こだわりを持ってセレクトされたアイテムが並ぶこの店で、ROOMIE編集部が「コレだ!」と感じたモノをご紹介していきます。
今回お話を伺うのは、男性スタッフの鈴木さん。
MOSCOTの代表的モデル「LEMTOSH」
今回ご紹介するのは、1915年にニューヨークで創業がはじまったMOSCOT(モスコット)というブランドのフレーム。
アメリカの老舗ブランドの一角であるMOSCOTが作っているオリジナルフレームが、この「LEMTOSH(レムトッシュ)」です。
これがいわゆるアメリカン・クラシックの代表的な形なんです。
サイズ感でいうと、横幅はちょっと小ぶりだけど、縦幅は広くとられているので、四角いウェリントン型と丸いボストン型をかけ合わせたようなモデルになりますね
ブロータイプだった前回の「RONSER」と比べれると、カジュアルさが増した印象の「LEMTOSH」。
バランスのいいデザインだし、人を選ばずかけられそうですね。
おっしゃるとおり、バランスがすごく良いんですよ。かける人を選ばない1本だと思います。
顔の形を選ばないという点ではSHURONと似ていて、「LEMTOSH」も3サイズまで展開があります。
気に入ったけどちょっと小さいな、大きいな、なんて時には声をかけて下さい
スタートでありゴール?
そんな「LEMTOSH」を、鈴木さんは普段から愛用しているそう。
なぜ数あるメガネの中からこの1本を選ばれたのでしょうか?
デザインでいえば、かなり普遍的なアイテムなんです。ある意味、デザインされていないかのような……。
職業柄色々かけてきましたが、結局コレに落ち着きましたね。
実は僕にとってのメガネの入り口がMOSCOTなんです。クラシックでカッコいいという認識は最初から変わらず、色々経て原点回帰したって感じです
アメリカらしい歴史を持ってるのね
MOSCOTがスタートであり、辿り着く先でもあったという鈴木さん。
そのデザインに関して、興味深いことを教えてくれました。
どのブランドもこの形をベースにしていったといようなところがあります。
実は、特にデザイナーなどがいなくて、この形状は工場で生み出されたモノなんですよ。
この型を持っている工場で様々なブランドがフレームを作っていたので、MOSCOT以外にもこの形は沢山出回っているんです
今ではなかなか考えられないことですが、それもデザイナーがいない故のヒストリー。
大量生産を象徴とした当時のアメリカらしいフレームといえるのかもしれません。
敬遠せず手にとってみて欲しい
初めてメガネを作る、という人にも是非選んで欲しいですね。シーンや服装を選ばずにかけられるというのは、やっぱり大きいと思います。
自分がしたい格好などにもパチッと合ってくれるので、メガネをかけ慣れない人でも違和感なく馴染めると思いますよ
なるほど! 歴史あるブランドだからといって、敬遠する必要はなし。
メガネを選ぶ時、デザインやブランドの背景にまで目を向けると、今までとは違う選択肢が浮かんでくる。
自分がかけるメガネにこだわりを持ちたい、知らないブランドと出会ってみたい、という方は、是非渋谷のクラインアイウェアを訪ねてみて下さいね~。
KLEIN EYEWEAR(クラインアイウェア)場所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町35-4 オークヴィレッジ1F
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Photographed by Kaoru Mochida