今回は、残暑の厳しさを見た目からも癒やす「翡翠なす」です。
なすの美味しさ、色の美しさを引き出して
油と相性のいいなすは、揚げたり炒めたりして、少し濃い味つけで食べることが多いですよね。
でも厳しい暑さがつづく今、食べたいのは、すうっと風が抜けていくような、涼やかなひと品。加熱することで、なす本来の美味しさと色の美しさを際立たせた「翡翠なす」です。
翡翠なす味つけは、シンプルにオリーブオイルと白醤油だけ。ごま油やかつお節をあわせるのもおすすめです。
私はオリーブオイルをかけた翡翠なすを、生ハムと一緒にいただくのも好きなんです。
<材料>
・なす…2本
・白醤油(白だしでもOK)…好みの分量
・オリーブオイル…好みの分量
・ごま油、かつお節…各適宜
<つくり方>
1. なすはヘタを落として、ピーラーで皮をむく。
2. 1本ずつラップに包んで(電子レンジ対応のポリ袋でもOK)、600Wの電子レンジの600Wで2分半〜3分を目安に加熱する。
3. ラップをしたまま、粗熱を氷や保冷剤を入れた冷水で冷やす。
4. ラップを外し、切り分けて器に盛り、オリーブオイルと白醤油をかけていただく。ごま油やかつお節も相性が良い。
<ポイント>
きれいな翡翠色に仕上げるポイントは、なすをしっかり加熱すること。加熱が弱いと、時間が経ってから灰汁(あく)が出て色がくすんできます。
レンジにかける時間は、なすの大きさにあわせて調節を。大きいものは、上下を返して加熱するのもいいでしょう。
ラップの上から指で軽くおさえてみて、全体が柔らかくなるぐらいになればOKです。レンジから出すときは熱いので、火傷をしないように気をつけてくださいね。
普通の醤油でもいいのですが、色のうすい「白醤油」を使うことで、翡翠のきれいな色を生かすことができますよ。今回はこれ(上の写真)を使いました。
なければ代わりに白だしを使ってもOK。以前ご紹介した「出汁トマト」のように、白だしの漬け汁に浸して食べるのもおすすめです。
冷た〜くしていただくのはもちろん、じつは私は粗熱がとれたぐらいのなすの香りも好き。ぜひいろんな楽しみ方を試してみてくださいね。
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