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パチンコのほうでは、京楽の新台「Pアズールレーン」が予想以上の高稼働を見せていますな。
年末年始の商戦では「Pゴジラ対エヴァンゲリオン」の一人勝ちだと予想されていて、ホールもそれを見越した導入台数を用意していると思われますが、予想を裏切って少数導入だったアズールレーンが稼働をし、中古価格もそれに従って急上昇。リゼロ、エヴァに続く3位という高額で取引されています。
アズールレーンがさほど稼働しないと思われていたのは、まずその複雑なシステム。
初当たり確率は1/46となっていますが、その91.8%が2ラウンドの「明石ギフト」という当たり。小当たりみたいなもので、80個程度の玉を獲得できます。
通常状態ではラッシュは1/46の0.7%とかなり薄く、ほぼ期待できないという状態です。
1/46を引き当てた後、内部では潜伏状態となります。とはいっても確率は1/41と変わらないのですが、ここで7.7%の振り分けを引き当てることができれば晴れて7ラウンドの当たりを手にすることができます。
しかし2.2%は通常当たりなので、実質は5.5%の振り分け、つまりラッシュ突入率は61%程度となってきます。
これらを合算すると、7ラウンドの大当たり確率はおよそ1/499。ラッシュ突入率61%という、マックス機時代並のスペックになってくるわけですな。
複雑なシステムの上に初当たりもかなり重く、それに見合った爆発力はもっているものの、これに加えてST86回転後の50回転当たりなしで遊タイム突入という引き戻しモードの存在はパチンコの歴史の中でも非難の多かった潜伏確変を彷彿とさせるもので、ホール関係者も敬遠した、というのは間違ってないように思えます。
しかし、そんな予想を覆す高稼働をしていることには、 京楽らしからぬ演出バランスやダンバインのような気持ち良さのあるラッシュも当然要因になってくるとは思いますけども、スマスロから始まった高射幸への期待感みたいなものも感じますねぇ。
スロでの爆発に目が肥えた打ち手は、パチでもワンチャンスをものに出来ればコンプリート(9万5000発) の可能性すらあるギャンブル性の高い台を好むようになってきたのではないか、と。
また、朝イチがラムクリ状態であれば、136回転の間に1/46当たりを引かなければ遊タイム発動というスロットのような攻略要素も絡んで、スロを打つような若者を取り込んだ可能性もあります。
そしてそこから次郎が思うことがひとつ。
実はこのアズールレーンって、けっこうスマパチに寄せられた要素が詰まっている台でもあるってこと。
重い初当たり確率。
コンプリート機能の実装と、そこまで到達できる可能性のある確変性能。
スマパチから設けられると言われている、ラッシュ抜け後やラムクリ後のゾーンという攻略要素。
内部のシステムは複雑になっているものの、まさにスマスロの布石となっている台がこのアズールレーンだと思います。
業界的には反応の悪かったアズールレーンが打ち手から高い評価を得られるということは、スマパチも同じように受け入れられる、高稼働が期待できる……そんな前向きになれる1台だったのかなと。
スロット、パチンコとも変遷の最中にあり、これからも手探り状態の台が出てくると思いますが、スマパチもスマスロと同じようにヒットして、再びパチンコ人気の時代が訪れて欲しい。そして、その足掛かりになり得るアズールレーンの評価。
なんとなくそんな印象を受けている次郎なんですが、皆さんはどう思われるでしょうか。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・サミー「Pブラックラグーン4」
意外と甘デジが高稼働をしたブラックラグーン、最新作もウワサされています。世間からの評判はさておき、原作が大好きなんですよね……バラライカ姉さんの無双が見たいっす。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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パチランブログ
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