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シアサッテさん のコメント

音喜多氏の落選理由?都議としての実績部分が支持されてないからだと思います。百条委員会の件ですが、浜渦氏が再喚問に応じると言ってるのに、音喜多氏は「百条委員会は議論をする場ではありませんので、追加の証人尋問を行う必要性は一切ないと思います」といっさい耳を貸さずにかなり強引に告発へと持っていきましたよね。そして結果は不起訴処分。音喜多氏は都ファを離れたあとで言い訳がましく反省の弁を述べてますけど、あの時期の音喜多氏の言動の酷さに鑑みると全然反省が足りてないと思います。せめて反省を踏まえて都議として責任を持って小池都政と対峙していくのならまだしも、区長選に出馬?そんな政治姿勢の人を支持する人がいるのが理解できないです
No.3
68ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
4月21日(日)、私が住んでいる東京都北区の区長&区議選挙が行われましたので、投票をいたしました。結果は以下のURLから確認できます。 https://www.city.kita.tokyo.jp/senkan/kuse/senkyo/kekka/kekka/190421_kucho-kaihyo.html https://www.city.kita.tokyo.jp/senkan/kuse/senkyo/kekka/kekka/190421_kugi-kaihyo.html 私が投票した人物は、誰とは言いませんが、残念ながら区長選・区議選ともに落選しました。しかし、これは毎度のこと。私の人物を測る尺度が、私以外の人と異なっていた。ただそれだけなので、大きく悲観する必要はないと思っています。大勢が出馬する区議選のような場合、「落としたい」人物を投票したいと思いますが、その弊害はちょっと考えれば分かることなので、ここは割り切るしかありません。選挙では、自分が良いと思った人物に投票するだけです。 ■投票する人物を選ぶ基準は? 国政や都政となれば話は別ですが、自分が住んでいる区の首長や区議会議員を選ぶとなれば、やはりコミュニケーションを取りやすいことが最優先。そういう意味で、最も重視される基準は旧来より、近くに住んでいるかどうか、となります。区長とか区議会議員は、地域で問題が起きた時に頼る存在ですから、近所にいてくれると助かるのです。 それに東京都北区とひと口に言っても、赤羽・王子・滝野川は全く別の地域です。例えば、王子や赤羽の人に、滝野川にある弊社(有限会社ブンヤ)の場所を伝えるだけでも、結構苦労します。近所の人であれば「明治通り沿い読売新聞販売所の裏」とか「東京都立王子総合高等学校の近く」とか、その程度でも伝わりますが、滝野川の地理に明るくないと、この説明では不十分ですよね。 理屈的には、赤羽出身の議員であっても、滝野川で起きた問題を軽視することは許されません。しかしトラブルが起きた時、話を聞いてもらえるのが当該地域在住の議員であれば、地理的な説明を省けますし、強い問題意識を持っていただける期待値が高まることは確かです。 このように近所の住人であれば、問題や課題を共有しやすいことは間違いありません。しかし近所に住んでいることと、コミュニケーションが取りやすいことは別の話です。昔は近所であること“だけ”が頼りでしたが、現在ではSNSなどのコミュニケーションツールが存在します。そのため、SNSを活用できているかも、重要な指標となります。実際、同じマンションに住んでいる人よりも、SNSで相互フォローしている人の方が、コミュニケーションを取りやすいじゃないですか。 陳情は誰でもできますが、区議会に請願をしようと思ったら、紹介議員が必要です。そうしたことからも、コミュニケーションを取りやすいことが、最も重視すべき評価基準となります。 インターネットを使いこなせているという点では、公式サイトやブログで活動報告をするだけでも悪くはないと思います。