• このエントリーをはてなブックマークに追加

今なら、継続入会で月額会員費が1ヶ月分無料!

  • 「『おとなのひきこもり』になった時、考えてほしいこと」を観覧してみた!

    2019-08-12 22:15

    ■近況報告

    人生は一度きりなので、いろいろなことを体験したい。「視野を広げたい」とも言い換えられますが、首を振った程度では、せいぜい周辺が見えるようになるだけ。視野を広げようと思ったら、自分の立っている場所を変える。これで最も効率的な手段です。そんなわけで最近、有限会社ブンヤの代表取締役というポジションを残しつつ、ほかのオフィスに電車出勤して働くというプレイをしています。いわゆるサラリーマン風な生活を送っているのですが、メリット・デメリットの両方を感じます。

    メリットは、いつも同じ環境で働けること。ちょっと前までは派遣会社に登録し、指定された現場で肉体労働をしていたのですが、この場合、集合場所と解散場所が毎回異なります。ところが会社勤めになると、毎回同じ現場で同じ時間だけ働けば、給料をもらえます。しかも日給換算で日雇い労働の2倍弱も!あと毎月シフトが組まれるのですが、変更がない限り、約1カ月先まで予定が定まることは、かなりありがたい。日雇いの派遣労働だと、自分に仕事が回ってくるかどうか、毎日が勝負ですからね。

    一方デメリットは、プライベートの時間が短くなったことです。片道1時間の通勤プラス休憩込みで8時間の労働となると、その日は仕事以外のことをする気力がなくなります。世のサラリーマンは週休2日でこんな日常を過ごしているのかと思うと、尊敬の念しかないですね。あとは、活動の意欲が低下したように思います。もともと予定を立てていないと、休日は家でゴロゴロして終了というタイプなのですが、その傾向が強まった気がします。

    いま6連休の4日目ですが、初日の8月9日(金)は、会社勤め以外の仕事と錦糸町で行われた講習会に出席して終了。10日(土)は、コミックマーケット96の声優島で2冊ほど買い物をして終了。i☆Risのリリースイベントが中止になったことも、やる気の低下に拍車を掛けました。11日(日・祝)は、澁谷梓希さんのイベント(夜の部のみ)に行っただけで、それまでは、ちょっと事務系の仕事をこなした程度。そして本日12日(月・休)は、朝からゲーム三昧で、さすがに「これは良くないぞ」と思い、こうしてパソコンのキーボードをたたいているという感じです。

    ■「おとなのひきこもり」になった時、考えてほしいこと

    少し前ですが7月25日(木)に朝日新聞メディアラボ渋谷分室で開催された、下記のトークイベントに行ってきました。

    「おとなのひきこもり」になった時、考えてほしいこと
    菅野久美子×赤木智弘×常見陽平――孤独死3万人の道しるべ
    https://peatix.com/event/737644

    私は1997年3月に大学を卒業、まさに「ロストジェネレーション」(1993年から2004年ごろまで、新卒の求人倍率が極めて低かった時期に社会に出た世代)に当てはまるため、この問題には強い関心を持っています。ちょっと前に思い立って“就職活動”をしてみたのですが、ホント仕事がない。介護職や清掃員、警備員、タクシー運転手など、そういう仕事はあるのですが、自分のキャリアに見合った仕事は全く見つからない。私の希望している出版とかメディア業界自体の事情や、私の力不足ということもありますが、全然ダメでした。そんなわけで派遣の肉体労働を始めたのですが、これが予想以上につらい。肉体労働なので肉体的にもきついのは当然ですが、精神的にもきつい。1日中罵倒されるだけなんて時もありますからね。そりゃ「ひきこもり」になる人が出てくるも当然なのかなと思います。

    f:id:sammy_sammy:20190812221958j:plain

    トークイベントで気になったキーワードをいくつか挙げようと思いますが、まずは「企業に対する不信感」。これについては、登壇者の1人・赤木智弘氏が記事に書いています。

    「ロスジェネにつながりはいらない」赤木智弘さんが語る唯一の救済策
    https://withnews.jp/article/f0190806000qq000000000000000W0cv10301qq000019568A

    時給1000円弱で160時間働いてようやく15万円程度の給料をもらう40代のフリーターに、月30万円の仕事を紹介したら、フリーターはすぐにその仕事に飛びつくだろうか? いや、非常に警戒をするはずなのだ。なぜなら、月160時間必死に働いてようやく15万円もらえるのだから、もし月30万円の仕事などに就いてしまえば、2倍近い苦しくひどい労働をさせられるのかと、警戒するのである。

