Photographed by 山田洋路
タッチ決済が主流になりつつある今の時代、財布に求められる進化はICカードをよりスマートに活かせる構造の実装です。時代の要望をいち早く汲み取って開発されたのが、machi-yaでプロジェクトを展開する「交通系スマート財布」になります。
この次世代ウォレットは、その両面にICカードスロットを備えた珍しいプロダクト。改札と会社のエントランスなど、毎日使う2タイプのカードリーダーでスムーズにかざし分けることが可能なんです。
今回「交通系スマート財布」を試してみたところ、ICカードスロット機能はもちろん、従来の財布機能にも突出した使いやすさが確認できたので、その内容をご紹介していきます。
ダブルICカードスロットが使いやすい
こちらが日本のガジェットブランドがCOMOROが開発した本革スマート財布。ICカードスロットは、左側のシークレットスペースとお札入れの中に搭載されていました。
手に収まるコンパクトサイズかつ薄型なので、改札などではパスケースをかざすのと同じ感覚で扱えそう。このサイズ感ならバッグやポケットにもスッポリです。
決して本来の使い方ではありませんが、ICカードの読み取りをテストするために、財布にマイナンバーカードを入れてスマホでタッチしてみました。読み取りが卒なく機能し、この財布さえあればパスケースは不要なことが判明。どちらの面にどのICカードが入っているかさえ身体が覚えれば、改札通り抜けや入館が今より楽になりそうです。
ソフトな素材が中身の取り出しを快適に
斬新なダブルICカードスロットシステムについ目が行きがちな「交通系スマート財布」。財布の基本機能にも優れた特長があり、スムーズなのは改札通り抜けのみにとどまりませんでした。
「交通系スマート財布」はコンパクト財布にしては、余裕を備えたつくりになっていて、たとえばお札に関しては、きっちり揃えなくても簡単に収まります。お札をカツカツに詰め込まないと収まらないタイトな財布も多いなか、「交通系スマート財布」は嬉しくなるくらい実用的です。
加えて素材がソフトなこともあり、中身を取り出すときにはしなやかに形状が変化します。柔軟に手前にせり出すカードホルダーが象徴的。まとめて収めるタイプのカードホルダーはつっかえて取り出しにくいとのイメージがありますが、「交通系スマート財布」のものに関しては、たくさんカードを入れても使い勝手に支障が出ません。
スペースに余裕があって素材がソフトな特長は、特に小銭入れでそのメリットが体感しやすいです。500円玉が楽々収まる深さが設けられた「交通系スマート財布」の小銭入れは、口が大きくオープンして使いやすさに直結。運悪くタッチ決済が使えない場面に出くわしても、まごつくことなくやり過ごせます。
ちなみにこちらの小銭入れは、財布を開けなくても側面から使える仕様。まだまだ意外に小銭の出番は多いのを考えると、スムーズな取り出しを促すこの設計はありがたいです。
2階建て設計で中身を入れても薄いまま
2つ折りにしたとき、カードと小銭が重ならない設計なので、中身を入れても元の厚みをキープしてくれます。現金やカードをたくさん持ち歩く人もかさばらず使えるのはとてもスマートです。
家のカギを財布に常備する仕組みも搭載していて、抜け目がありません。タンニン鞣しの姫路のカウレザー素材を育てる楽しみも備えた「交通系スマート財布」を、毎日の新たな相棒にしてみてはいかがでしょう。今回触れられなかったプロダクトの魅力はまだまだあります。ぜひ一度、以下のWebページよりチェックしてみてください。
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