、理由を言わないこともあります。もう遅くなった時点でやっちまってて、理由を言うのは、言い訳にしかならないって。かといって、自分には正当な理由があって平謝りできず。しかし、口を開けば喧嘩になりそうで、「風呂入ってくる」と逃げる。
風呂で冷静になってから、家族に謝る。
そんなお父さんだけでなく、誰にでもある日常。日常とはいっても、辛い方。それをお風呂でうまくおさめてくださいね、そこには「牛乳石鹸」、とCM。
CMのドラマだけ見てると、そりゃ、「そこは『こうすべきだろ』」とつっこむことは簡単ですが、私たち一人一人、そうはいってもそれができなくてCMみたいになっちゃうことはよくあることで。
こんな辛い場面を見せられると不快になる人もいるのかもしれません。
その上、男性の
あの頃の親父とは、かけ離れた自分がいる。家族思いの優しいパパ、時代なのかもしれない。でも、それって正しいのかってのが、私にとって一番わかるというか。
私の父も、まあ昭和の父であるわけで、今そのままをできる時代ではありません。でも、私は私の父が間違っていたと思わないし尊敬もできるわけで。
なのに、自分が父親になったとき、父親のようにやればいいわけではないのです。自分にとって、父は正しかったのに、その通りにできない。
じゃあいったいどうすればいいの?というわけです。もちろん時代に合わせた「家族思いの優しいパパ」を演じる努力はできますが、それは自分の父とはちがうわけで、つまり「それって正しいのか?」という不安は常に抱えることになってしまいます。
親父の与えてくれたもの、俺は与えられているのかなあ全く同感です。誰もが親としては初心者であり、ほんとなんども立ち止まりたいのですが、立ち止まることはできません。せめて風呂でさっぱりして、また今のままの自分でなんとかやっていかなければならないのです。次はせめてもう少し上手にできればと思いつつ。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: 時代が急速に変化するということは、親業が大変なんですよね〜。
フツクロウ: ホウじゃな。