    日雇い労働を体験した身からすると、ものすごく納得です。時給が高い仕事には、高いなりの原因がある。先ほど記した「1日中罵倒されるだけ」の仕事も、時給は高かった。でも、やりたい人がいないから、私のところまで回ってくる。給料が良い仕事には裏があることは、もはや常識です。

    ところが現在の仕事、空調ばっちりのオフィス内で、パソコンのキーボードをカタカタたたくだけの仕事は、日雇い仕事に比べ、日給換算で約2倍のお金がもらえる。もちろん、キーボードをカタカタたたくにも技術が必要ですが、「1日中罵倒されるだけ」より大変かというと全くそんなことはない。フリーランスのライター稼業でも、大変さと原稿料は正比例するとは限りません。大変な作業だった割にギャラが安い、適当に知っていることを書いただけで高額な原稿料をもらえたという経験は、同世代のライターなら誰にでもあると思います。でも、文字数×〇円という原稿しか書いたことない人に、そういう話は理解してもらえません。

    「世代内格差」も重要なキーワードです。ロスジェネ世代が全て貧乏ならば「ロスジェネ世代全体を救えば良い」となるのですが、ロスジェネ世代の著名人に金持ちが多いことも事実です。堀江貴文氏は1つ年上ですし、前澤友作氏は2つ年下。こうしたことから、常見陽平氏の発言だったと思うのですが、「若い世代は、しんどいロスジェネ世代を見たことがない」というのです。これも分かります。私もロスジェネ世代ですが、周りにいる同世代は、なんだかんだで“うまく”生きている人たちばかりです。私の周りにいるロスジェネ世代は大体オタクですが、アイドル現場でチェキを撮ったり、遠征したり、文化的な最低限の生活が送れている印象を受けます。王子法人会青年部会の面々なんかは、基本的に会社経営者(もしくは後継者)ですからね。しかし派遣で肉体労働の現場に行くと、社員としてですが、私たちと同じような仕事をしている同年代(と思われる人)を見掛けることは多い。もちろん派遣に比べれば高給取りだとは思うのですが(就職サイトの情報を見る限り……)、どのようなキャリア形成を考えているのか。まあ私に言われたくないでしょうが。

    菅野久美子氏は「セルフ・ネグレクト」というキーワードを挙げていました。ネットで調べたら、菅野氏の記事が見つかりました。

    就職氷河期世代を襲う「セルフ・ネグレクト」 自らの健康を蝕む「緩慢な自殺」とは?
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/12/post-11444.php

    私の場合は家族と同居していることもあり、孤独死みたいな状況になりづらいのですが、自分のことがどうでもよくなる感覚は分かります。まだ、それなりに収入があって、衣食住だけでなく、オタク現場に行きたいみたいな欲求もあるから良いですが、加齢とともに体力は低下しますし、趣味のために外出しようという意欲が衰えていることは感じます。さらに収入も減れば、趣味にお金を掛ける気持ちもしぼむでしょうし、そうなると生きていることに意味を見いだせなくなる。そういう悪循環は容易に想像できます。

    そもそも長生きできるかどうかも分からないのに、将来を悲観しても仕方ないとは思いますが、人生再設計第一世代とか言われてもねぇ……。よく分からない支援の枠組みを作るぐらいなら、直接お金を配ってもらった方がありがたいとしか言えないですね。

  • 自分の御朱印帳と母の御朱印帳を見比べてみた!

    2019-08-06 12:15

    私は津田大介氏の有料メルマガで、「○○レビュー」という月1連載を持っています。で、今回のテーマに関する序文を書こうと思うのですが、その前に。

    現在あいちトリエンナーレで話題の津田氏ですが、「表現の不自由展・その後」に関しては昨年11月11日、「情報戦争を生き抜く」出版記念イベント後の飲み会で、「こういう企画を考えてるんだ」と津田氏本人から話を聞いていました。私は「面白そうじゃん」と答えたのですが、準備は大変らしく「街宣車対応に詳しい弁護士と相談している」とか「電話によるクレーム対策は、いろいろ調整している」とか、そんな話をしていました。実際に開催されると、津田氏が想定したような事態がフルコースで並んだわけですが、「ガソリン携行缶持ってくる」とか、ほんの数週間前の爆破テロを持ち出されれば、中止という判断も仕方ないのかなと思います。

