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 今後の紙媒体がどうなるか気になる人と、

 今後の電子書籍がどうなるか気になる人は、

 一度この雑誌を体感すべきです。

 出版社ではない、大学生が今後の雑誌の姿を世に問うたクリエイティブファッション誌「N magazine」No. 0。
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 自分でめくると目に飛び込んでくる圧倒的なビジュアル。

 驚きながら、数枚ページをめくると違う「元素」をテーマにしたまったく違う、しかしやはり圧倒的なビジュアルが飛び込んできます。

 紙という媒体の表面に固定されたビジュアルの恐ろしいまでのリアリティ。それは写真であって、ほんものの肌でも衣服でも景色でもないのに、手のひらに中にあることによる存在感。

 なんという経験。4Kテレビなど、リアルな画像技術が日々進化する一方で、紙もまた確実に表現力をあげています。なんでもディスプレイに出力できるようになったことで、むしろ紙に出力することにも価値が出ます。いかにその価値を紡ぎ形にするのか。
 「N magazine」はその0からの挑戦であり、確実にその一歩を踏み出しています。

 興ざめな例えかもしれませんが、大手チェーンのピザ食べ放題があるとこ行くと、何十種類というピザが並んでいるのですが、ミート系、シーフード系、野菜系、トマトソース、ホワイトソース、どれを組み合わせてもなぜか同じ味しかしません。美味しいイタリア料理のレストランに行くと、ホワイトソースとトマトソースのパスタはそれぞれまったく違う味で、コントラストに驚きます。
 「N magazine」は後者です。全体として一つの雑誌でありながら、まったく違うビジュアルを楽しむことができます。再び普通の雑誌を広げるとどのページも同じに見えて来てしまいます。

 大変な人気と聞いています。今後この雑誌がどんな発展をするのか、さらにはこの雑誌に触発され今後どんな雑誌が生まれるのか楽しみです。

 購入はこちらからできます。品薄のようですが。N magazine 0
(2013/2/21追記:話題にしてくださってありがとうございます。おかげで「話題の記事」に取り上げられました。上記 amazon サイトのことを追記しておくと、昨日までは在庫がなかったようですが、現在若干数購入可能のようです)

・併せてどうぞ
明日の書(その1)/「ロリコン彼女」から見える明日の電子書籍】 
日本が最もクリエイティブ??】 

参考:
 明治大学の学生が創刊! クリエイティブファッション誌「N magazine」(wwdjapan.com) 
 【衝撃】現役明大生が創刊した雑誌「N magazine」のクオリティが高すぎてヤバい - NAVER まとめ