岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/05/14
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/05/07配信「関ジャムここがすごい!」の内容をご紹介します。
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2017/05/07の内容一覧
- おもちゃ紹介「宇宙飛行士ゴードン・クーパー」
- 『魁!! 男塾』のマグネット
- おぎやはぎの発言が話題の件
- 『関ジャム 完全燃SHOW』とは?
- J-POPを楽しむポイントを教えてくれる「J-POP検定」
- 『関ジャム』の面白さは『BS漫画夜話』
- 今日本で一番頭のいいヒャダイン
- 平井堅の『瞳をとじて』が新しい王道を作った
- ヒャダインが完璧な曲として選んだ『残酷な天使のテーゼ』
- 関ジャムベスト3 ①東山紀之のマイケル・ジャクソン解説
- 関ジャムベスト3 ②ヒャダイン これはやられた回
- ラップの面白さを解説する「怖くはないよ、ラップの世界」
- 関ジャムベスト3 ③欅坂46の振り付け
- 歌詞回にあたりなし
- いきものがかり水野くんの面白さ
- 瞬殺イントロの小田和正『ラブ・ストーリーは突然に』
- 世界観に引き込みイントロのクリスタル・キング『大都会』
- 日本一救いのないイントロは、五輪真弓『恋人よ』
- 劇場映画1本見たような物語感があるイントロ、石川さゆり『津軽海峡冬景色』
- プロミュージシャンはやっぱりすごい
- 機材の沼にハマってしまった人たち
- 音楽業界あるある
- 『巨人の星』のテーマ『ゆけゆけ飛雄馬』のメロディラインは軍歌
- 世にもすごいトンチキソング『アムール川の流血や』
- 『正解するカド』が面白い!
- 世界初・多次元空間の表現
- 『正解するカド』でやりたいこととは?
『正解するカド』が面白い!
あの、『正解するカド』が面白いんですよ。
第1話までのだいたいの設定を言うと、羽田空港の滑走路に1辺2kmの立方体……まあ、サイコロだよね。1つの辺が2kmの巨大なサイコロ体が、いきなりドーンと現れた。そこにボーイング777がファーっとツッコんじゃって、乗客全員がその中に飲み込まれる。その飲みこまれた人間の中に、たまたま敏腕の外務省の交渉官の「真道幸路朗(しんどうこうじろう)」というやつがいた。こいつが主役になるんだよね。
(中略)
ヤハクイくんは「人類にワムという無限のエネルギーを与える」と宣言するんだ。なんかねスーパーボールみたいなボールなんですけども、このボール2つに、プラス・マイナスの電極でもなんでもいいんだけど、とりあえず繋ぐと、そのデバイスにとって最善の電圧電流周波数で電気が流れる。おまけに完全に無尽蔵。
(中略)
そのワムのエネルギー源というのが、ヤハクイの来た「高次元世界」というやつなんだけども。
アニメの中では「異方」と言っていて。「高次元世界」と言うと「ちょっと誤解がある、違う」とか言われるんだけども。描写としては完全に、3次元を超えた4、5、6次元くらいの世界なんだ。
それがよくわかるのが、ヤハクイが「ちょっと教えるよ」って、「そこのペットボトルをとってもいいか?」と言うんだ。するとヤハクイの手の肘から先が消えて、いきなりペットボトルの近くに、ヤハクイの腕がすごい小さい状態で現れて、それがスーッと大きくなってペットボトルを掴む。するとペットボトルごと、切れたヤハクイの腕がヒューッとその場で縮んで、次にヤハクイの手が元あった場所に現れて、ペットボトルを持つという描写。
これは何かと言うと、たぶん「世界のSF映像の中で初めて的確に表現された多次元空間での物の動き」だと思う。というのは、例えば「4次元とは何ですか?」という質問に対して、よく「時間だ」とかいうんだけども、正しくは「縦・横・高さの3方向以外の方向が含まれた世界だ」と言うのが、幾何学的にいえば正しい4次元の説明なんだ。もしそんな縦・横・高さ以外の方向がある世界があるとしたら、どういうふうに見えるのかっていうと、僕らにはわからないので、現れる時はいきなり現れるのでなくて、無限に遠いところから、手前に向かって現れてくるはずだ。それはどの方向から見ても「遠いところから近づいてくる」ように見えるはず。手前においたカメラから見ても、奥においたカメラから見ても近づいてくるように見える。そんなことは僕らの次元ではありえないんだけど、それが多次元空間での在り方なんだ。だから、それが消える時もぱっと消えるんではなくて、あらゆる方向から見て、遠ざかっているように見えなきゃいけないんだよね。
この『正解するカド』の中で描かれている多次元空間っていうのは、ものすごくSF法則的に正しいんだよ。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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