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落ち着けるリノベ部屋には、パートナーと友達の想いが溢れている(逗子)|みんなの部屋
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落ち着けるリノベ部屋には、パートナーと友達の想いが溢れている(逗子)|みんなの部屋

2019-04-03 22:00
    都内のIT企業で、編集者・ライターとして活躍するあかしゆかさん。

    5月に結婚を控えたタイミングで彼と逗子に引っ越し、7ヶ月が過ぎました。

    逗子にはそれまで来たことがなく、縁もゆかりもない土地だったそうですが、どうして、逗子に住むことにしたのでしょう。

    「DIY」と印字されたポストが手招きする玄関からお家にお邪魔し、前の住人がDIYした空間を活かしたという「落ち着く家&仕事場」での暮らしを拝見しました。

    名前:あかしゆか
    職業:編集者・ライター(IT企業所属)
    場所:逗子
    面積:41m² 1LDK 一軒家
    家賃:9万9千円

    お気に入りの場所

    元押入れを生かした、おこもり感のある仕事スペース

    「はじめてこの物件に訪れたときに、ここは絶対自分の仕事スペースにすると決めたんです」

    押入れの戸は前の住人が取り払ってしまっていたそう。元押入れならではの奥行きがあるため、大量の本が無理なく納まっていました。

    「本が好きで、家中のいたるところに溢れているんですが、仕事スペースには、仕事に関する本だけを集めて置いてます。そうすれば、ここから動かなくてすむので(笑)」

    週2日でリモートワークをしているというあかしさん。

    デザイン会社を経営する彼も、家にいる時は、暇さえあれば仕事をしているそうです。

    2人にとってはこの家は、家であり仕事場。「落ち着ける空間」となるように、全体的にトーンは控えめのものを選び、照明も暖色にしているとのことでした。

    お酒好きなふたりがまどろむリビング/ダイニング

    「ふたりともお酒が好きで、ジンを数種類置いてます」

    「お気に入りは『ボタニスト』に、半分に切った金柑を5~6個いれて作る、金柑ジントニック」

    ザ・ボタニスト [ ジン 700ml ]

    ¥4,150 Amazonで見てみる

    立てかけられたアコースティックギターは彼のもの。ものすごく上機嫌な時に限り、夜に弾きながら歌ってくれるそう。

    「無駄にうまい(笑)」のだとか。

    この部屋に決めた理由

    「そもそも逗子には、来たことがなかったのですが、彼と共通の友達に、毎週土曜日限定でオープンする珈琲店『アンドサタデー』に一緒に行こうよ! と誘われたのがはじまりです」

    「元々都内で引っ越し先を探していたときにアンドサタデーへ行き、お店を営むご夫婦の逗子での暮らしぶりを聞くうちに、彼が『逗子、意外にアリだね』とすごく乗り気になって(笑)」

    彼は、ギリギリ通える範囲で、都内とはまた違った暮らしを持てることに興味を持ったそう。

    「この物件にも、アンドサタデーのご夫婦が、自分たちがお世話になった不動産屋さんを紹介してくださったおかげで出会えたんですよ。

    空間が広すぎず狭すぎず、水回りも綺麗で、駅から徒歩10分ほどの立地。いろいろな面で、暮らすのにほどよいと感じて決めました」

    残念なところ

    ガス火派なのにIH

    火力が強い、ガス火が好きだというあかしさん。

    火力強く調理したい時は、買い足したコンロを使い、料理するそうです。

    木造のため、音が聞こえやすく寒い

    「隣の人が帰宅すると、音ですぐに分かる(笑)」とのこと。

    木造で築年数も古いため、冬場はかなり寒かったそうです。

    逗子あるあるの鉄サビ

    「雨が降ったら、鉄製のモノはサビてしまう」のが、逗子あるあるだそう。

    あかしさんの愛車「tokyo bike」も、このあるあるで錆びてしまったそう……。

    お気に入りのアイテム

    「MUKU」の傘

    「友だちが作っている傘で、ブランド名は『MUKU』。知的障がいをお持ちの方が描いたイラストを、傘のデザインに落とし込んだプロダクトなんです。

    知的障がいをお持ちの方の中には、同じことを繰り返すことが得意な方が多いそうで、それを生かした素敵なアイテムなんですよね」

    あかしさんは、以前、彼にも『MUKU』のネクタイをプレゼントしたそうです。

    お風呂場のアヒル

    「引っ越すタイミングでAmazonの欲しい物リストをFacebookで公開したら、みんなが思った以上にプレゼントをしてくれて(笑)。このアヒルも、いただきものです」

    溜めたお湯に浮かべて使うのが好きだそうです。

    こちらは結婚祝いでもらったオイルキャンドル

    その他、ビール3箱、キャプテンモルガン2本(1本ほしいと書いたら、2人がくれたそう)、bodumの二重構造グラス「ダブルウォールグラス」などなど……!

