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瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その7)〜「負の思考スパイラル」を止める秘策〜 の続きです。
シリーズ プチ瞑想。今回でまとめて終わりです。
瞑想ブームですが、やってみてもなかなか自分が今瞑想状態なのかもよくわからないし、瞑想しててもその効果がいまいちピンと来ません。
瞑想はいつか手に入れるとして、まずはプチ瞑想から始めるのはいかがでしょうか。
プチ瞑想は精神的な高みを目指すとかいう大げさなものではなく、単に休むことなくつぶやかれる脳内ツイートをちょっと止めてみるだけのことです。ただ止めるとは言っても、黙れと言われた子が黙りながらそわそわしたらたしなめられるように、脳内ツイートを止めたらちょっとお行儀も良くしなければなりません。これが脳内ミュート状態です。
そうすることで脳みそ内の無駄なおしゃべりが抑制されます。
その第一の効果は、「負の思考スパイラル」を止められることです。運動しないと筋肉が落ちるように、脳みそも常に動いてないといけないので、何も考える必要がなくても、脳内は「喋り続けよう」とします。
しかし、実は喋り続けなくても、脳は「言葉を使わずに考える」ことができますから、必要なければ脳内ツイートをし続ける必要は全くありません。
それを知らないと、脳は常に喋り続けようとします。意味もなく。すると時には、負の思考スパイラルに陥ってしまうことがあります。
そんなときには脳内ミュートしてしまえばいいのですが、そもそも、脳内で喋る必要がない時に無理に喋らなければ、負の思考スパイラルが始まることもありません。一般的には「負の思考スパイラル」を止めるために、考え方を変えるような方法が指南されますが、そもそも普段余計な脳内おしゃべりをやめてしまえば、負の思考スパイラルに入るきっかけを激減させることができるのです。気疲れするポジティブシンキングを自分に強制する必要はないのです。
人間の脳は、「言葉で考える」だけでなく「言葉を使わずに考える」こともできます。「言葉を使わずに考える」とは、実は同時処理をしている考え方です。何かをみてパッとわかる力もそうですし、視覚関係なく、頭の中でひらめくのも、同時処理の恩恵です。
この二つの考え方を両輪にして考えることが、人間の脳がもっとも力を発揮する時です。将棋でいえば、直感でいい手を思いつき、深い読みでそれを裏付けるやり方です。全ての手を理詰めで読んでいては時間はいくらあっても足りませんから、直感でばさばさと切っています。将棋の棋士だけでなく、私たちも普段の生活の中で、いくらでもやっていることです。
ですから、そんな「言葉を使わずに考える」力にのびのびしてもらうことがプチ瞑想です。別にいますぐ考えないといけないことがない時は、息をするようにプチ瞑想しましょう。そんなときは「言葉を使わずに考える」力がのびのびと考えています。そして必要になったときフル回転することでしょう。
その力を手に入れれば、「言葉を使わずに考える」力は常にあなたをサポートするようになります。それは常に、言葉で考えることで落とし穴にはまることからあなたを救うことでしょう。
プチ瞑想今すぐ始めてみてください。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: プチ瞑想シリーズ完結〜。
フツクロウ: ホッホ。
ミライ: 昨日出た誰でもプチ瞑想してるのではの話、本編に採用されず。残念。
フツクロウ: ホッホ。
ミライ: そして、じゃ〜ん、ミラフツ黒歴史紹介!
フツクロウ: ホッホ。
ミライ: 4年前はこんな記事書いてたんですよね〜。
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