【奥田隆一郎の重賞の見解:エリザベス女王杯編】

編集者(以下、編) 先週日曜の重賞は完璧な予想でしたね。アルゼンチン共和国杯を「1着○ゼッフィーロ→2着◎マイネルウィルトス→3着▲チャックネイトと△ヒートオンビートが同着」となり、印上位4頭が馬券圏内を独占3連単は○◎▲の買い目が2つ、○◎△の買い目が2つ的中、合計4つの買い目が的中しました。3連複も同様に4つの買い目が的中、まさに本線的中ですね。

奥田隆一郎(以下、奥) ありがとうございます。そして、読者の皆さん、おめでとうざいます!3着が同着でどうなるかと思ったけど、たくさんの買い目が当たって気持ち良かったよね。

編 素晴らしかったです。そして今週はG1レースのエリザベス女王杯が行われます。絶好調だと思いますので、今週もよろしくお願いします。それでは、エリザベス女王杯の特徴から教えてください。

奥 エリザベス女王杯は、阪神で行われた昨年が人気薄の追込馬が上位にきたんだけど、京都競馬場に戻るから2015~2019年の傾向を確認すると、穴をあけているのは逃げ・先行馬とわかる。19年は7人気の逃げ馬、18年は9人気の逃げ馬が馬券になり、17年は3角2番手の9人気馬、16年は3角3番手の12人気馬が連対。差し馬で馬券圏内に来たのは人気馬・実績馬が多いため、「人気薄の逃げ・先行馬+能力上位の差し馬」という組み合わせになりやすい。

編 なるほど、その傾向を踏まえての注目馬は?

奥 穴馬にアートハウスを推奨する。

編 アートハウスは休養明けということもあって人気薄になりそうですね。

奥 アートハウスは、3歳春に休み明けで直結コース阪神芝2000mの忘れな草賞を勝ち、その次走オークスは凡走。さらに昨秋に休み明けで重賞ローズSを勝ち、2走目の秋華賞を凡走した。このように鉄砲駆けするタイプなので、今回も休み明けで狙いたい

編 なるほど、休養明けだから狙い目になるということですね。

奥 それから、デビューから前走まで3角3番手前後の先行策を取っており、前述したような「穴は逃げ・先行馬」の条件に該当するよ。中距離の牝馬限定重賞2勝馬、鉄砲実績があり、このレースで穴が出やすい脚質ということから大駆けを警戒する。

編 わかりました。次に2頭目の推奨馬は?

奥 ジェラルディーナを推奨する。

編 ジェラルディーナは、昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬です。

奥 ジェラルディーナは、昨年の秋に中山芝2200mのオールカマーを勝ち、直結コースの阪神芝2200mで行われたエリザベス女王杯を制した。芝2200mの重賞を連勝したことから距離適性の高さを評価する。

編 今年は馬券圏内に激走していないが、変身できそうですか。

奥 今年も直結コースの宝塚記念4着があり、適距離2200mではG1レースを上位争いできている。今回は牝馬限定で相手が楽になり、秋2戦目の上積みを見込め、適距離2200mの変わり身を警戒するよ。

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【 直結式 重賞予想 】
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(用語解説)直結コースとは…今回のコースと同じような適性が求められるコースのこと。直結コースの好走実績がある馬は、今回のコースに対して適性が高いと判断できる。「直結式馬券術」は、コース適性の高い穴馬を推奨して高配当を狙う馬券術です。