ただ、これだけSNSが発達しているのですから、活動実績を有権者に調べてもらうという姿勢ではなく、自分から知ってもらう努力は見せてほしいですよね。いまや情報発信も、政治家にとって必要不可欠なスキルなわけですからね。 SNSを活用できている。その上で、人柄も大切となります。近所に住んでおり、ひんぱんにブログやSNSを更新していたとしても、人柄が悪ければ投票したいとは思いません。SNSで差別発言を繰り返している地方議会議員とかいますが、できれば東京都北区からは出したくないですよね。 そのほかにもありますが……。区議会議員選挙ならばともかく、区長選のレベルになると、全ての要件を備える人物が立候補することは“まれ”です。そのため、総合的に判断を下す必要が生じます。 ■名前を知ってもらうことが大事 しばしば選挙カーに乗って名前を連呼するだけの選挙運動は非難されます。しかし選挙カーで選挙区を回るにしても、重視すべき地域は立候補者によって異なってきます。例えば滝野川在住の人間が立候補したとしても、立候補しただけでは、私がその候補者を知る確率はかなり低いと言わざるを得ません。滝野川だけでも、相当に広いからです。実際、選挙戦最終日、赤羽から帰宅途中に遭遇しなければ、滝野川出身・西ケ原在住だという、くまき貞一氏(公明党、当選)のことを知ることはなかったでしょう。 そうなれば、まずは立候補した事実だけでも知ってもらうため、取りあえず名前を連呼することが、それほど悪いと思えないのです。いまの世の中、名前さえ分かれば、Webで検索できるのですから……。もちろん、住宅と道路との距離により、自分とは異なる考えを持つ人がいることは確かでしょうが。 ■最終日、赤羽駅周辺で選挙戦を見学 私が住んでいる滝野川には板橋駅(東口)、少し歩いた場所には王子駅があるのですが、選挙戦最終日、すなわち4月20日(土)に最も候補者が集まる場所は、赤羽駅周辺でした。滝野川と赤羽は全く異なる地域性を持っているのですが、いま北区で一番栄えている場所が赤羽であることは間違いないのでしょう。そこで、赤羽駅周辺にて選挙戦を見学することに決めました。選挙期間、東京都北区滝野川の自宅を不在にする時間が長かったため、情報収集の遅れを取り戻そうという作戦です。 ここからは気付いた点を記していきます。 ■区長選、おときた駿陣営の活動だけが目立つ 北区長選挙には、花川よそうた氏(無所属、当選)、おときた(音喜多)駿氏(あたらしい党、落選)、川和田ひろし氏(無所属、落選)の3名が届け出ていましたが、赤羽駅周辺で活動を確認できたのは、おときた氏の陣営のみでした。音喜多氏は16時頃に赤羽駅東口にある商店街・LALAガーデンの入り口で演説を行い、そこには常見陽平氏らも見学に来ていたのですが、むしろ注目すべきは、音喜多氏不在時の活動でした。 まず、チラシを配るボランティアの質が高い。途中で面倒になったため、目立つ位置にチラシを持って歩くようにしたのですが、私がチラシを受け取った時は、ものすごく丁寧に候補者の説明をしてくれました。チラシをもらう時に、これだけ丁寧な説明をされたことは人生で初めてかもしれません。志願兵と徴兵の差というべきか、休日に無理やり動員されたであろう選挙運動員とは全く質が違うと感じました。 LALAガーデンの途中には、期日前投票を行える赤羽会館への通り道があるのですが、ここにも音喜多陣営の運動員が立ち、「手ぶらでも行えます!」と期日前投票を促す活動を行っていました。「選挙当日に投票をお願いします」ではなく、「いますぐ投票してください」という趣旨です。こういう活動の方法もあるのかと、びっくりしました。 そして、ここが最も重要な点ですが、音喜多氏が不在の時、音喜多陣営の運動員は「おときた駿」という候補者名を出さずに活動することを徹底していました。具体的に「“35歳の男”が立候補しました!」という調子です。これは、配っているチラシを比較すると分かりやすいでしょう。 左は、音喜多氏“本人”が演説している場所で配られたチラシで、右は、それ以外の場所で配られたチラシとなります。