揶揄されがちなオカルトですが、業界の人間に聞いてみると、まったくあなどれないという人もいます。実際、オカルトで勝っている人も多数いるわけですからね。
それでも結局、「楽しみ方のひとつとして、オカルトという遊び方をしてくれれば嬉しい」なんて開発者に言われてしまうのがオチだったりもします。
しかし次郎、少なくとも海シリーズには真剣にオカルトが通用すると思ってます。ちょっと考察してみましょうか。
海シリーズにオカルトが通用すると考える理由は、絶対的に大量導入される台だからです。
お客さんをつけるためのちょっとしたエッセンスとして、スペック以外の何かが味付けされてたとしてもおかしくはないのかなと。検定も海シリーズなら今までの安心感とかで通ったり…しないですかね?
開発の人間も知らない味付けはあってもおかしくないと、元メーカーの人間も言ってましたからね。警察とメーカー上層部の癒着も明るみになったりする現在、何があっても不思議ではありません。
では。
仮に、「見た目は通常でも大当たりしやすいモード」みたいなものがあったとしましょう。海シリーズでそれを示唆できるとしましょう。皆様なら何で示唆しますか?
ええ、出目と答える人が多いのではないでしょうかね。
または、魚群やリーチの出現率とか。
海にオカルトを感じてしまう理由のひとつは、演出が「リーチがかかってから」だからなんですよね。リーチ後に魚群が出て欲しい、それしか考えることがないからです。
なので、リーチでない出目のときなんかは、クロスラインのゲーム性もあいまって、並びを凝視してしまう。そんなところから出目の印象が強い。
やんわりとお客さんに示唆できるものが多いんですよね。他の機種で、ハズレ時の出目やなんか見るでしょうか?
海シリーズだけは、見るんですよ。
出目から見るオカルトは、こういったことからもなんとなくあり得ると思ってます。
見た目は通常でも大当たりしやすい……それって潜伏確変、ですよね。以前、海は時短に見える隠れ確変を搭載していたことがあります。それって最近の台でもあるんでしょうか……? もし、時短100回を消化して電サポが切れても、確変っていう可能性は……?
ね。考えられることが海にはいっぱいあるんですよ。
ただ、なぜ海だけはオカルトという方式が成り立つのか、という理論もある程度説明がつくかと思うのです。
まず、海シリーズは総じて甘いです。あ、正統な海シリーズですよ。今なら沖海4とかですね。STタイプとかじゃないやつ。
スペックの甘さが根底にあるため、海シリーズが勝ちやすいってのはあるでしょうね。
それを踏まえると、
「勝ったことのある人がもっとも多いパチンコ台」
そう言い換えられるんじゃないですかね。
演出のシンプルさゆえにオカルトの敷居が低く、勝ちやすい台となれば、勝てる方法を探しますよね。当たりそうな台を探しますよね。
次郎的には、その行動がすでに「勝つためのオカルト」を実践しているんじゃないかと思います。
海シリーズをメインで打っている人は、知らず知らずに勝ちやすい台に座り、そこで得たオカルトという名の経験則を立ち回りに活かしている。
これが海シリーズというモンスターマシンに我々がハマってしまう理由なんでしょうね。
スロットなら、ジャグラーというモンスターマシンにも、同じ理屈が通用するかと思います。
あー、原稿を書いてたら海が打ちたくなってきました。明日は海でもまったり打ちましょうかね。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。