物質科学者John Rogers氏と彼の事務所MC10はタトゥ―シールのように直接肌に貼るタイプの電子回路「Biostamp」を発明。これを付けることで着用者の体温、心拍数、汗の量などの健康状態のモニタリングが可能になるそうです。
薄いメッシュ状の「Biostamp」は肌とともに伸縮、皮膚が自然に入れ替わるまでの2週間は持続するとのこと。
場所や時間に関わらず正確な健康状態を把握できるだけでなく、24時間継続してモニタリングできるところも画期的。
また、医療の現場だけでなく、スポーツの世界では水分補給のタイミングや心拍数の把握などトレーニングにも役に立ちそう。さらに、肌に当たる紫外線の量を計測して日焼け止めが必要か、肌に保湿は足りているかなど、美容の面でも使い道はありそうです。
John Rogers氏のチームは現在も開発を続けており、ワイヤレス電源とコミュニケーションシステムを組み合わせ、スマートフォンなどにデータ送信する方法を研究しているとか。これができたら世の中が劇的に変化しそうです。
実用化に向けて期待は高まりますね。
Biostamp temporary tattoo electronic circuits by MC10 [dezeen]