いまではいくらでも、自宅のパソコンやスマホから、その地域ならではの商品を購入することができる。今回紹介するお酒「天神囃子(てんじんばやし)」もそのひとつだ。
NPO法人「越後妻有里山協働機構」は、新潟県の越後妻有地域(十日町市・津南町)で「大地の芸術祭」を主催するほか、地域の地場産業を応援する活動をしている。
現在クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、越後妻有の蔵元・魚沼酒造が作る清酒のメインブランド「天神囃子」のボトルデザインを一新させた「大地の芸術祭エディション」を展開中だ。
ちなみに「天神囃子」とは、信濃川流域の地域に広く唄い継がれている祝い唄のこと。古い唄の名称だが、現在でも宴の序盤に唄われることがあるという。
明治に創業した十日町市の魚沼酒造は、越後妻有に現存する4つの清酒酒造会社の中では最も歴史の長い酒蔵。
新潟県産の酒米を使用し魚沼山系の軟水で仕込んだ、しっかりとした旨口に仕上がる清酒は、お祝い事や贈り物に利用されることはもちろん、家庭での晩酌用としても親しまれている。
「新潟の淡麗辛口」が一大ブームを巻き起こし、甘口・旨口の酒が敬遠された時代でも、頑なに自分たちの味や酒づくりに対する姿勢を変えずに、甘口・旨口を守ってきた。
「天神囃子 大地の芸術祭エディション 純米大吟醸原酒」は、500本限定で発売。酒米は、米どころ・酒どころの新潟県が試行錯誤の末に生み出した新品種「越淡麗」を使用している。
生酒に近くフルーティーな香りを残しつつ、熟成された旨みが感じ取れる。また加水をしていないため、アルコール度数を調整することなく濃厚な状態のままの原酒なのだ。
米由来のさわやかな甘みが特徴の「天神囃子 大地の芸術祭エディション 純米吟醸」やぬる燗で本領発揮する「天神囃子 大地の芸術祭エディション 特別純米酒」も同時に発売。3本セットでも展開している。
商品それぞれの詳細な特徴、デザイナーが語る新ボトルデザインの意図はMakuakeのプロジェクトページをご覧あれ。
じわじわと残りの商品は少なくなっている。この機会に、ぜひ一度味わってみてはどうだろうか。
天神囃子 [Makuake]