いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。 

 最近繰り返し記事になる中国のバブル崩壊。昨日はこんな記事が出ていました。

 中国、近く国家破綻か 経済&軍部崩壊状態、中韓連携による日米と全面対立で紛争リスクも

 こういう記事は繰り返されていますし、煽りかどうかの区別も難しいですが、日に日に記述が具体的になるので、おー近づいてるなーという臨場感は増しています。

 さて、もし中国のバブルがはじけたらどうするか、イメトレしてますか? 津波、地震、台風、ゲリラ豪雨などに対しては、どう備えるかみたいなのよくやってますから、イメージも簡単です。でも、中国のバブルがもうすぐはじけるという記事はいくらでもあるのに、どう備えるかみたいなネタは全くといっていいほどありません。理由は簡単です。誰にも分からないからです。

 だからといって、人々がイメトレしてないかというとそれは大間違いです。私の周りには、イメトレしてる人たくさんいます。

 とこのネタは昨日から考えていたのですが、今日たまたまとある人と「近頃の若い人」は的話をして、ちょっと煽りたくなりました。

 今の若い人は、素直でまじめな人が多く、つまり大人の言うことを良く聞く人が多いです。それはここんとこ社会が成熟して安定していましたから、そういう社会のシステムに素直に乗ることが、生存戦略上優位です。
 さらに学校の評価も変わりました。通知表はテストでいい点取れば良かったのは昔、今は授業の態度なども評価の対象になります。実利的に、大人の言うことに素直に従うのが生存戦略上優位なのです。

 しかし、残念ながら、もう時代は安定していません。もう大人にも明日はどうなるかまったく分かりません。大人の言うことを素直に聞いていても、まずその大人がぶっ倒れるし、したがって、若い人の将来はちっとも保障されていません。

 中国の高度成長は、いずれ曲がり角に来ます。もしかしたら、来ないかもしれませんが、そんなことは問題ではなくて、来たら自分はどうしますか?

 曲がり角に来た時は、日本のバブル崩壊のようにハードランディングになる可能性がかなりあります。もしかしたらソフトランディングになるかもしれませんが、そんなことは問題ではなくて、ハードランディングしたら自分はどうしますか?

 この姿勢がイメトレの基本です。あの大津波で2万人がなくなりましたが、日本の人口から考えれば一万分の一以下です。だからといって無視しません。まさに万が一のためです。(なぜ無視しないか分かりますか? それは万が一は一万個あり、どれかが降り掛かる可能性は無視できないからです。万が一の備えは無数にしなければなりません)

 中国のバブルたとえば不動産バブルがはじけた時、いったい何が起こるでしょうか。上の記事では、リーマンショックのような世界を巻き込む金融危機にはならないだろうと言っています。中国は人民元で、したがって中国で経済危機が起きても、直接はドルなどを巻き込まないと考えられるからです。

 それにはある程度説得力があると感じていますが、そんなことより、バブルがはじければ今の政治体制が崩れてしまう可能性が無視できません。ソフトランディングするかもしれませんが、それがどちらかが問題ではなく、中国共産党の体制が崩れてしまったら自分はどうしますか?です。

 たとえばそれまでの過程で、尖閣諸島を実行支配しようとするなど、日本との軍事衝突があるかもしれません。それはそれでおおごとですが、私の備えとしての焦点は本土攻撃などです。とりあえず福山市という人口50万人近い割に知名度最低のとこにいますので、最初はここではないでしょうし、最初生き延びたら、その後はそのときです。

 それよりも、中国の政治支配体制が崩れることで、間接的にどのような経済的ダメージが日本にあるかのが問題です。

 そういう、もろもろ世界の不安定な状況を見るに付け、今はグローバル化より内需です。
 世界がもっと不安定化しても、なんとか経済をまわしていけるように国内の循環にもっともっと注力しなければなりません。TPPとかいい悪いの前に、今そんなことどうでもいいのです。

 そういう中には、地産地消の話もあるし、自然エネルギーの話もあるでしょう。日本人がどんどん内向きになっているという批判がありますが、当然です。足元が大切な時期です。地域が疲弊しているから地域創世だとか今言ってますけど、切実な問題です。地産地消など内需の安定化は、国家安全保障なのです。国の政治の問題だけではありません。今地方でなにかしようという人が雪だるま的に増えてますが、それは、自分の身を守るためです。

 正直、今海外で働くのはリスクが高まっています。
 私がアメリカにいる時、なんでかは忘れてたのですが、突然アメリカと中国の仲が悪くなったときがあり、そのときは真剣に街を歩くときに中国人に間違われた時のイメトレしました。 正確には覚えてませんが、 "I'm japanese! Sushi, Tempura, Fuji-yama!" とか叫ぶとかです。911のときはビザの更新の時ひどい目にあいました。旅行とか留学とか日本の資金で海外で働くとかは、まあ普通にやればいいと思いますが、今外国のお金で外国で働くのは、相当の覚悟が必要だと思います。

 中国の政治支配体制が崩れたらどうなるかいろんな可能性がありますが、どうなるかということ自体はどうせ当たらないし重要ではありません。そうなったら、海外とのあらゆるやりとりは制限されていくとざっくり捉え、なので、内需に関わっていることが重要です。
 あるいは、コメなど食べ物に関わっていること、太陽光など自然エネルギーに関わっていること、そういうことが心強くなります。

 とくに若い人に強調したいのは、大人には、そういうイメトレして準備している人はいくらでもいます。でも、社会のシステムとして、あるいはマスメディアがそれを伝えてくれるわけではありません。だって本当にどうなるかなんて分かりませんから。ていうか、もし大学生に、先生が「中国バブルは崩壊する。いますぐこんな風に準備せよ」とか言いだしたら、宗教勧誘でも始めるのか?とか思われるに決まってます。先生側だってそんなのよーく知ってるから、自分がどんなに真剣にそれを考えていても、言い出しません。

 ですから、社会や大人に素直で真面目な若い方は発想の転換が必要です。私たちが生きている間に社会が急変する可能性はかなり高く、そんなとき、社会や大人はあなたを守れません。自分のことで精一杯です。

 だから備えてください。備え方が分からなければ、素直な特性を生かして、素直に大人に聞きましょう。「今後中国が崩壊するなど、社会は激変するかもしれません。でも、どう備えていいか分かりません。どう備えていますか?」と。あなたが備えたいと言えば、備えている大人は喜んで自分の備え方を教えてくれます。そうやって情報収集してください。ネットにはまったく載っていません。

 もひとつイメトレがいるのは、日本が財政破綻した時です。するかどうかは問題ではありません。したらどうするかという備えの問題です。これもネットにはほぼ情報がありません。

  もっと贅沢を言うなら、なぜこういう情報がネットに載らないかも