フツクロウ: ホホウ。随分懐かしいの。
ミライ: はい。前回は昨年の5月だったので、ほとんど1年前ですね!
フツクロウ: ホッホッ。随分間が空いたもんじゃの。ほいで、話題はなんかの。
ミライ: これです!
山手線リアルタイム混雑情報で遊んでみよう
フツクロウ: どれどれ。ホウホウ。山手線の運行状況や混雑具合がリアルタイムにわかるので分析してみたというんじゃな。
ミライ: そうです。まずはなんといっても山手線の1日を視覚化した動画が面白いです。
フツクロウ: ものすごい本数じゃの。
ミライ: ですね〜。昼頃一時運転見合わせがあったりとか、結構いろいろ起きてて面白いです。あと、終電間際がやたら混んでるので、もう少し増やしてあげられないの? と思っちゃいました。
フツクロウ: ほんにの。
ミライ: さらに、その混雑の様子を二次元に視覚化したグラフがあるのですが、これがまたすごいのです。
どの時間帯のどこが混んでるか一目瞭然。以前は外回りの上野東京間すごいって聞いてましたけど、高崎線とかが東海道線と直通になったせいでしょうか。内回り池袋品川間の方が混んでますね。
フツクロウ: ホノ通りじゃの。
ミライ: しかも、朝以降、特に内回りは空いてる列車はずっと空いてたりしてます。これ、もともとはスマホアプリで見るものですけど、みんながそういうの気づいて、「あ、一本待つか」なんて人が増えるんじゃないでしょうか。
フツクロウ: ホームで案内してもええの。「次のはもっとすいてるよ〜」とかの。
ミライ: はい。さらには朝のラッシュ時どこの車両が空いてるかなんてデータもあって、1号車が良さそうという結論が出ていて、普段山手線使ってる人は必見の内容になっています。
フツクロウ: 盛りだくさんじゃのう。
ミライ: そうでしょう〜。車内温度も取れるみたいなので、ぜひその分析もしてみてほしいです。
さあ、これです。これを六葉未来点で分析してみてください。
フツクロウ: ホイきた! まずは、、。
ミライ: ♪ちょっと待ってお兄さん!
フツクロウ: ホ? お兄さん?
ミライ: 六葉未来点、久々ですし、その解説からお願いします!
フツクロウ: ホ、ホウじゃの。六葉未来点の六葉とは、これから未来に向けてより重要とされていく六つの価値観のことじゃ。今、「あ、いけてる!」と思うものは、たいていこれらの価値観のどれか、あるいはその複数が絡んでいることが多い。じゃから、それぞれの価値観について点数をつけることで、どんなバランスを持っておるか視覚化してみようというものじゃ。
ミライ: その六つの価値観は?
フツクロウ: 「IT」と「誰でも化」。「共生共創」と「物から心」。そして「持続的な人間活動」と「循環型社会」じゃな。
ミライ: 久しぶりなのでえーとって考えちゃう価値観もありますね。山手線の六葉未来点のグラフを先に出しちゃうので、このお話に沿って説明してください!
フツクロウ: ホイきた! まずは IT。現代の発展はIT つまり情報技術の発達によるところが大きい。今回の山手線の分析も、各線の運行状況や各車両の混雑具合を、リアルタイムに誰でも見ることができるというまさにIT発展の賜物によって実現しておる。
ミライ: 昔だったら、その情報があっても、じゃあそれを表示するにはホームに電光掲示板を設置しなくてはとか、壁高そうですけど、いまや大勢がスマホ持ってますもんね。
フツクロウ: ホウじゃ。データさえ取れれば、それを提供する方はほとんどコストがかからなくなっとる。そして、そのまま次のキーワードの「誰でも化」じゃが、山手線から届く膨大な量のデータを分析したり視覚化したりというツールが誰でも使えるようになっておる。今回の分析も昔なら専門家に依頼して相当なお金をかけんとできんかったし、冒頭のようなちょっとした動画を作ろうと思ったら、さらにお金がかかったじゃろう。それがいまや力のある個人にかかれば、趣味として片手間でできてしまうのじゃ。
ミライ: すごいですよね〜。昔ならこれだけで仕事になりそうですもんね。
フツクロウ: ホッホ。今でもJRが必ずほしかったら、ちゃんと専門家に頼まんといかんがの。ということで、この話、「IT」と「誰でも化」についてはどちらも5点満点じゃ。
次は「共生共創」。多様な人材が互いに共感して新しいものを生み出していく共創の時代になろうとしておる。東京はいろんな人が集まって、それがやりやすいところであるが、一方でこの山手線に象徴されるように異常に混雑しており、ベビーカーや高齢者が利用しにくい状況にもなっておる。これが大きな興味を持たれるのも、みんな少しでもその混雑を快適にして、お互い一緒に生きていこうと思うからであろう。ということで4点じゃ。
ミライ: こういったアプリや情報あれば、ベビーカーや高齢者も空いてるときをより確実に狙えますね。