岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/03/18

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2019/03/10配信「映画、好きですか?オール・パペット春の総進撃」の内容をご紹介します。
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2019/03/10の内容一覧


庵野秀明の『シン・ウルトラマン』製作の噂は本当か?

 事実かどうかわからないですけど、ニュースにはなったので取り上げます。
 ネタ元はBIGLOBEのニュースですね。


庵野秀明監督で「シン・ウルトラマン」製作の噂広がる 円谷プロ「当社が発表したものではない」


(中略)

 というわけで、今のところ、僕もこの噂は信じてないんですね。
 そもそも、大本の話が「日刊大衆」ですからね。どんなニュースソースなのか、よくわからないんですけども。

(中略)

 中国で勝手に『ウルトラマン』が作られている。それに対して、日本の円谷プロは訴訟しているんだけど、どうにも見通しがつかない。『ポケモン』や『ガンダム』みたいにアメリカで実写化したいんだけど、これも、どうなるかわからない。
 というところが、実情だと思います。

 ここからは、岡田斗司夫の妄想です。
 「じゃあ、いっその事『ウルトラマン』というコンテンツを仕切り直したらどうだろう?」というふうに円谷は考えたんじゃないかな?

 『シン・ゴジラ』によってゴジラ人気が復活したように、庵野秀明に『シン・ウルトラマン』として作ってもらう。
 そしたら、もう一度、円谷プロの版権100%として仕切り直しができて、視聴できる作品が作られる。以後の『ウルトラマン』は、すべてこの『シン』のシリーズとして継続したら、国際的な版権問題も、以後の作品に関しては、一応、解決できる。

 ついでに、これは庵野秀明のいる「カラー」という会社にとってもおいしい話。
 なぜかというと『シン・ゴジラ』を作って、いくらヒットしたからといって、『シン・ゴジラ』というのは東宝の版権100%の作品だから、権利的にはカラーにとってはおいしくないんですね。いくら「庵野秀明監督作品」と言っても、その『シン・ゴジラ』の続編の権利も、商標化権も、商品化権も、すべて東宝側がハンドルしているものに過ぎないんです。
 でも、この状況で、円谷プロで『シン・ウルトラマン』が作られるんだったら、カラーの権利も0にはならないだろう。というか、交渉の余地が十分あるんじゃないのか?
 なので、『シン・エヴァンゲリオン』で、どうせ予算を山程使って、いわゆる高畑勲の作品が終わった後のジブリ状態になってるであろうカラーが、ちょっとこう「権利的にラクの出来る『シン・ウルトラマン』に着手しよう」と話し合ってたということは、あながち、ない話ではないな、というふうに思いました。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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