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誰も言わない人気ブログの鉄則と、それを守らない『未来の普通』を読むべき理由
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誰も言わない人気ブログの鉄則と、それを守らない『未来の普通』を読むべき理由

2014-07-31 23:45

     有名ブロガーの記事はツイッターやFacebookなどで拡散されまくるので、自ら見に行かなくても自然に目に止まります。

     そんな人気ブログは一つの鉄則を守っています。それは「今にフォーカスする」ということです。ブログのアクセスをアップするためのテクニックを紹介するサイトは多数ありますが、意外とこの点について言っているところはありません。

     近いものに「読者のベネフィットになる記事を書く」というポイントが良く紹介されています。しかし、広く拡散される記事は、もう一つポイントがあります。それは今すぐ拡散しなければならない話題であるということです。

     人は今に敏感です。ネットでは特に顕著です。今拡散しなければならない話題は拡散されます。しかし、明日拡散すればいいものは、明日拡散すればいいのですから、拡散する人は一気に減ってしまいます。

     たとえば、こんな記事が今拡散しなければならないものです。

     ・旬の話題
     妖怪ウォッチの映画前売券発売の行列がすごい!などの旬の話題です。それに関連した例えば徳力基彦さんの「子供相手の商売で意図的に長い行列ができるようなやり方はどうか」といった話題を読んだ人は拡散するなら即座にしなければ意味がありません。

     ・ライフハック系
     記憶が良くなるとか、密度の濃い睡眠が取れるとか、日常のちょっとした悩みに対する解決法を提供するライフハック系。本来これを知っていれば悩んでないはずの、つまり知らないために人生損してた情報です。知らないと損し続けますから、今すぐみんなに拡散しなければなりません。知ったからといって、それを実行するかしないかに関係なく。

     ・沈む船ネタ
     最近、文字通り大きな船舶事故がありました。沈む船からは一刻も早く逃げなければなりません。なので、人は「新聞はなくなる」とか「音楽業界は衰退する」とか沈む船の話題にはとても敏感です。直接的に自分が巻き込まれる話題だけでなく、直接関係なくても「誰か巻き込まれるかもしれない人」のために拡散します。大きなお世話なのですが。

     このように、拡散されるネタにはいろんなパターンがありますが、基本的には人々に「今すぐ拡散しないといけない」と思わせるものです。

     人気のブログは、これらのパターンを巧みに使い分け、しかし常に「今にフォーカス」します。それを繰り返すことによって、このブログはいつ見ても今読まなければいけない記事ばかりだと思われ、繰り返し読まれるようになります。

     これが、ブログのアクセスを増やす鉄則です。増やしたい人は、ぜひこの「今」の視点で、コンテンツを考えてみてください。
    **
     このブロマガ『未来の普通』は、しかし、「今にフォーカス」することは最優先ではありません。「未来の普通」にフォーカスすることが最優先です。

     なぜそうしているのか。

    他にないから
     ブログは普通アクセスを増やすことが目標になります。しかしそれでは話題が偏ります。ニュースは事件や事故などネガティブな報道が多いので子供に見せないと宣言されている方がいました。ブログのテーマによっては、アクセス数の優先順位は下げなければなりません。しかし、アクセス数の優先順位を下げた時点で、継続的に維持することは困難です。幸い『未来の普通』はニコニコ動画のブロマガという特徴あるメディアのおかげで、アクセス数以外を最優先しても続けることができています。ありがたいことです。

    でも、遠い目標として必要
     しかし、遠い未来をイメージすることは、今の情報と同じように日々欠かせません。

     今にフォーカスした、目の前の選択肢をその場に合わせて上手に選ぶための技術については、山のように情報があります。しかし、その場しのぎの選択を続けても同じところをぐるぐる回るだけかもしれません。
     新聞やテレビはオワコンだと言われ、情報はネットから得るように、最近ではキュレーション型のgunosy などから得るのが常識!と思っていたら、そういうところはいつまでたっても自分たちで取材する力がつかず、直近は日経や朝日の有料オンラインサービスが好調と言われるようになっています。

     日々目の前の選択はその時のやむを得ない事情に強く影響されます。転職するかしないかというような問題は、状況が変化する中、数日ごとに考えが揺れることもあるでしょう。決断する日が違えば結果は変わったかもしれません。その選択自身はどっちがよかったなど、分かりません。もう一つの選択をし直せないですから。

     ですが、遠い未来のイメージ、つまり漠然とでもあっちに行きたいというイメージがあれば、日々の選択は一見そこから逆の方向に見えても、少しずつそちらに向かっていくことができます。実際の地図と同じです。目の前が行き止まりであれば回り道が必要ですが、行く方角が分かっていれば、だんだんそちらに進みます。

     ですから、「今必要な情報」も大事な一方、未来の幸せに近づくために「明日必要な情報」にも常に触れておくことが必要です。そして、ネットなどあらゆるメディアでは、そのような情報は霧散していて見つけることは困難です。それがここには(平日)毎日載るのです。そういうところが他になくて私たち自身困っているので、自分たちでやっているのです。

    イノベーションプラットフォーム
     「未来の普通」にフォーカスした情報は、遠い未来のためだけではありません。簡単に元が取れます。

     以前、ここでも紹介したように、

     [S]イノベーションプラットフォームブログ  

     「未来の普通」にフォーカスした情報は、それだけで、いつでもイノベーションを起こす力を秘めています。 
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