いかに効率的、合理的にクルマを停めるか。駐車するだけの場所という“無駄”な建物をいかにして隠すか。そんな観点から設計・デザインされることの多い立体駐車場を、むしろ街のランドマークのような魅力あるデザインにしてしまおう、というチャレンジです。
循環回転型で、明るく生き生きした造り。単なる駐車スペースだけでなく、景色、ショッピングやフード、スポーツも楽しめる複合的な使い方をしようというもの。
確かに斬新かもしれませんね。立体駐車場って、コンクリートの塊で出来た暗いイメージが多いと思いますから、こんなに楽しそうな施設になってしまうと、パーキングで一日を過ごせそう。
でも、屋根が無いパーキングの不便さやコストの問題などを考えると、実現は難しいのではないかと思われます。
アメリカはフィラデルフィアの建築リサーチカンパニーISAによってデザインコンペに提出されたコンセプトですが、この斬新なアイディアから学べるものは多いかもしれませんね。