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壁が厚く音量問題ナシ。Perfumeを歌い踊るための小宇宙(戸越銀座):みんなの部屋
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壁が厚く音量問題ナシ。Perfumeを歌い踊るための小宇宙(戸越銀座):みんなの部屋

2017-01-23 06:00
    人気連載「みんなの部屋」vol.50。部屋づくりのアイデア、お気に入りの家具やアイテムなどの紹介を通して、リアルでさまざまな「暮らしの在り方」にフォーカスします。

    東京で一番長い商店街としても有名な戸越銀座。五反田、目黒、恵比寿が自転車圏内でありながら、比較的賃料が安いのも魅力だ。大の『Perfume』ファンだという荻野さんが暮らすマンションは、戸越銀座商店街沿いながらメインエリアから離れた静かな場所。そこには、敬愛するアーティストの魅力を存分に享受するための部屋があった。

    名前:F.Oさん
    職業:編集者・ディレクター
    場所:品川区・戸越銀座
    面積:1K 26㎡
    家賃:非公開(賃貸)
    築年数:築15年 賃貸マンション

    お気に入りの場所

    ソファ兼用のベッドから広がる小宇宙

    家にいるときは、ソファとしても活用する無印良品のベッドが定位置。テレビを観たりネットサーフィンをしたりと、すべてがこの場所で完結する。

    「周りに高い建物がないので、光も入って見晴らしがいいんです。まあ、日が当たる時間は家にいないんですけどね。帰ってきたら、YouTubeやビデオで『Perfume』の映像を大音量で観ています。たまに、鏡を引っ張り出してきてダンスの練習もしてるんですよ(笑)」

    この部屋に決めた理由

    長く暮らした中目黒から、もうちょっと安いところへと不動前のマンションに移動。そこは広さもあり、ある程度は満足していた。それでも戸越銀座へとさらなる引っ越しをしたのは音の問題にある。

    「前もマンションだったんですけど、ものすごく壁が薄くて『Perfume』が大音量で聴けなかったんです。何よりも、映像に合わせて歌えないことが非常にストレスでした(笑)。

    ここは最上階で横も一部屋だけ。何よりも分譲マンションで壁が厚いのが気に入っています」

    残念なところ

    「暑さ寒さの苦労もないし、とくに困っていることはないんですけど、あえて言うなら広さかな。前の部屋が広かった分、もう少し欲しいとは思いますね。ダンスの練習をするにも、家具をどかさないといけないのが不便なので。

    あと、24時間換気のマンションは密閉されすぎた感じがちょっと怖い。もちろんベランダもあるし窓も開くけど、なんだか真空タッパーのなかに住んでる気分になるんです(笑)」

    お気に入りのアイテム

    洒落た鉢に活けた多肉ちゃん

    天王洲の「Ouur by KINFOLK」で購入し、花瓶に植えた多肉植物。木箱は目黒通りの古道具屋で買ったもの。

    「僕は“多肉ちゃん”って呼んでいるんですけど、この部屋は日当たりがいいので育ちもいいですね」

    映像世界に浸るための間接照明

    もともと付いていた照明を外し、自分で付け替えたというスポットライト。

    「蛍光灯の色が好きじゃないんですよ。これは調光機能がついているので、映画を観るときはちょっと暗くしたりと便利です。いま見たら、前の照明の跡が残ってますね……」

    キッチンに佇むホルスタインのフィギュア

    「友だちの結婚式に出席したときにビンゴで牛肉が当たったんですが、これがオマケについていました。以来、ずっとキッチンにいます」

    本の適正冊数を測るDIYの棚

    書籍の編集者という仕事柄、どうしても本が増えてしまいがち。荻野さんは、置き場所を決めることで日々整理している。

    「ブロック棚は前の部屋からずっと使っています。サイズも調整しやすいし、すごく便利。本はここに収まりきらなくなったら捨てるようにしています。ただ、捨ててからまた同じものを買っちゃうこともありますけどね」

    鉄脚テーブルはサイズ調整も可能


    リビングのテーブルは、天板と鉄脚をネットで買って自分で作成。

    TEKOLABO/鉄脚+古材ラボで買ったのですが、安いし高さも自分で指定できるのが便利。板も無垢材を売っているネットショップで買いました。一枚の板をデスク用(長)とリビング用(短)の2つに切ってもらったんですけど、大きい方がかっこいいので逆にしました」

    暮らしのアイディア

    定番アイテムが定番である所以


    賃貸の定番アイテムともいえる、無印良品の「壁に付けられる家具」を様々な場所で活用している。

    「玄関で鍵を置いたりするのに便利なんです。ベッド脇ではスピーカー用に。小さいけど5.1チャンネルサラウンドなんですよ」

    引っ越しの決め手にもなった大型収納

    なるべく外にものを出したくないという荻野さん。玄関脇の大きな収納が役立っている。

    「部屋が狭い分、とにかくモノを出さないことでスペースを確保するようにしています。掃除機などの家電から生活用品などをしまっています。季節モノの洋服を入れ替えるのにも便利ですね。緑の袋は、季節限定の『フルグラ ココナッツ味』。好きすぎて、夏の間に買いだめてストックしているんです」

    これからの暮らし

    行く行くは地方移住も視野に入れているという。いま気になっているのは福岡だとか。

    「まあ、すぐには無理ですけどね。戸越はスーパーやドラッグストア、深夜1時までやっているキレイな銭湯もあって環境がいい。都内で引っ越すのなら賃貸ではなく、買うことも考えたんですけど、ここは大音量が許されるので、しばらくは賃貸暮らしを満喫します」

    「みんなの部屋」バックナンバー

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    新築マンションをヴィンテージ感あふれる部屋にアレンジ(吉祥寺)
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    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/01/366756/
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