9月19日から3日間にわたって行われた、アジア最大規模のアートブックフェア「The Tokyo Art Book Fair 2014」。300組を越える国内外のアート系出版社 、ギャラリー、ブックストア、アーティストが集まり、展示された作品集、ZINEに1万人以上の来場者が魅了されました。

そこで出会ったのは、心にもやもやを抱えたとき、将来への不安が募って眠れず、布団の中で繰り返し寝返りを打ってしまうとき、そっと開きたくなるような一冊の本。

朝起きてから、夜、眠りにつくまでの、よい大人の女性のありかたを、ぬくもりを感じるタッチのイラストと共に描いた『GOOD ADULTS』です。

『GOOD ADULTS』の作品の一部を、ご紹介します。






ひとはいつか、大人になります。しかし、大人になったその姿は、子どもの頃に自分がなりたいと思っていた理想像と、異なっているのではないでしょうか。いつも仕事に追われていて余裕がないかもしれないし、大好きな恋人の前で上手に甘えられるほど恋愛がうまくいっていないかもしれません。

そのギャップに塞ぎ込みそうになったとき。「いい大人になりたい」、その気持ちを心の片隅に抱いてみると、日々の生活がもう少し輝くことを、この本は教えてくれるような気がします。

作品を制作したのは、グラフィックユニットCOSMOPOLITANの脇田あすかさん。脇田あすかさん、青山希望さんの二人からなるCOSMOPOLITANは、グラフィックデザイン、イラストレーション、タイポグラフィなどの作品を発表しています。

「大人になるに連れ、慌ただしく毎日が過ぎていく。いろいろな幸せをスルーして過ごしてしまっている。朝おきて洋服をえらぶ楽しさ、食事をする歓び、仕事以外のことに思いを巡らせること。私生活を大事にできる大人になりたい。」

という思いから、『GOOD ADULTS』が生まれたと、脇田あすかさんは言います。

また、

「この本を読んで、自分にとっての良い大人とはどんな大人なのか、じっくり考えてみてほしい」

とのこと。それを、人に教えてもいいですし、自分だけの秘密にするのも、いいですね。

ここに紹介したのは、『GOOD ADULTS』の一部分。もっとその世界を知りたい方は、こちらからお問い合わせください。

[COSMOPOLITAN]

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