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スマパチ、スマスロの影響もあるのかどうかわかりませんが、今年2022年の上半期はパチンコ店の閉店店舗数が過去最高だそうで、次郎も思い入れのある店がどんどん閉店してしまって寂しい限りでございます。
もちろん、打つからには勝ちたいと体力のある大手チェーンに行くってのは当たり前なんですけど、昔はなんだかアットホームなお店も多くて、居心地がいいからって理由で通ってたりもしました。
今週はそんな古き良き店の思い出話をさせてくださいね。
まず、次郎が生まれて初めて足を踏み入れたホール。これはもう10年も前に潰れました。
次郎が初めて打ったのはスロットの「リズムボーイズ」……今は亡き“裏モノ”ってやつです。バイト先の先輩に連れていかれ、調子良く連チャンさせる先輩を横目にバイト代の1万円があっという間に消えて行った衝撃を今でも鮮明に覚えております。
そこからものの見事にスロットにハマり、そりゃもう裏モノを求めて地方へ旅打ちに行ったり、次郎が打ってたのはハナビやサンダーV、アステカといったユニバ(アルゼやエレコ)の全盛期でしたが、打ったことのない古い台を探して目についたホールには入ってみる、そんな学生時代を過ごしてました。
都内のとあるスロ専のホールでは、入ってみるとお客さんはゼロ。なんと店内では、おそらくその店の息子さんでしょうか、小学校低学年くらいの子供が店のスロットを打って遊んでます。
ふらふらと台を見てると、4号機初期の古い台がほとんどで、ドル箱も今あるような大きな箱ではなく、細長いドル箱で500枚程度しか入らないような珍しい形。
打ったことのないコンチネンタル3なんかが置いてあって、当時からしても相当古い台だったのでワクワクで打ってると、早々にエラー。
店員のおじいちゃんが出てきて、「エラー直すまでこれ使って遊んでて」と、なんとその細長いドル箱いっぱいのメダルを渡してくれたんですよ。
まさかそのメダルをそのまま流すわけにもいかず、1万円ほど遊ばせてもらって退店しましたが、店内で子供が遊んでたり、メダルを店長さんがくれたり、当時でも到底考えられないほどのアットホーム感に感激し、通わせてもらいました。
そして金遣いも荒くなってきた頃、好きな台には執着して朝から閉店まで打ち倒したい、そんな打ち方をするようになる次郎。
パチにもハマり、初代牙狼やエヴァなどの人気台だけでなく、なんとなくフィーリングが合うバラエティコーナーが面白いような店にも通います。
駅近くの激戦区だったお店ですが、ここも先月で閉店するという発表がありました。
どのお店にも打ち納めに行くことはできませんでしたが、ここまで思い入れのあるホールが次々と閉店していくというのは悲しいものですね。
コンプライアンス重視の世の中にはなってきていますし、もちろん重視されて当然だとは思いますが、業界全体を学校で例えるなら規律正しい優等生ばかりになっているような気がして、なんだか寂しい限りですな。
個性的で近付き難いヤツもいればちょっと悪いヤツもいて、優等生もいて。だからこそ学校って楽しかったのかなって思うと、今のパチンコってどの店も優等生。
パチやスロも設置台で個性を出すってことはできなくて、どこへ行っても同じ雰囲気に感じちゃうんですよねぇ。
色んな個性があって、そこに魅力を感じてパチやスロにハマった次郎ですが、もし次郎が今の若者だったとして、パチにハマるかどうかっていうと微妙なところかもしれません。他にもゲームやサブスクといった面白い趣味がたくさんある世の中です。
台にしろ店にしろ、個性を持つということは、ひとつ新しいユーザーを生み出すヒントになるかもしれませんな。
皆さんの思い出のホールはいかがでしょう?
個性的なホールのお話もぜひ聞かせてくださいな。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・「PガンダムSEED」
前々からウワサになっていた、ガンダムシリーズ最後にして最強の刺客と言われるコンテンツ。SEEDもDESTINYもめちゃめちゃ好きなんで期待したい。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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