違い、分かりますよね。公職選挙法を踏まえての活動だと思いますが、それを徹底できたことからも、組織作りが盤石だと分かります。逆に、運動員や秘書が不祥事を起こすようでは、トップ(候補者)の力量を疑われても仕方がないですよね。 ■おときた駿氏、落選の原因は? あくまでも私の観測範囲内の話ですが、インターネット上の活動を含め、区長選挙で目立っていたのは音喜多氏のみでした。しかし、結果は落選。おそらくは自由民主党や公明党が花川氏を支援したことが、こういう結果になった最大の理由でしょう。ただ、それだけが落選した原因ではないと思っています。 これは音喜多氏もチラシなどで指摘していることですが、「北区は23区中、高齢化率はナンバー1」となっています。高齢化率とは65歳以上の人口割合を指す言葉で、2019年4月時点の数値は24.88パーセントとなっています。全人口の4人に1人ですから、選挙権を持っている人間に限定すれば、3割ぐらいになるでしょうか。 http://www.city.kita.tokyo.jp/koseki/kuse/toke/setai/index.html そうした中で「35歳の男」は、どのような印象を持たれるでしょうか。町会とか、そういった非インターネット界隈(かいわい)から聞こえてくる声には少なからず「若すぎる」というものがありました。SNS上では「(人柄はともかく)84歳と35歳ならば、考えるまでもなく35歳」という論調が主流ですが、東京都北区の非インターネット・コミュニティーで耳を傾けると、異なる意見が聞こえてくるのです。 そう考えると、音喜多氏が強調すべきは「35歳」ではなく、これまでの実績だったように思います。ぶっちゃけ、東京都北区の高齢者はSNSはもちろん、それほどインターネット自体を利用していない印象ですから、インターネットやSNSで感じられるほど、音喜多氏には知名度がないんですよ。それは“悪評”も届いていないという意味でもありますから、メリットでもあったのですが……。昔から言われていますが、「悪名は無名に勝る」ということなのでしょう。 ■ヨシダ対決、結果は明暗 若ければ良いとは限らない。しかし、若い人間の瞬発力は、ただただすごいと感じる時があります。音喜多氏が演説を行う前、LALAガーデンの入り口で活動をしていたのは、吉田けいすけ氏(日本維新の会、当選)でした。26歳、フットワークが軽い! 赤羽駅付近で演説をしていた宮下じろう氏(無所属、落選)や土屋和樹氏(自由民主党、落選)は、近くで演説を聴いていても、運動員を含め、私にチラシを渡してくれる気配がなく、仕方なく私から「チラシください」と言いに行ったのですが、吉田けいすけ氏は本人が握手を求めてきました。私が「チラシをください」と言えば、「手元にないので」と言って胸ポケットから名刺を差し出した後、近くの運動員を呼んでチラシを渡してくれました。この動きの素早さは、まさに“若さ”ですね。本人は握手&ムーブに徹底し、スピーカーは別の人が担当する。役割分担もお見事でした。 同じヨシダということで……。「ジャンクハンター吉田」として知られる、よしだ武氏(無所属、落選)も出馬していました。有料メルマガ評論家的には、ゲームブログ「オレ的ゲーム速報@JIN」の管理人とブロマガにて、「ジャンクハンター吉田&JIN115の『オレたちの生活が第一』」を配信していた人物となります。 吉田けいすけ氏のイメージが“動”ならば、よしだ武氏のイメージは“静”。義足ということもあり、車いすに座って演説を行っていました。不動の本人に代わり、チラシを配るのは林家ペー師匠とパー子氏。芸能人がチラシを配るということもあり、音喜多氏による車上演説以上の人数を集めていました。 演説を聴いてみると、その主張は良かったのですが……。途中から林家ペー・パー子両氏との雑談がメインになってしまいます。初めての選挙戦、両氏への遠慮もあったのかと思いますが、これは残念でした。