    ■今回のテーマは「御朱印」

    今回の「○○レビュー」。テーマは「御朱印」に決まったのですが、私が御朱印を集めるキッカケとなったのは、「からかい上手の高木さん」でした。現在は第2期がTV放送中ですが、第1期(2018年1月期)の時、東京都墨田区押上にある高木神社とコラボで、御朱印帳が発売されたんですよね。これを入手したことが、御朱印集めの始まりとなります。

    f:id:sammy_sammy:20190806104443j:plain
    https://takagi-jinjya.com/goshuin.html

    遠い昔、小学生の頃、なんの気なしに駄菓子屋でガンダムのトレーディングシールを買ったら、最初の1枚で当たりが出てしまい、アルバムをゲット。アルバムをゲットしたことで、なんかシールをコンプリートしないといけない気分になってしまったことを思い出しました。

    ■母親の御朱印帳

    いわゆる“御朱印ブーム”は、パワースポットめぐりからの派生で、ここ数年のものと認識していますが、その起源は室町時代までさかのぼれるようです。そんな昔のことは分かりませんが、私にとって御朱印というと、母のことが思い出されます。

    母はいまから24年前、50歳の時にがんと診断されて手術を受けたのですが、それ以降「与えられた命」だと意識するようになります。もともと社交的な性格でしたが、手術後は介護ボランティアなどを行うようになります。また同時にお寺(浄土宗)の行事にも積極的に参加。がん研究会附属病院(当時は大塚にあった)で同室だった友人などと旅行することも多かったので、御朱印帳を手にすることは自然な流れだったと言えます。

    f:id:sammy_sammy:20190806104534j:plain

    ちなみに随分と老いましたが、母は現在も元気です。ただ、がん研で同室だった友人は、母より若かった人を含め、全員が亡くなっています。御朱印帳を見返し、切なげな表情を浮かべる時があるのですが、ともに旅行した友人のことを思い出すのでしょう。人間の記憶力なんてアテになるものではないですが、日付入りの旅の記録は、当時の思い出を鮮明に思い出させるツールとなりうるのです。海外旅行におけるパスポートみたいなものですね。

    f:id:sammy_sammy:20190806104419j:plain

    私の場合は、もっぱら一人旅ですが、大体イベントの“ついで”に御朱印を授かるため、イベントの記憶がセットになります。ラクエンロジック・ひなろじ ありがとう合宿や、大阪で開催されたInternational Fan Festival、そして徳島のマチ★アソビ……。御朱印の魅力は、御朱印そのものだけでなく、旅の記憶がセットになってこそだと思っています。

  • 「SynapstoRy ~世界でいちばんの白雪姫~」で佐々木李子さんの芝居と歌を堪能してみた!

    2019-07-28 14:00

    前回の更新から2週間ぐらいが経過しています。

    その間、家電配送の仕事に就き、100キロぐらいある冷蔵庫をドライバーさんと2人、階段で2階まで運んだかと思えば、六本木のオフィスに通勤したり、王子法人会の活動としてインタビューや店舗の取材をしたり、盆踊りに参加したり、オタク仲間とキャンプをしたりと、濃密な時間を過ごしていました。

    しかし、もう40代も後半ですから、すぐに疲れてしまう。家に帰ると全力バタンキューで、ブログを書く元気も出ないという感じでした。というわけで2週間前に書き始め、やっと書き終えた原稿を掲載します。

    ■i☆Risからの佐々木李子さん、だもん!

    6月29日(土)は「さーくるふぁいあー!! vol.4 produce by SUPERBREAK」、7月2日(火)は「俺特!THE LIVE vol.2」に行ってきました。前者は澁谷梓希さん目当てで、後者は若井友希さん目当て。なんと分かりやすいi☆Risファンでしょうか。6月29日に関しては、茜屋日海夏さんが登壇したTVアニメ「手品先輩」先行上映会、芹澤優さん(福原あん役)による「プリティーオールフレンズ@ダッシュストア~Rainbow Wedding Corde~@ダッシュストア」お渡し会もあったわけですが、それはさておき……。私が行った2つのイベントには、i☆Ris以外にも共通点があります。それは、佐々木李子さんです。前者は「Fallen POP from 邪神ちゃんドロップキック」の一員として、後者は声優アーティストとしてソロで、それぞれステージを披露しました。その内容が良かったため、「次の機会があれば行ってみよう!」と思ったところ、「俺特!THE LIVE」のMCにて「終演後の物販で、イベントのチケットを手売りします」と話されたため、これは買うしかないなと思った次第です。(もちろんスマートフォンでスケジュールが空いていることを確認しましたけど)

