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【サンプル記事】オガワカズヒロのビジネス・カッティングエッジ
オガワカズヒロです。いよいよ、オガワカズヒロチャンネルが始まります。はじめましての方もいらっしゃると思いますので、まずは自己紹介からさせていただきます。オガワカズヒロとは、商品企画、販促支援、パッケージデザイン、広報戦略、商品あるいは企業全体のブランディングなどを手掛けるクリエイティブユニットです。シリアルアントレプレナーとしてさまざまな事業企画を手がけてきた小川浩と、ソーシャル&モバイルマーケティングで業界に革新的なソリューションを提供し続ける小川和也の二人の“オガワ”によって結成されました。そうなんです。オガワカズヒロはまるで一人の名前のようでいて、実は二人で構成されているんです。共通のオガワ姓に、和也のカズと、浩のヒロを掛け合わせた名前です。なので、こちらのチャンネル上の写真や、ソーシャルメディア上のアイコンも二人の写真が一つに合体されています(ちなみに左が和也で右が浩です)。中にはオガワカズヒロという一人の人物の活動だと思われている方もいらっしゃって、「え、お二人だったんですか!」と驚かれることもありますし、たまに「オガワカズヒロ様」宛名でそれぞれの会社へ郵便物が届くこともあります。どうしてこのようなユニットを作ることになったのか、ちょっとその経緯のお話をさせていただきます。二人が最初に出会ったのはいまから5、6年ほど前になると思いますが、当時、小川浩(hiro)は最新テクノロジーの視点で様々なWebサービスを立ち上げ、小川和也(kazu)はモバイルをベースとしたマーケティングのソリューションを企画・開発していました。そんな二人は、イベントの対談で初めて出会った訳ですが、お互い違う領域の仕事をしていましたし、まさかこのような“ニコイチ”ユニットを作るとは思ってもみませんでした。その出会いから、往訪先の会社、電車の中、街中と、なぜか立て続けにバッタリ遭遇する機会が重なり、まぁこれも一種のセレンディピティであろうということで、恵比寿のとある古びたカフェ(というより喫茶店)に入り、あらためてお互いの仕事や思考を共有しました。当時(2007年)kazuは主にフィーチャーフォンをベースとしたインターネットサービス開発を手がけていましたが、iPhoneの登場でこれからのモバイル・インターネットの世界が抜本的に変るという予感でいっぱいでした。それはデバイスだけの話ではなく、インターネットの活用方法やサービスのあり方すらガラッと変えてしまうだろうという、もはや予感というより危機感でした。と同時にあったのが、やっと「モバイル・インターネット」が本当の意味でのインターネットになるというワクワク感です。それまでの日本の携帯は、しばしばガラパゴスケータイ(ガラケー)と称されるように、様々な観点で日本国内に閉ざされたもので、そこからアクセスするのもガラケー専用に作られた特殊なケータイサイトなるもの。アクティブにインターネットにつながるための端末とは言えませんでした。だから、スマートフォン以前の携帯電話端末がインターネットへつながるための道具という実感は、その世界のビジネスに身を置く僕ですら感じられないでいました。そして、いまとなってはにわかに信じ難い話ですが、同じモバイル業界に属する人の口からですら、「いやいや、iPhoneなんて絶対に日本じゃ流行らないよ」「え、スマートフォンなんて携帯じゃないでしょ」という次元の話がしばしば出ていたことを思い出します。というよりも、「完全にスマートフォンがイコール携帯電話となる」と主張しきれる人はむしろ少数だった印象です。一方のhiroも、「フィーチャーフォン上でのガラパゴス的インターネットなんてインターネットではない、スマートフォンの時代になってはじめて本当のモバイル・インターネットが実現されるんだ」と主張していました。そんな視点が重なったところから、次のインターネットサービスの潮流を一緒に創っていこうよと意気投合したのが、オガワカズヒロというユニット結成の原点です。そして2012年になったいま、「いやいや、iPhoneなんて絶対に日本じゃ流行らないよ」「え、スマートフォンなんて携帯じゃないでしょ」などと言う人を探すのが相当に!大変となりました。そう、言うまでもなくモバイル=スマートフォンになり、モバイルがインターネットサービスの中心となる時代に本格移行しました。そしてそれと呼応するように世の中に広まったのがフェイスブック、ツイッターなどのソーシャルメディアです。それらのソーシャルメディアが、リアルタイムな情報投稿と閲覧、位置情報との連動を特徴としていることで、モバイルとソーシャルメディアは一心同体のような関係値となり、共に急速にユーザーを獲得しました。いまのWebの世界は、ソーシャルメディアとスマートフォンそのものであると言い切ったとしても、あながち過言でもなくなりました。僕たちはその流れをいち早くキャッチし、ソーシャルメディアとモバイルを基点としたサービスづくりやマーケティング支援を行って来ています。2009年に「ソーシャルメディアマーケティング」(ソフトバンククリエイティブ)という本を執筆した時点では(把握している限りでは、日本で初めて「ソーシャルメディアマーケティング」というタイトルを冠した本です)、「ソーシャルメディアなんてマーケティングに使えないでしょ?」とネガティブな声もあった一方で、大きな反響を得て、これからのソーシャルメディア時代幕開けの手応えを感じたものです。いま、それは現実的なものとなりました。そして僕たちの特徴は、ジャーナリストではない点です。著書やメディア上での連載、講演等の言論活動は積極的に行っていますが、いずれも実務に基づいた知見であったり、ビジョンであったりします。とにかく、実務主義な二人です。実務にどっぷり浸っていないと気づけないことはたくさんあると感じています。だからとことん実務にこだわっています。そんな立場から、ソーシャルメディアやモバイルの世界をこのオガワカズヒロチャンネルで、オガワカズヒロ流にひもといて行きたいと思います。これから、お付き合いのほどよろしくお願いします。オガワカズヒロ
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