「正義は伝播せず、悪意だけが伝わってゆく」神山健治監督の絶望との戦い。
にインスパイアされました。

 「悪意だけが伝わっていく」毎日のネガティブなニュースや、ネットの炎上を繰り返し繰り返し見ているとほんと気が滅入ります。

 でも日々流れる情報つまりフローはそうかも知れないのですが、中長期に溜まっていくもの、つまりストックは違うようなのです。

 ウィキペディアの項目で可視化された西暦1800年からの世界の歴史

という記事を昔本家でも紹介したのですが、これはWikipedia上で言及された項目の日付と位置情報を世界地図上にすべてプロットしていき、西暦1800年から現在まで流した動画です。同じ記事に同じ年に登場した複数の地点は線で結ばれています。二番目の動画はさらに、Wikipediaの説明文の中から、ポジティブなものとネガティブなものをより分けて、ポジティブを緑、ネガティブを赤で表現したものです。

 その様子を取り出してみると、
full20of20positive-thumbnail2.png?d=a33
 ・・・。ほとんど緑じゃん!! The world is full of positive!! 戦争や紛争で集中的に赤いのが出る以外はほとんど緑。

 ポジティブなものはなにかを生産しそれがまたなにかを生産し蓄積されています。どんなに毎日悪意が渦巻いても、結局何も生み出さず消えていく。例え悪意が何かを壊しているとしても、それを遥かに上回る速度でポジティブで埋められていくのです。そんな風に考えられそうです。当たり前っていえば、当たり前です。ネガティブが勝ってるなら、あっという間にこの世界は消えてます。

 日々の悪意のフローに惑わされることなく、なにかを生み出すことにフォーカスしたくなりますね。それはどんなに小さくても、それがまた何かを産み増えていくのです。

 ・併せてどうぞ
世界はポジティブで満たされている!!】 以前このお話を紹介したときの記事。 ANT (Automatic Negative Thought) なんて効果も紹介しています。