    凡俗な表現しか思い浮かばず申し訳ないのですが、佐々木李子さん、大変かわいかったです。「(美少女遊戯ユニット)クレーンゲールを見てました!」とか、「(キラッとプリ☆チャンの)ダイヤちゃんの活躍、楽しみにしてます」とか、そんな話をしたと思うのですが、最後は握手してくれました。超うれしい!というわけで、7月15日(月・祝)、秋葉原CLUB GOODMANで行われた「SynapstoRy ~世界でいちばんの白雪姫~」の夜公演に行ってきました。昼と夜で内容が異なるとのことでしたが、昼公演は先に売り切れとなっていました。

    f:id:sammy_sammy:20190728141115j:plain

    ■「SynapstoRy」とは何か?

    佐々木李子さんというと、やたら歌がうまいという印象だったため、ステージ上で楽曲を歌う、いわゆる「ライブ」をするものだと思ったのですが、一緒にもらったチラシやチケットに違和感を覚えます。そこでWebサイトを調べてみました。

    https://sasakirico.com/synapstory/

    「SynapstoRy」とは、 シナプス(SYNAPSE)=神経接合部と、STORYの造語。シナプスとは記憶を呼び起こしたり、身体中からの五感(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)の情報を脳に伝える器官。流れてくる情報を脳内のシナプスが繋ぐことで、人は感動したり、悲しんだり、笑ったり、幸せと感じたりします。「歌を蒔く者」が紡いでいく物語をきっかけに、皆様の脳に瞬時に響くような、思わずハッと息が止まったりドキっとしてしまうような歌を歌いたい。セロトニンやアドレナリンやドーパミンを直接感じられるようなステージをお届けしたくてこの名前を考えました。皆様の感情の蕾が花開くきっかけとなりますように。(佐々木李子)

    ……正直、よく分からなかったのですが、実際に見てみれば腑に落ちます。ざっくり説明すると、歌手のライブというよりは、演劇に近いものでした。ステージの規模は異なりますが、「堀江由衣をめぐる冒険」みたいなイメージです。佐々木李子さんはミュージカル「アニー」で主役を務めたこともあるそうですが、歌にも芝居にも自信があるというタレントには、ピッタリのパフォーマンスだと思いました。

    チケットには「自由席」と記されていたのですが、会場には80席程度が用意され、先着順で好きな席に座るというシステムになっていました。最初から最後まで座って見られるのはうれしいですね。そうした配慮もあってか、女性客も半分近くいました。スタンディングだと後方だとステージが見にくかったり、必要以上に荒ぶる客がいたりしますもんね。

    ■世界でいちばんの白雪姫

    劇の内容はタイトルから想像できる通り、グリム童話で知られる「白雪姫」がベースとなっております。ヒロインの白雪姫を演じるのが佐々木李子さん。共演者は、王子ほか森の小人や吟遊詩人を演じる木暮晃石さんと、語り部や継母の王妃を演じる桃河りかさんの2人です。またステージ上では、山田裕一さんがピアノを、キャノン(菅野信昭)さんがベースを演奏し、物語の雰囲気を作り出します。

    登場人物のほか、「魔法の鏡」や「毒リンゴ」など、グリム童話「白雪姫」の要素を残しつつも、物語は全く異なる方向へ進んでいく。小劇場の演劇にありがちな脚本ですが、それが会場の規模にもピッタリでしたし、何よりも内容が面白かった。「贅沢な時間を味わえた」というのが率直な感想です。販売されていた次回公演のチケットも、終演後に購入しました。

    ちょっとネタバレになるかもしれませんが、佐々木李子さんが今回演じた白雪姫は、ひと言で表現するならば“嫌な奴”です。昼公演は違ったかもしれませんが、夜公演の白雪姫は心の底から嫌な奴で、毒リンゴかじって死にそうになれば「ざまーみろ!」と思われる存在なのですが、そういうキャラクターを見事に演じ切っていました。アニメを通じ、声優としての演技は聞いていましたが、こういう芝居もできるのかと、新たな発見がありました。これからの活躍が楽しみですね。