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結局、iPhoneって何年使えるの? 気になる答えを探ってみました
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結局、iPhoneって何年使えるの? 気になる答えを探ってみました

2023-05-20 16:30
    ギズモード・ジャパンより転載:

    iPhoneって長く使えるよね〜! みたいな話しを良く聞きます。実際、僕も機種変したらお古のiPhoneを家族に渡しています。

    「古くてもiPhoneはiPhoneだし、まだまだ十分使えるね!」

    ……なんて思っていますが、実際にiPhoneって何年くらい使えるんでしょう? そして何年くらい使っていいものなのでしょう?

    ここでは、このiPhoneいつまで? な疑問に対しての答えを探ってみようと思います。ズバリ、iPhoneは……

    公式には3年

    執筆時点で3年前のiPhone、「iPhone 11」Photo: Alex Cranz/Gizmodo US

    環境のためのAppleの取り組みを記したドキュメントによると……

    1人目による所有を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年にするモデルを採用しています。

    というわけで、Appleの公式見解としては3年。って感じですね。

    3年前のiPhoneってなんだろう? って考えると、iPhone 11シリーズ。確かに古めだけど、まだまだ現役と言ってもいい端末ですよね。

    実際はもっと使えることが多い

    Apple的には3年間という期間が設定されていますが、製品の寿命が3年というわけではありません。同じくAppleの取り組みを記したドキュメントでは、

    ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く、多くの場合1人目の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。

    とのこと。

    Appleとしても最初のユーザーが使った後、中古で市場に流れて別のユーザの手に渡ったり、お古スマホとして家族が使うなどの、他のユーザーが引き継ぐケースも想定しています。「耐用年数」を考えると3年以上使えるってわけですね。

    では、具体的にどのくらい使うと(=どんな風になると)iPhoneは寿命を迎えるのでしょうか?

    さまざまな視点からiPhoneの命が尽きるケース・予兆を分解して考えてみましょう。

    ソフトウェア的な寿命:最新のiOSが使えなくなる5年

    執筆時点で5年前のiPhone、「iPhone 8」 Image: Adam Clark Estes

    iPhoneの発売と同時期に、毎年訪れるiOSのアップデート。これにより、毎年新しい機能が追加されていくわけですが、最新iOSを利用できるiPhoneは限られています。

    例えば「iOS16」の対応は以下のようになっています。

    ・2022年発売……iPhone 14/iPhone 14 Plus/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max/iPhone SE(第3世代)

    ・2021年発売……iPhone 13/iPhone 13 mini/iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max

    ・2020年発売……iPhone 12/iPhone 12 mini/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max/iPhone SE(第2世代)

    ・2019年発売……iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max

    ・2018年発売……iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XR

    ・2017年発売……iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plus

    iPhone XやiPhone 8の世代までなので、5年前の端末までサポートするよ。って感じですね。

    常用するスマホとして、快適に使える範囲を考えると、最新iOSをインストールできる範囲。がひとつの指針となると思います。

    セキュリティ的な寿命:10年がもうひとつの目安

    10年前のiPhone、「iPhone 5s」Image: Gizmodo US

    最新のiOSが使えないとはいえ、はい、そこまで!とならないのがiPhoneの偉いところ。

    古いOSにはセキュリティ的に問題があるのは事実ですが、Appleは最新のiOS16.3のセキュリティアップデートと平行して、過去のiOSのセキュリティアップデートも配信しています。

    iOS 12.5.7(2023年1月23日配信)……iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusに対応するセキュリティアップデート

    iOS 15.7.3(2023年1月23日配信)……iPhone 6sシリーズ、iPhone 7シリーズ、iPhone SE (第 1 世代)に対応するセキュリティアップデート

    こうして、古いiOSしか使えないiPhoneでも、それこそ10年前のiPhone 5sでも、重要なセキュリティアップデートが配信され続けているんですよね(重ねて言いますが、古い端末にはリスクがあることも事実です)。

    とはいえ、iPhone 5sが今も快適に使えるか? は別問題。iOSが古くなるとアプリ側のサポートから外れてインストールできないケースもありますし、挙動もモッサリ。

    電源に繋ぎっぱなしで音楽プレーヤー化など、限定した用途以外には実用的ではない。と判断して良いと思います。

    ハードウェアの限界:スマホも消耗品です!

