料理をしているとき、鍋のなかの変化が外側から見れたらいいのに、と思ったことはないだろうか? 鍋の中が見えたら、食材が火を通すことによって変化していく様子がハッキリとわかって調理しやすいはず。

そこで今回はガラスで出来た透明な鍋であるFority cooking potsを紹介したい。今までではガラスの鍋というのは不可能と考えられていたが、そんな常識を覆すかのようにデザインされたアイテムとなっている。

Forty cooking potsは、デザイナーのHuy Pham氏によって製作されたガラスの鍋。実際に製品化はされておらず、彼のデザインプロジェクトの試作品として設計された。

ガラスの鍋ということで、割れる心配があるのではと考える人も多いだろう。しかし、この鍋にはホウケイ酸ガラスという耐熱性の強いガラスとして有名な素材が使用されており、熱衝撃にとても強い鍋となったのだ。

更に、ホウケイ酸ガラスは耐熱性・耐薬品性に優れていることから、理化学器具や台所用品などに頻繁に利用されている。そんな特殊なガラスを応用して、Forty cooking potsは熱に耐えられるようにデザインを施工錯誤した末に誕生した。

クッキング用の計量カップなどに応用されるホウケイ酸ガラスだが、大きな容量を持つ鍋としてデザインをされることは滅多にない。だからこそ、Forty cooking potsは鍋調理をより楽しくしてくれる。また、透明でシンプルな見た目も美しいので、テーブルにそのまま置いてもおしゃれなキッチンアイテムとして見栄えがいい。

料理好きな人は是非とも使ってみたくなる、透明な鍋であるForty cooking pots。実際にプロダクト化されていないのが残念ではあるが、今後是非とも商品化してほしいアイテムと言えるだろう。

実際にデザイナーのPham氏も現在商品化に向けて準備しているとのことなので、今後が楽しみである。使うだけでおしゃれで楽しめる、スープはもちろんのことサラダなどにも使用したい便利な鍋だ。

Forty cooking pots
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