また「無所属、10万円で選挙活動している」という表明も良かったのですが、「もし当選したら、10万円で議員になれるというコンサルティングをしたい」というは話は余計だったのかなと思います。私個人としては、東京都北区から飛躍する人物が現れても良いと思っていますが、何かの“踏み台”にされることを嫌がる人は、少なからずいますからね。不用意な発言だったと思います。 ■元NHK放送デスク対NHKから国民を守る党 私が赤羽駅周辺に到着したのは15時過ぎだったのですが、この時間に赤羽駅東口で演説をしていたのが、土屋和樹氏(自由民主党、落選)です。元NHK放送デスクとのこと。チラシをもらうと、Youtubeチャンネルを開設していたり、スポーツ選手からの応援メッセージがあったり、頑張っている印象を受けたのですが……。 土屋氏の後、同じ場所で演説を行ったのが、みつき慎太郎氏(NHKから国民を守る党、当選)です。我が家は昔から銀行引き落としなので、NHKの集金が家に来て困ったという経験はないのですが、SNS上ではNHKの集金が強引という話を定期的に見掛けます。演説中も、運動員による説明を真剣に聞いている人がいました。NHKから国民を守る党は、東京都北区以外でも議席を獲得しているようですから、無視できない程度に被害者がいるのかもしれません。 それにしても、土屋氏は元NHK放送デスクを売りにしているのですから、違法にならない範囲内で、みつき氏に一発かますぐらいの気合を見せてほしかったですね。みつき氏は26歳とのことですが、吉田けいすけ氏に比べると、覇気を感じるタイプでもなかったので……。本人から感じる“オーラ”みたいなものを、投票するかどうかの基準にする人もいますからね。 この後「35歳の男」を応援する運動員が近くで演説を始めたら、みつき氏は場所を追われることに。動画撮影していたので、音声収録が困難になったのでしょうか?声質なのか、スピーカーの性能なのか……。通る声で演説できるかどうかは重要だなと感じました。 ■カラーマーケティングの効果があった立憲民主党 今回の選挙戦を観察していて、カラーマーケティングも印象に残りました。おときた駿氏の陣営はオレンジ、都民ファーストの会は緑、日本維新の会は黄緑、立憲民主党は青という風に、運動員が政党ごとに同じ色の上着を着用して活動していました。都民ファーストの会と日本維新の会から北区区議会議員選挙に立候補したのは1人ずつのため、ほかの選挙区を含めての印象ですが、立憲民主党の“青”は機能しているように感じられました。 吉田けいすけ氏(日本維新の会、当選)が演説を始める前、LALAガーデンの入り口で演説を行っていたのは、うすい愛子氏(立 憲 民主党、当選)でした。28歳ということで、やはりフットワークが軽い。私が運動員からチラシを受け取ると、素早く近づいてきて握手をしてくれました。ライブアイドルでも、これだけ手際よく握手できる人は珍しいと思います。 うすい氏は「立憲民主党」や「うすい愛子」と書かれた“のぼり”だけでなく、虹色の“のぼり”も立てていました。レインボーフラッグですね。チラシにも「LGBTや女性の人権について活動していきたい」と書かれていました。これだけでも、色の重要さが分かります。 LALAガーデンに入っていくと、また青い上着の運動員が現れます。今度は花見たかし氏(立憲民主党、当選)です。花見氏は4回当選していますから、さすがに名前は知っていますが、何党所属かまでは覚えていない。しかし、立憲民主党は青だと知っていますから、「花見たかし」という名前と「立憲民主党」がセットで認識されます。これは直感的に、効果的だと感じました。 一方、カラーマーケティングで統一できていなかったのが自由民主党で、5人の落選者を出しています。カラーマーケティング以前に、票読みを誤ったことが原因かと思いますが……。政党で投票先を選ぶという人もいるでしょうから、改善の余地ありという印象です。
渡辺文重の有料メルマガ批評
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