自炊のマンネリ化を感じていた最近。

なにかいい調味料はないかとお店に立ち寄ったところ、ある棚だけごっそり売り切れているのが目に留まりました。

興味が沸いて棚をのぞくと、奥に最後の1本が残ってたので迷わずゲット!

醤油の概念を覆した「透明醤油」

フンドーダイ「透明醤油」550円(税込)

購入したのは、創業150年を迎える老舗醤油メーカー・フンドーダイの「透明醤油」。

名前の通り、醤油なのに透明で小皿に出しても無色。まるで水みたい。

それでも試しにぺろりと舐めてみると、しょうゆの香りやコクをしっかりと感じるから不思議です。

醤油=茶色いという概念を覆すなんて面白い! けれど、おうちごはんでこの透明醤油が活躍するタイミングっていつ……?

フンドーダイ 透明醤油 100ml ×2本

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透明醤油VSいつもの醤油。仕上がりはいかに

公式サイトを見てみたところ、透明醤油の最大の魅力は素材の色を最大限に生かせるところだそう。

実際に色味を見比べるために、あるメニューを通常の醤油と透明醤油のそれぞれを用いてつくってみました。

左:いつもの醤油 右:透明醤油 で味付け

アボガドを醤油、ごま油、わさびを混ぜ合わせたものに、マグロと鯛を醤油、みりんを混ぜ合わせたものに一晩漬け込んでみました。

翌朝、見比べてみると……、

いつもの茶色い醤油に漬けこんだのがこちら。

対して、透明醤油に漬けこんだのがこちら。

お〜、全然仕上がりの印象が違う!

鯛茶漬けにして食べました

色合いはそれぞれの好みかと思いますが、あっさりとした味わいの鯛漬けは透明醤油を用いたことで素材のイメージを活かした仕上がりになったように思います。

自炊のマンネリを味付けで打破しようと思ったことはありましたが、見た目に変化をつけようと思ったことはなかったかも。これは新鮮な体験!



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かけすぎには注意

透明醤油で味付けしたTKG。味付けしたっけ?となる

注意点は、透明で見えないのでかけすぎてしまう可能性があること。

何度か使えば慣れますが、まさか視覚に頼らない、手の記憶で味付けをする日がくるとは……。

透明醤油を使って味付けの塩梅を身体に覚えさせる修行、料理漫画のワンシーンにありそうだな。

メニューやシーンによって使い分けて

素材の色味をそのまま活かす調味料、透明醤油

結果、茶色い醤油で仕上げても……、

透明醤油で仕上げても……、

どっちもおいしそうなことには変わりなし!

たとえば、ちらし寿司や野菜のテリーヌ、夏野菜の冷やしおでんなど全体的に明るい色合いで仕上げたいときは透明醤油を。

しみしみに染み込んだ味が堪らないブリ大根や煮物など見た目からも醤油独特の香ばしさや熟成を感じたいときは茶色い醤油を。

素材やメニュー、シーンごとに使い分けていきたいなと感じました。

空なんじゃなくて、透明なんです

興味が沸いた方はぜひ、調味料の棚に透明醤油も追加してみては?

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