・データランプが見えない
・呼び出しボタンが押しづらい
といった声がよく上がってきています。
次郎も以前コラムで書かせていただきましたが、先日、年配の方が苦労してコールボタンを毎回押しているのを見て、あまりユーザー寄りな筐体ではないんだな、ということを思った次第です。
まだまだドル箱を使っているホールはたくさんあります。全国でこういった問題は起きているのでしょう。
データランプにしても、サイド液晶に書いてあるからいいじゃん!……なんてことはなく、回転数はもちろん大当たり回数や連チャンの履歴も気にして台選びをする人がほとんどですからね。
そこを考えると、今度の「CR牙狼GOLDSTORM翔」は、同じド派手で上部が隠れるような筐体の作りではありますが、しっかり考えられて作られているなと思うわけです。
コールボタンが筐体についているからですね。
正確には、筐体の呼び出しボタンを押せば、店員さんがデータランプに信号が行くわけではないものの、筐体自体の表示で店員さんに気付かせるように出来ているようです。
前述の通り、苦労されている年配の方を見てしまうと、これだけで次郎はすごいなと思っちゃいますね。ユーザーのことをしっかり考えてくれているんだな、と。
思えば、最初に下皿がない筐体を出したのも京楽だったような気がしますね。
パーソナルの導入店であればザーっと玉をすぐに流し落とせるのは便利でしたが、ドル箱のあるホールだと玉の跳ね返りや音のうるささに辟易してしまったことを思い出します。
アイデアは画期的なんですけど、先を行き過ぎているというか、最後の気配りの部分が惜しい、というか。
牙狼も最高傑作とSanseiが謳うだけあって、仕事人に負けないくらいの自信が窺えます。
この夏は、筐体のインパクトも含めて仕事人と真っ向対決になりそうですが、どちらがお客さんの心をガシと掴むのか、非常に興味深い部分であります。
個人的には、そういった配慮の部分で牙狼に分があるんじゃないかと思いますけどもね。
それにしても、他のメーカーはこのインパクトに追随してくるのか、それとも傍観しているのか。
おそらく傍観するメーカーが多いんじゃないかとは思いますが、いっそ全メーカーがそれぞれ仕事人や牙狼クラスのインパクトがある筐体を出してくれれば、ホールのアミューズメント感という部分では良くなっていくんじゃないですかね。
仕事人や牙狼を打ち慣れてくると、他の台じゃ物足りないと思ってしまうんじゃなかろうか、それが心配な覆面次郎でございやす。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。