最近、塾の先生と意見交換しているうちに教わったことがあります。
勉強ができない子は、シャーペンを持ち続けることができません。疲れちゃって置いちゃうんです。無意識にでも。いい姿勢が続けられずくねくねするのと似たような話です。
中位くらいになると、持ったまま固まるそうで、つまり持ち続けられるからといって、勉強ができることにはならないようです。
冗談まじりに、ちなみに消しゴムはずっと持ってられて遊んでますと。気持ちはわかるけど、消しゴム持ち続けて勉強はできないですね(苦笑
ですから、勉強できない子はシャーペンを持つことから練習するといいのかもしれません。とにかく書く訓練が必要でしょう。
悲しいことに字を丁寧に書く子が勉強についていけないこともあるようです。書く速度が遅すぎるのです。丁寧なのはいいことなのに、なかなかシビアです。
いろいろ聞いていると、子供がつまづきやすいところというのは典型的なのがたくさんあって、代表的なのを取りこぼさないようにしていくだけでも、相当落ちこぼれを減らせるように感じます。
たとえば、中学の数学で途中式というのは難しくなるにつれ省かれていきますが、まだ省いたら間違う子も省きがちです。
ちなみにできる子は、省きすぎてミスが多くなれば自分で気づいて補間していきます。が、できない子はむしろ頑なに省き続けます。「書くのがいや」という心理も働くのでしょう。
そういうところをぐいぐい直していくだけでもかなり変わるのではないかと思います。なので個別指導が流行っているのでしょうが、どうにもまだ質が安定しないのか、効果のあがらない指導も多いようです。
とはいえ、どんどんノウハウは溜まっていますから、だんだん底上げされていくことでしょう。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: が、やはり大きいのは親みたいですね・・。
フツクロウ: ふむ。