閉じる
閉じる
×
前回いったん終わったつもりの右脳バランス編でしたが、終えた瞬間に次の話題が浮かんでしまい、続きます。
きっかけとなったジル・ボルト・テイラーさんのTEDプレゼン。
ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作
この中で左脳が麻痺し、右脳だけが働いていた瞬間は次のように表現されています。
右脳の意識を通して見ると、私という存在は自分を取り巻くすべてのエネルギーとつながった存在なのです。右脳の意識を通して見た私たちという存在は、1つの家族として互いにつながっているエネルギー的存在です。 今この場所、この瞬間、私たちはこの地球上で共に世界をより良くしようとしている兄弟姉妹です。 この瞬間に私たちは完璧であり、完全であり、美しいのです。
私はバランスを崩し、壁にもたれました。そして腕を見ると、もはや自分の体の境界が分からなくなっていることに気付きました。自分がどこから始まりどこで終わるのか、その境界が分かりませんでした。腕の原子分子が壁の原子分子と混じり合って一緒になっているのです。唯一感じ取れるのはエネルギーだけでした。
そして、ふと気付いたのですが、この右脳は自然界の秩序を射影しているように思えます。
自然界の生物達は個がはっきりしていません。群れて飛ぶ鳥や、泳ぐ魚は、それぞれの個体は自分が独立した個体だと思っているでしょうか? 自分を独立した個体と認識するよりも、自分と外界との境界は曖昧に群れの中の一部と認識した方が現実をより良く認識しているように思えます。
自然の中の生命達は個体として独立しておらず、共に地球の繁栄の一端を担う存在として、つながりあっています。右脳の世界の理解はまさにそんな感じに読めます。つまり自分と外界との境界がなく、全てがつながったエネルギーとしての認識です。
そして、自分をとりまく一体のエネルギーは、「完璧であり、完全であり、美しい」存在として感じ取られています。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。