閉じる
閉じる
×
若者の投票率が低いと叫ばれています。
ただその傾向は多なかれ少なかれほとんどの国で見られる現象です。
投票率の国際比較などのページでもその様子を見ることができます。
なぜ世界中そうなのか。
それは投票に行ったことがないから、投票に慣れてないからです。
選挙に行ってみれば分かることですが、投票なんてめちゃめちゃ簡単です。そこに行くまでの時間を除けば5分かかりません。期日前投票もすっかり充実していて、そちらも1枚紙に記入する手間が増えるだけです。案内の紙もなくて大丈夫です。
ですから、いったん選挙に行き始めれば、まあ当日立ち寄る時間があるなら当日立ち寄るし、あー、その日どうなるかわからんなーと思ったら、あ、今日行っとこみたいに、隙間時間見つけて期日前投票しちゃいます。
つまり、若い時投票行ってない人でも、ある時、自分も大人なんだし行ってみるかと行く時があり、一度行けばあまりのあっけなさに、「なんやこんな簡単なんか」と思うようになり、だんだん上手に時間見つけてほとんど手間かけずに投票をするようになります。
なので、年齢が高い層程投票率が上がるのです。年寄りの方が政治のことを深く考えてるとかそんなことじゃなくて、単に人生長く生きてる分投票に慣れてるからです。スーパーに買い物に行くのと同じ手間なのです。投票がもっと大変なものなら、もっと違う統計なるはずなのです。投票は行かないから行かないだけなのです。
今回も選挙に行こう、若者こそ行こうと懸命にキャンペーンが行われています。投票の重要性とか義務とかいろんな形で働きかけていますが、もっと実践的に働きかけるべきです。
投票に慣れていない人は、ぜひ次のステップで投票を実現しましょう。
ステップ1 期日前投票で行こう
選挙に慣れてない人にとって最大の壁は、投票場所がよく分からないことです。たとえば近くの小学校だったりすると思うのですが、子どものいない若い人にとって小学校ってたとえ前通ってても小学校って認識されてなかったりします。ですから投票の案内に小学校とあっても、「どこそれ、めんどくさ」となります。場所はだいたい分かっても入り口どこかわからないから、運悪く反対側からアプローチしたら、広い敷地をぐるっと回ったりとか最悪です。考えただけで面倒くさくなります。
でも、期日前投票は違います。市役所とかその支部とか、まあ一回は行ったことあるところです。モールに設置されることもあります。つまり自分と関係があるところです。ですから面倒さはぐっと減ります。行くの面倒だと感じている人はとにかく期日前投票を狙いましょう。
朝8時30分から夜8時までです。運悪くブラック企業にいて平日その時間帯、自宅付近いないよ!という人は土曜日を狙いましょう。(今週の土曜は投票できる場所少ないかもしれません)
ステップ2 期日前投票所を気にしよう
そして、選挙に慣れてない人にとって次の壁は、期日前投票所がどこにあるか、いつからできるのか、良くわからないということです。
信じられないことですが、ネットで自分の街の期日前投票を調べようとすると、一発で出て来なかったりします。あるいは場所は出ても、いつからできるか(場所によっては公示後全期間ではないです)すぐに分からなかったりします。ああ面倒くさい。もう行くのいやぷ。
全国の状況よく分かりませんが、もし、場所や期間が分からなければ、とりあえず来週の月曜日以降を狙いましょう。多分場所増えてます。で、街を歩く時、少し気にしておけば期日前投票所を見かけることがあります。そしたらすかさず飛び込みましょう。長くても10分です。宣誓書とか書かされて面食らいますが、「レジャー」選んでおけばいいんです。
そうやって気にしてればどこどこでやっているという情報を耳にすることがあるでしょう。そしたら時間を見つけて行ってみましょう。
大事なことはそこまでです。
(追記:期日前投票の詳しい記事が出ていました。参考になります。 忙しいあなたのための「期日前投票制度」 )
ステップ3 誰に投票してもいいし、白紙でもいい。
最初の投票は、投票所に行っただけで満点です。
選挙に慣れてない人にとって最大の壁と思われていることは、恐らく「誰が立候補しているか分からない。誰に入れていいか分からない」ということだと思います。
最近は、「誰が立候補しているか」はネットですぐ出てくるようになってるのですが、「自分何区?」みたいなところで詰まると、もう嫌になります。
なにしろ私も自分が何区とか知りません。現職知ってるから「あ、これ」と分かりますけど。慣れればそうなりますけど、慣れないうちはそこが壁と言えば壁です。
スマホだと、現在地から候補を見せてくれたりできるようになっていないでしょうか。
でも、そんなことどうでもいいのです。
最初は投票所に行くだけで満点です。
知らない人ばっかりでも、適当に選んで投票しましょう。話題の白紙でも構いません。
投票に行けば、少なくとも自分が投票した人が当選したかどうかは気になりますし、たいてい誰が当選したかも気になります。現職を覚えられれば、次からは、「その人に入れよう、いや違う人にしよう」と一歩進んで考えることができます。これから人生何度も何度も投票します。何回かやればすぐに自分の考えで投票できるようになります。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。