多くの動物、特に回遊性動物はその長く険しい旅路に訪れる危険から身を守るため、多くの仲間と群れを作り世界を旅します。そんな動物の群れが魅せる美しさが詰まった写真をご紹介します。
フラミンゴが休息中。湖の上で大きなフラミンゴを描いている様にも見えます。フラミンゴは数万羽の群れを作り移動します。羽が赤いのは実は元々ではないらしく、餌に含まれる色素で赤味を帯びるそうです。フラミンゴが片足で休息する理由は、あの細く長い脚は血の循環がよくないらしく、とっても冷えるからなんだとか。なので交互に身体に近づけて温めているそうですよ。
こちらはエイの仲間。緑色に光る海に赤みがかった身体が美しいですね。
オオカバマダラと呼ばれる蝶。主に北アメリカに生息している、渡り鳥の様に回遊する蝶なんだそうです。
ペリカンは時には数万羽の群れを作り、数千kmを移動する渡り鳥。空の漁師とも呼ばれるペリカンは、仲間と海へ潜り魚を水面へ追い込み捕獲する漁師。のど袋は10リットル程の水をすくえるほど大きく伸び、水と一緒に魚を捕獲し、水だけ吐き出す事ができるそうです。
こちらはセイウチの群れ。セイウチの生態を調べていたらとても興味深かったのでご紹介。おっとりしてそうなセイウチですが、北極海の王者とも呼ばれる、体重は1トンにもなる強い動物。ホッキョクグマを追い返せるほどのパワーと、鋭く長い牙を持っています。そしてメスをめぐる戦いに勝ち抜いたセイウチのオスだけが、何頭ものメスを抱えるハーレムを作るそうです。そしてメスを捕まえられなかったオス達は、そのオス達でかたまって過ごすのだそう。
動物の世界はそれぞれのルールと特徴、生きる術が異なりどれも興味深いですよね。National Geographicでは動物達の写真や情報を見る事ができます。そしてジャック・ペラン監督の映画「WATARIDORI」では渡り鳥の生態の様子の貴重な映像が収録されていますので、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
さらに他の動物の群れの写真は下のリンクから。
20+ breathtaking photos of animal migration