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「スピード重視の自転車」から「ゆったり街乗り」仕様に。暮らしの“リハビリ”にも役立つ、でっかいカゴ付き自転車|みんなの自転車
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「スピード重視の自転車」から「ゆったり街乗り」仕様に。暮らしの“リハビリ”にも役立つ、でっかいカゴ付き自転車|みんなの自転車

2021-02-18 17:00
    大なり小なり、だれもが暮らしの変化を余儀なくされたであろう、2020年。

    定食屋に勤務する藤本さんもかくいうで、それまで当たり前だったことが、みるみるうちに崩れ落ちてしまいました。

    名前(職業):藤本周平さん(定食屋)
    年齢:29歳
    愛車:SURLY steamroller
    価格:およそ25万円
    自転車歴:6年

    彼が新しい自転車に乗り換えたのは、そんな折も折。スピード重視の自転車から、でっかいカゴ付きの街乗り仕様へ。

    大きくベクトルを振ったのには、気持ちや暮らしの変化が、すべからく関係しているようです。

    そして、もうひとつ。自転車の乗り換えにえいやと踏み切ったのには、驚きの理由もありました。

    電車嫌いを、こじらせて

    藤本さんが現在乗っている自転車は、二代目。そもそも前の自転車に乗りはじめたきっかけは、大の電車嫌いだったからだそうで。

    とくに東京の電車は、規則正しく、不規則に人が入ってくるじゃないですか(笑)。

    そのカオスな感じがイヤなんです。人と距離が近いのがそもそも苦手で、満員電車は、パーソナルスペースを最大に侵してくる空間ですから。

    たしかに、ごもっとも。ならばと自転車に手が伸びたというのには、深く頷ける経緯のように感じられます。
      
    そうして選んだのは、FUJIの「FEATHER」だったとか。その自転車を選んだのには理由があって、それは、以前の勤め先がメッセンジャーバッグを販売するメーカーだったから。

    それまではゴリゴリのメッセンジャーバッグを背負って、電車通勤していました(笑)。

    カバンは自分が気に入ったものを使っているのに、それにそぐわない電車に乗っているのは、なんかダサい……。

    そんな風に思っていたのもあって、余計に自転車が欲しくなったんです。

    そうして購入したピストバイクが、晴れて、藤本さんの生活の足に。5年以上にわたって、通勤をはじめとした行動手段として活躍しました。

    ただ、その後の転職をきっかけに、自転車に乗る頻度はめっきり減ってしまったそうです。

    公道を爆走する必要はなくなって、徐々に、街をゆったり流せるような自転車に興味が湧いてきました。

    それで、今回、取材のお話をもらったタイミングで新しい自転車に乗り換えたんです!

    え……、なんと! つまり、ROOMIEのために新調してくれた自転車だってこと?

    この取材をきっかけにしてくれたなんて、うれしすぎるじゃないか~! 

    でっかいカゴに、目がないもので

    かくして、自転車を乗り換えることになった藤本さん。FUJIのピストバイクから、SURLYのステムをベースにした街乗り仕様へ。

    同じ自転車とはいえ、これって、かなり大幅なリニューアルなのでは!

    とりわけこだわった部分について訊いてみると、「大きなカゴをつけたかったんです。でも、あとはほぼ無計画」ときっぱり。



    強いて挙げるなら、BMXのシルエットが昔から好きで、その雰囲気をどことなく匂わせたかった。

    でも、かっこよくしすぎると自分に似合わないから、ぽってりとしたフォルムになるように。

    あとはBLUE LUG幡ヶ谷店のスタッフさんにおすすめを聞きつつ、組んでもらいました。

    そうしてできあがった、藤本さん流街乗りバイク。

    とりわけこだわりのないカスタム初心者でも、この出来栄え。やっぱり、さすがはBLUE LUGだ!

    随所にいいパーツを使いながら、ポップで愛嬌もある、絶妙な塩梅に組みあがっている。笑顔が素敵な藤本さんの人柄にも、マッチしているな〜!

    ところで、一番ゆずれなかったという、でっかいカゴ。かなりたっぷり入りそうだけど、どんなものを入れているの?

    じつは、あまり入れるものがなくて(笑)。

    前職のときは、一眼レフのカメラやパソコンをふだんから持ち歩く必要があったため、大きなメッセンジャーバッグが相棒だったとか。

    でも、この頃は、ポケットに収まる程度の手荷物しか携帯しない生活に。

    それでも相変わらず大きなカバン自体は大好きで、つい集まってしまいます。

    たぶん、カゴもそれと同じ。入れるものは特になくても、そのバランスやルックスが好きなんだと思います。

    わかるわかる。機能うんぬんじゃなく、ただ好きだから。無駄なようでいて、それが健全な物欲ってもんだよね!

    まずルックスが気に入っていることが、長く愛用するための秘訣だったりもするし。

    暮らしのバランスを、自転車で取り戻す

    大多数の人とおなじように、藤本さんにとっても、2020年は暮らしを大きく揺さぶられた一年でした。

    それまでは、フィルムカメラが相棒で、だれかに会っては挨拶するようにシャッターを切っていた。

    それが、とんと写真を撮らなくなってしまったのだといいます。

    たぶん、人と会いたいがため、その言い訳として写真を撮っていたんだと思います。

    気軽に人と会えなくなってしまったことで、写真を撮りたい欲もだんだん薄れていってしまったのかも。

    人に会わないから洋服を選ぶのも億劫になって、わりと全身をブラックで統一することも多くなりました。そぎ落としすぎて、もう脳みそツルツルです……。

    また、それまで自身のことを、休日は積極的に外出しないと我慢ならないタイプだと思っていたのだとか。

    でも、蓋を開けてみれば、ずっと家にいつづけるのも苦じゃない。じつはインドア派だったことにも、気づいてしまったようです。

    必要以上に自粛していたんだと思います。

    でも、新しい自転車に乗って出かけることで、徐々にリハビリしていこうと考えています。

    時代のうねりにさらされ、それまでとは真逆の方向へ、大きく振り切ってしまった生活。

    ただ、かならずしも悪いことばかりではなかったのも、また事実のようです。

    朝早く起きて、筋トレとランニングをして、夕方ごろに仕事に出かける。

    終わってから家に帰っても、だらだらせずに早めに寝る。これまで叶わなかった規則正しい生活が、最近、ようやく実現できています。

    悪いことばかりではなく、いっぽうでは、よい面も。1年かけて急激に変化した生活を、つぶさに見つめ直せるのは、たぶんこれからのこと。

    ちょうどいいところまで戻しつつ、藤本さんらしい新しいバランスを、きっと見つけられるはず。

    ゆったり、気ままに。街乗り自転車とともに。

    Photographed by Masahiro Kosaka

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