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ドイツのクリスマス文化特集第二弾は、ドイツのAdventszeit(アドベンツツァイト)、「降臨節/待降節」について。キリスト教と関係が深いドイツのクリスマス文化には欠かせないこのアドベント。本来はイエス・キリストの降臨を待ち望むためのものを指し、現代ではクリスマスを待ち望むためのものになっていますね。中でもAdventskalender(アドベンツカレンダー)やAdventskranz(アドベンツクランツ)が代表的ではないでしょうか。


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アドベンツカレンダーは、日本でも有名ですよね。みなさまのご家庭でも、もう数日分めくられていることでしょう。定番なものは大きな箱に絵が書かれていて、小さな扉が24個。12月1日から一日一個、その日の数字を探してめくって行くものですが、中にはおもちゃだったり、おかしなどが一個ずつ入っており、子供は毎朝その日付けが書かれた扉を開けるのを楽しみにしています。チョコが入っているものが定番ですが、現在ではおもちゃメーカーなどが出しているカレンダーもあり、24個に分けられた部品を組み立てると一つのおもちゃになるものだったり、ミニチュアの家具が入っていたり…などなど様々なカレンダーが売られています。

このようにもちろんご家庭でDIYするのも楽しみのひとつ。急げばまだ間に合う!今週末はお子様とアドベンツカレンダー作りも楽しそう!


©Lars Schmidt

そしてドイツで定番なもう一つの慣しが、Adventskranz。Adventとは降臨日のことを指し、24日のイブの日から、4週間さかのぼった日曜日が、第一アドベントとなり、そこからの4週間が降臨節となります。Kranz(クランツ)は花輪のことを指し、この花輪の上に4つの大きなろうそくを用意します。19世紀初期から行なわれるようになってから今日まで、その様子は少しずつ変化しているようです。以前は4つの大きなろうそくの間に20本の小さなろうそくも用意していたり、高さが違う4本を用意していたり、国や時代で少しずつ違いがある様子。


©Steffi_Franco

第一アドベントの日から、毎週日曜日のそれぞれのアドベントの日にろうそくを一つずつ灯していきます。4つ高さが違うろうそくを用意していた理由は、第四アドベントの日に、4つのろうそくの高さを揃えるためなんだとか。毎週日曜の夜にはこうしてろうそくを灯し、クリスマスのまでの日にちを大切に数えていく、素敵な慣しですね。この時期になると、街では花屋さんや雑貨屋さん、スーパーなど、至る所でこのAdventskranzが売られているのを目にします。

アドベントの文化を覗いてみると、キリスト教にとってクリスマスがいかに大切な日なのかが伝わってきますね。窓の外に向けて飾り付けをしたりするのも、家族や友人だけでなく、街のみんなでクリスマスを待ち望むためのもの。

今年のクリスマスまでのアドベントを、みなさまのご家庭でも楽しみながら心待ちにしてみてはいかがでしょうか。

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