小さい頃見てたテレビ番組の話。
 テーブルの上に並べられたご飯と数品のおかず、味噌汁と飲み物なんかを目の前に、「料理をどの順番で食べるか?」みたいなクイズコーナーありませんでしたっけ?

 なんとなく記憶の片隅に残ってるんですよね。これってけっこう性格が出るところかなって思うわけですよ。

 メインディッシュからいく人。
 漬け物的な立ち位置の料理からいく人。
 まずはお茶という冷静な人。
 まさかの初手白米。

 ……別に間違いなんてのはなくて、好きなおかずを最初に食べるか、最後にとっとくかっていう話みたいなもんですわ。単なる性格診断。

 でも、ことぱちんこに於いてはどうでしょうね。
 スロットや低貸も含めると、機種単位よりももっと広い目で見て、ホールに入ってからの選択肢ってかなり多い。
 甘デジもあればライトミドルもあって、メインのミドル、羽根モノ。
 スロットもノーマルタイプにART、そしてゴッドなどの高射幸機。

 いったいどこから手をつけて、どこに帰結するのか。
 これは立ち回りという意味で、勝ち負けに繋がる話なんじゃなかろうかとね。

 次郎なんかが負けるときのパターンって、

1.まずは遊びたいと甘デジへ。
2.甘デジで投資が嵩み、ライトミドルへ。
3.ライトミドル当たらず、これを取り返すならとミドルへ。
4.もうゴッドしかない。
5.記憶がありません。

 ……このパターンですね。これが非常に良くない。
 「遊びたい」という気持ちなのに、最終的にはとんでもない負け額に膨れ上がっている。
 それなら、まだ逆のほうがいいです。
 軍資金を決めておき、ミドルが当たらなければ甘デジのほうへシフトしていく。そのほうがまだ軽症で済みます。(実戦上)

 いやいや、そもそも「軽症で済みます」ってなんだよ、と。
 ハナから怪我する前提の話じゃ負けてもともとだろう、と。

 皆さんはこの順番、気にしたことありますか?

 さてここから本題。
 これはですね、「何から食べるか」というところに目が行きがちですが、実はもっと別の意味がある気がするわけですよ。

 本当に優秀な人は、食事をする前に自分の腹の中と相談し、食べれる分だけ食卓に乗せて、好きなように好きな順番で食べる。

 次郎の場合は、食べる順番を気にして、食べ切れない分までお皿に盛ってしまってるんですな。
 だから食べ切れず、打ち散らかすという事態になっちまうわけです。欲張りすぎなんですね。食べる順番よりも、軍資金をどう配分するかっていう問題なんですな。

 失敗から学べと偉い人は言いますけど、ぱちんこも負けから学べってことですわ。


 次郎のように負けてばかりいると、わりと冷静に「負けること」の分析ができたりします。
 そう簡単に勝てなくて当たり前なんですよ。ホールでその日勝ってる人なんて2割以下って言われてるくらいなんですから。それなら負けを抑えて、2割に自分が入れる日を見極めればいいって話なんですよ。

 その見極めのひとつが、こういった分析なのかなって思います。
 次郎もきっと、あと100個くらい見極めの材料が見つかれば、勝ち組になれるような気がするので頑張りますね。


 それでは今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。