    部屋の中にはほしい物リストで届いたものがいっぱい!

    お気に入りアイテムには、ほとんど「友だちが……」で始まるエピソードがあり、家中に、あかしさんとお友達との繋がりが満ちていました。

    暮らしのアイデア

    メインの家具はヤフオク、メルカリを上手に活用!

    家具にこだわると出費がかさむため、机や椅子、棚などのメインになる家具はオークションで競り落とし、極力安く入手したというあかしさん。

    本棚や靴箱、キッチン収納として活用している「りんご箱」も、メルカリで購入したそうです。

    5個で8000円くらいだったそう。

    見えないところはニトリ、見えるところには雰囲気ある古道具を

    空間を圧迫しない低さが好きだという、ベッド。

    布団をめくると、ニトリで購入したというスノコとマットレスが

    見えないところはニトリで揃えて、見える部分は好きなブランド「IDEE」や、こだわりの古道具で彩っているとのこと。

    例えば照明は、鎌倉の古道具屋「そうすけ」で購入した一点モノ。

    店の戸の横に大きく「ひやかしお断り!」という貼り紙がされていたので、「わたしたちは、冷やかさないからいいよね……」と、確認し合ってから、彼と恐る恐る入店したそう。

    広い店内には、所狭しとそこでしか買えない古道具が並んでいたのだとか。

    「しかも意外に安かったんです。この照明は2つ共、8000円くらいでした」

    掘り出し物が低価格で見つかりやすい古道具を暮らしに取り入れ、雰囲気を演出するのも、出費を抑える良いアイデア。

    ごちゃつきがちな洋服は、ロールカーテンでスッキリ収納

    「開けるとやばいです(笑)」といいつつ、覗いて確認

    「服が多くごちゃついて見えるので、ロールカーテンをつけて隠してます」。

    急な来客にも、難なく対応できそうです。

    家中にセンス良く飾られた、ドライフラワー

    月に一度、彼が池尻大橋にあるショップ「チバセイサクショ」でドライフラワーの花束を作り、あかしさんにプレゼントしてくれるそう。

    家中のいたるところに飾られており、控えめなトーンではありながら、こだわりのある雰囲気を演出しています。

    「花束それぞれに、テーマがあるんです。例えば、私の仕事スペースにかけている花束は、私が落ち込んでいたときにくれたもので……。

    これのテーマは『元気いっぱい!』なんだそうです(笑)」

    花がある暮らしがしたいけれど、水やりが面倒で、生花は枯らしてしまうという女性は、あかしさんのように、ドライフラワーを生活に取り入れてみるのもいいかもしれません。

    ずっと残るのも魅力ですね。

    彼との思い出が詰まった写真集や似顔絵のディスプレイ

    棚にディスプレイされていた写真集を見ると、表紙に写っているのは……あかしさん! これは一体……?

    nohanaという、フォトブックを作るサービスがあるらしく、『写ルンです』で写した写真などをフォトブックにして、彼がプレゼントしてくれたんです」

    特別な記念日などでなく、いつも何気ないタイミングでくれるのだとか。

    まだ家具がない当時の写真や、

    お祭りの写真なんかも。甘酸っぱい!

    他にも、「アンドサタデー」で個展を開いていたイラストレーターのおぐまこうきさんに、ふたりと、ふたりの好きなものを、描いてもらった似顔絵もお気に入りだそう。

    思い出を一工夫した形にして、ディスプレイとして飾る……真似してみたい、素敵な暮らしのアイデアだと感じました。

    これからの暮らし

    「実は……あと半年くらいで逗子を出るかもしれません。都内までやはり遠く、終電だと片道2時間くらいかかってしまうので……体力的な問題ですね」

    「ただ逗子も、逗子で出会った人たちも大好きなので、そのつながりができて、とても良かったなぁと。

    彼が月に1度、アンドサタデーで料理をすることも決まっているので、逗子から離れても、これからも交流はつづいていくと思います」

    彼と贈りあった「Hender Scheme」のキーケース

    あかしさんなら、どこに住んでも、新しく出会った友人たちと末永い関係を築き、そんな友人たちや彼との関係性も生かした、温かみある部屋づくりをすることでしょう。

    ネットを駆使した必需品集めと、こだわりあるアイテムを共存させた、「ほどよい」空間づくりは、ぜひ参考にしたいものです。

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