今回は、静岡県浜松市のアトリエで軍物を使ったプロダクトなどを製作するJETMINMINの「PIPE-CHAIR-COAT」を紹介する。
浜松を拠点に活動するJETMINMIN
「PIPE-CHAIR-COAT」をつくるJETMINMINは、インディペンデントローカルブランド。静岡県の浜松市の住まい兼アトリエで、ミリタリーアイテムや廃材、地元浜松の織物などを素材に、生活に密着したプロダクトをハンドクラフトしている。
商品を永く使ってもらおうと、有料のリペアサービスも行っているという。
パイプ椅子に、コートを着せるという発想
学校や町の集会で必ずといっていいほど使われているパイプ椅子。折りたためばたくさん収納できるし、必要な数だけ出せば即席の会場を作れる便利なアイテムだ。しかし、その存在について深く考えたり、その姿をじっくり眺めたりしたことはない。
そんなわき役的な椅子を主役級にしてしまうのが、この「PIPE-CHAIR-COAT」。軍のテントなどをリメイクして作ったカバーをコートのようにパイプ椅子に着せて使う。
本当は物凄くいいデザインなのに評価や扱いが低い折り畳み椅子に敬意を表してコートを着せました。
現在は軍のデッドストック生地を使用したHUN(画像左)と、JETMINMINが地元の生地問屋と一緒にブランド化した浜松近郊の工場で作られる帆布「ハママツカンバス」を使用したCAN(画像右)の2種のコートがラインナップ。
Webサイト内では、パイプ椅子を持っていない人のために「ASKUL」のパイプ椅子販売ページまで誘導している丁寧さ。
どこかで貰えそうな気もするし、古いものを安く買えそうな気もする。パイプ椅子が手元にあるならば、ぜひこの「PIPE-CHAIR-COAT」を着せてみたい。
PIPE-CHAIR-COATvariation:CAN(ハママツカンバス11号)/HUN(ハンガリー軍デッドストック反)
size : 幅45×奥行47×高さ69cm
販売価格 15,120円(税込)