チャーミングでシニカル。そして、ときどきグロテスク。
カナダ人アーティストのJames Braithwaiteさんから生み出される、奇妙な世界。
彼の作品のインスピレーションは、日常的なものや身近なものを意識的にいろんな角度から見ることで得ているそうです。そんなジェームスさんの作品を、いくつかご紹介したいと思います。
A gentle sketchbook romancing
のうみその落書きをノートに書いています。フレームに収まっているところがミソです。
ピーナッツ本人がピーナッツバターを作ってます。
鼻の奥、その暗闇には何が見えるのでしょう…。
ENTRE CHIEN ET LOUP
ショートフィルムのポスターも手がけています。直訳すると『狼と犬のはざまで』。
ジェームスさんが手がけるムービーにも注目です。
Introducing Google Input Tools
こちらはGoogle入力ツールの動画広告。発音が一緒でも意味が違うこと、日本語内でもありますよね。お食事券と汚職事件とか。
2008年に短編アニメアカデミー賞にノミネートされた、ジェリー・レヴィタン監督の作品。監督自身が少年時代、オープンリールレコーダー片手に、ジョン・レノンに突撃インタビューを敢行したという伝説の音源を使って制作された短編アニメです。なんと、ジェームズさんはペンでの作画を担当!
5月にジェームズさんが来日した際、渋谷にあるカフェ、LIL’RIRE(リル・リール)にてイラスト・アニメーション展「Black Yoghurt」とトーク・イベントが開催されました。
そのイベントにてジェームスさんが手がけた編集部・中島の似顔絵です。魚が好きと伝えたら、魚に食べられてしまいました。ジェームスさんはとてもフレンドリーで笑顔がチャーミングな優しい人だったそうです。
以下のリンクからは、ジェームスさんの作品集がご覧いただけます。それぞれの作品の意味を自分なりに想像して見ていくと、もっと楽しめますよ。