    Image: Vlad Kagoshima / Shutterstock.com

    続いてハードウェアに訪れる寿命も考えてみましょう。スマホって毎日使うものですし、劣化するパーツも含んでいるので、電子機器でありながら消耗品なのです。

    ■1.バッテリーが摩耗してすぐに充電が必要

    iPhoneで劣化を感じるのは、やっぱりバッテリー。

    まる1日バッテリーが持たなくなってきたり、フル充電からバッテリーが減るのが異様に早かったり…。バッテリーってやっぱり消耗品なので、長く使っていると性能低下は避けられません。

    では、どの程度摩耗しているとNGなのか? ですが、これに関しては、最大容量が80%未満といったひとつの公式の目安があります。

    バッテリーの摩耗の確認方法は……

    「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」から。ここで以下のような表示になっていたら、バッテリーの交換タイミングです。

    Image: 小暮ひさのり5年使ったiPhone Xはこの有様

    →最大容量が80%未満

    Appleが想定する、iPhoneで問題のない最大容量は80%。これを下回っていた場合は、想定されている正常なパフォーマンスを発揮できない状態です。急激なバッテリー低下や、突然のシャットダウンなども起こる可能性があります。

    日常のシーンに当てはめると、バッテリーが半日持たないレベルになって来ますので、それはもうバッテリー寿命が近いと判断していいと思います。

    →ピークパフォーマンスが制限されている

    バッテリーの劣化によるシャットダウンが起こると、iPhoneの性能をわざと下げて安定を増す「ピークパフォーマンス制御」が有効になります。

    ピークパフォーマンス性能欄に以下のメッセージが表示される場合は要注意です。iPhoneはすでに本来の性能を発揮できていません。

    この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。無効にする……

    →「著しく劣化している」などのメッセージが表示される

    「バッテリーに関する重要なメッセージ」に以下が表示された場合はさらに劣化が進んでいます。

    お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。サービスオプションについての詳しい情報……

    Apple的には、安全性に関しては問題なく使い続けることはできるものの、バッテリーとパフォーマンスの問題が顕著になる。と述べているので、もうバッテリーの交換や買い替えのタイミングだと思った方がいいですね。

    なお、バッテリーの交換はAppleが公式サービスとして用意しています。

    新品のバッテリーに交換でき、本来の性能を取り戻すので、他の不具合が無いのであれば(大事)買い替えではなくバッテリー交換での延命も選択肢のひとつです。

    ■2.画面割れなどで使いにくいが修理費が高額…

    画面が割れていたり、ボタンが損傷していたり。物理的な損傷が目立ってきた時も、買い替えを検討するタイミングです。

    iPhoneってヒビが入ったくらいなら使えちゃうんですけど、スワイプで指が引っかかったり、反応しないエリアができてしまうなど、快適な操作感を損なうんですよね。

    ですが、画面の修理費は本当に高額です。

    Appleの公式画面修理サービスですと、たとえばiPhone 8で2万1800円。iPhone 12で4万2800円。画面割れはクリティカルな損傷かつ、パネルやディスプレイ下センサーごと取替になるので修理費が高く付きます。

    ■3.しかも画面が割れているとバッテリー交換できない

    だったら、「画面の割れや傷は我慢する。ヘタレたバッテリーだけ交換してもうちょっと使うわ…」っていう延命も思いつくかもしれませんが、これも現実的ではありません。

    上記のAppleの公式のバッテリー交換サービスでは、他の不具合が見つかった場合はそちらの修理もセットになるんですよね。

    画面のひび割れなど、バッテリー交換に支障をきたす損傷がある場合は、そちらを先に修理する必要があります。場合によっては別途修理料金がかかることがありますので、あらかじめご了承ください。

    バッテリーを交換しようとすると、画面割れなども直さざるを得ない状況…。修理代金も高額になってくるので、家族の形見のiPhoneでないかぎり、僕なら買い替えを勧めます。

    * * *

    こうして、iPhoneが寿命を迎えるパターンはいくつかあります。

    一般論ではなく、僕の体感を語らせてもらうなら、画面さえ無事なら3年目でバッテリー交換。その後2年使って合計5年。って感じですかね。

    これより古くなると、常用にはスペック的に厳しく感じてきますし、最新iOSのサポートからも外されますので、ここが節目だと思っています。

    もちろん、5年経っても修理で対応できるケースもありますが、スマートフォンは現代において、欠かせない情報インフラであるとともに、コミュニケーションツールであり、情報のインプット・アウトプットツールであり、エンタメであり、ゲーム機であり、学習ツールです。

    最新モデルへの買い替えによって、体験をアップデートするのも、長期的に見ると良い選択肢だと締めさせてください。

    Source: Apple(1,2, 3, 4, 5, 6, 7, 8

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    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2023/05/1006628/
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