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苦しみって、自分以外のものでも目を背けたくなるってことがあります。
アメリカはワシントン州バンクーバーを拠点に犬専門のレスキュー・支援活動を行なっているPanda Paws Rescueが最近アップした、ある動画。
そこには、前足2本だけというハンディキャップの中で、喜び勇んでビーチを駆け回る1匹のワンちゃんの姿が。
生まれた時から酷く歪んだ後ろ足があり、ついには切断せざるを得なくなったDuncan Louと名付けられたこの犬は、専用にカスタマイズされた車椅子の使用を嫌がり、自分の2本だけの前足で自由に走り回れるようになりました。これにはレスキューワーカーも感動。
初めて訪れたビーチで、他の犬たちやトレーナーたちと楽しそうに駆け回るその姿から、ハンディキャップをモノともしない喜びが伝わってきます。
「苦しいこともあったけど、楽しく生きられて良かったね」と簡単に結論付けて語ってしまいそうになりますが、でも実際にはその苦しみを私たち自身は経験しておらず、また、今後のこのワンちゃんの人生が順風満帆というわけではありません。Duncanの喜びの一瞬を見ただけで、私たちはDuncanの苦しみが全部なくなったと勘違いしてはいけない気がします。
何もしてあげることができない切なさを抱きながら、Duncanのはしゃぐ姿を見て、言葉では表現できない喜びと笑顔を表すことしか、私たちにはできない。
レスキューワーカーさん、ありがとう。これからも応援します。
Inspirational Two-Legged Dog Runs Joyously at the Beach [via MY MODERN MET]
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