今回ご紹介する西田さんご夫妻の住まいは、長崎駅から北へ車で10分ほど行った、丘の上にあるマンションの1室にありました。
家にある家具は、なんとほとんどがご自身でDIYして作ったモノなのだといいます。
木のぬくもり溢れる空間で暮らすご夫婦に、インテリアへのこだわりを伺いました。
名前:西田良助さん、静香さん職業:ルームアドバイザー(良助さん)、保険事務(静香さん)
場所:長崎県長崎市
面積:60㎢(3ldk)
築年数:20年
お気に入りの場所
お気に入りを集めたそれぞれのディスプレイスペース良助さん1番のお気に入りだというのは、リビングの壁に作ったディスプレイスペース。
「自分が好きだなぁと思ったものはここに並べています。アングルがなんだかとても好きなんですよね」
別室には静香さんのお気に入りを並べたディスプレイスペースも。
クラフト感溢れるこちらの空間は、お店のようなディスプレイを意識して作ったのだとか。
ディスプレイの下には、キャスター付きのケースやコンテナボックスが並べられた収納スペースがありました。
温もりあるかわいらしいデザインの中に、キャスター付きで取り出しやすいという機能性も備わっているのがニクいですね。
この部屋に決めた理由
住みやすく、手を加えられる家としてタイミング良く見つかったこと前に住んでいた家が平家で、冬は寒く、夏は暑くといった住みにくさに悩んでいたのだそう。
そうして引っ越しを考えていたときにちょうど良く見つけたのが、この物件。
以前住んでいた家では住まいに手を加えていなかったといいますが、新しい家ではDIYなどをして手をかけていきたいという希望にも沿っていたといいます。
残念なところ
追い炊きのないお風呂残念なのが、追い炊きのないお風呂。
購入する際にあまりバスルームは重視していなかったそうですが、いざ毎日使うとなるとやはり不便なよう……。
「お風呂はもっと確認しておけば良かったと思います。流石に作れないですしね……」(良助さん)
お気に入りのアイテム
毎年、記念日にプレゼントするリース木のぬくもり溢れる部屋の中で特別な存在感を放っているのが、ドライフラワー。
結婚式のときに「記念日にはキレイなお花を飾ろう」と約束してから、1年に1回、良助さんが静香さんへリースをプレゼントしているんだとか。
「市内にFlowというお気に入りの花屋さんがあり、そこで毎年お願いをしています」(良助さん)
見た目が気に入って購入したミシン台家にあるインテリアのほとんどがDIYしたものだという西田さんご夫婦ですが、その中でもこちらのミシン台は数少ない既製品。
「普段からインテリアを購入することは少ないのですが、蚤の市で見つけた、このミシン台は色合いや雰囲気に惹かれて買っちゃいました」(良助さん)
生活感をなくすハンガー掛け静香さんが良助さんにお願いして作ってもらったというハンガー掛けは、ごちゃつきがちなハンガーの生活感を消すのに一役買っていました。
「ハンガーってどうしても外に出てしまうものですが、極力見えないようにと彼にお願いしたんです。
ハンガーラックはあっても、ハンガー収納ってあんまりないので良いですね」(静香さん)
暮らしのHow Toやティップス
とりあえず作ってみることを大切にする今では家にある家具のほとんどが、良助さんが作ったものなんだとか。
さぞDIYについて勉強したのでは?と思いきや、家具作りの知識はどこかで学んだわけでもなく、設計図があるわけでもないというのだから驚きです。
「作りながら、こうなるだろうなというイメージを膨らませていますね」
「失敗しても大丈夫なように、ホームセンターで買った粗杉材を使っているのでコストも抑えられているんです」(良助さん)
夫婦でそれぞれの意見を確認しながら作っていく家具を作るのは基本的に良助さんの担当ですが、静香さんの意見は必ず尊重するようにしているのだそう。
「作ったものでも取り付けたものでも、妻から『No』が出たらすぐ撤去。
以前壁一面を木材にしたことがあったのですが、バランスが悪いという理由から全て外したこともありましたね」(良助さん)
部屋全体はふたりの好きな色に統一お部屋の色は、2人の好きなブラウン系で統一。
そこにドライフラワーなどで差し色を加える程度にすることで、スッキリ見えるようにしているのだそうです。
これからの暮らし
まだ未着手のリビングドアや玄関スペースもう手を加える必要のないように見えるリビングですが、まだこれからDIYを進める予定なのだとか。
「リビングスペースはほとんど完成に近いのですが、子どもが生まれてからは中々時間が取れずに手をつけられていない部分もあります。
次はリビングの入り口と玄関に着手していきたいところですね」(良助さん)
子どもの成長に合わせて家を変えていきたい「今の娘に加えて今度は弟が生まれるので、この子たちが大きくなる頃には子ども部屋を分けて作ってあげないと、と思っています。
これまでは目の届かないところに行かないよう、極力壁を除くことを意識していました。
けれど、これからは逆に空間を区切っていく方法を考えていかないといけないなと思っています」(良助さん)
ご自身で作られているからこそ柔軟に、そして自由に変えていける住まい。
次に来るときはどんなものが作られ、どんなふうにお部屋が変わっているのか、今から楽しみです。
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