いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。 

 この間、平城京を中心として、伊勢神宮や熊野本宮大社などを頂点した五芒星のレイラインが作られているというネタが流れてきました。その話は以前も見たことあったのですが、ふと当時の街道はどうなってんだろうと調べ始めました。

 見つけた中で一番詳しかった地図が「五畿七道」というページにありました。
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 七つの路に沿って、七つの「道」が定められています。「道」はこの時にはなかった「北海道」が今も都道府県名に残っているのが面白いです。

 この五畿七道は7世紀後半天武天皇の頃に成立したそうで、日本に国が形作られ「日本」という国号ができたのもこの頃と言われています。日本は国号が変わっていない他に例のない国なのですが、
 (参考:なぜ日本は「すごい」のか~あまり知られていない日本人の本当の強み~ 
この頃にはすでに、「東海道」「山陽道」などの名称ができて、いまだに「東海道新幹線」など、現役ばりばりです。日本は昔からずーーっと日本なんだなあと思い知らされます。

 今社会は持続的な社会に向けて必死に努力しているわけですが、日本は幸運にもとても持続的な社会を今まで維持しています。それは世界の中でほとんど例がありません。私たちの大きな財産です。

 持続的な社会を作るのはとても難しい気もするのですが、こういうのを見ているとなんだか、日本人なら案外簡単にできるのかもなという気になってきます。1300年くらい国を維持できたのですから、とりあえずは後1300年くらいはなんとかなりそうじゃないですか。

 持続的な社会に向けてがんばるぞー、おー。

 ところで、少し話は変わりますが、私は、京都出身であと東京に住んだことがありましたが、福山に来て、びっくりしていることがあります。
 それは、その地図の山陽道に示されているのですが、備中と備後の間とかは、ちょっと内陸を通ってます。でも、その間に山があるわけではなく割と平坦。
 逆に海岸の方は市街地は開けてますけど、それ以外は山が海岸まで迫っているところがたくさんあって、海岸線沿いに進むのは大変です。ですから地理的には街道が内陸側にできたのは至極当然。

 しかし、私の京都や東京にいるときの地理感覚というのは、