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「シン・ゴジラ」を観て来ました。
まず、先に伝えておかねばならないのは、
鑑賞後、1時間も経っていないうちにこの文字を書いているので、
興奮して訳が分からなくなっている部分も多々あると思うこと。
そして、僕はゴジラ映画を全部を観たわけではないということ。
なので、ゴジラマニアの方からすると、
「いやいやそれは違う」という点も多々あるかと思います。
それと、軽くネタバレ込みでの感想になりますので、
その点、ご了承いただければ。
---------------------------------------------------------------------
「シン・ゴジラ」のたった今観終えた感想としては、
とにかく、心の中で何回
「なんだこりゃ……」
って言ったか分かりません。
特に、ゴジラの全容が最初にスクリーンに映し出された瞬間なんかは、
思わず周囲を見渡してしまったくらい「なんだこりゃ度」MAXライドオンタイム。
「これやばいことになってないだろうか……」
いろんな意味でドキドキしちゃった。
ほかにも、ゴジラが取る行動だとか、ゴジラに対する作戦にも、
もうとにかく全編に渡って「なんだこりゃ」がいっぱい出てきた。
ただ、なんというか、昔の怪獣映画って今観てみると
「まあ、これはね。当時の技術でアレだから、そういうのはお約束だから」
という、なんというかプロレス的な観方になってしまう部分が確実にあると思うのだけど、
この「シン・ゴジラ」にもそれがあって、
僕は、これは製作陣が狙ってやったんじゃないかなと思うのです。
「そういう『ちょっと間抜け』も怪獣映画の醍醐味じゃないか!」
と問いかけられた気がして、
僕は全肯定で「そう思うます!」と心の中で返事をしました。
だって『あのシーン』なんて歯の治療にしか見えなかったし!
そして、それが僕には楽しくて楽しくて、
ああ、真面目に馬鹿っていいよなぁーとずっと感じていました。
全てをリアル思考にすると、ある段階で手詰まりを起こすと思うけど、
こっちに進めば、アイディア次第で可能性は無限大なんじゃないかなぁ……、
なんて感じたわけです。
特に電車の使い方とか、最高過ぎて涙が出そうになった。
というか、序盤からすでに「泣く一歩手前」だったんですけど、
それは、映し出されている光景が感動的だった……というだけじゃなくて、
なんというか、映像の裏側にある「ゴジラに対する想い」みたいなものが
「ゴジラ愛」が他の人よりは遥かに少ないであろう僕にも、とにかくずっと伝わってきて、
ゴジラのテーマ音楽が流れた時なんかは、
「ありがとうありがとう」と心の中で連呼してしまった。
昨今、どこもかしこもリメイクが多くて、
アヴェンジャーズのように大成功を収めたものもあれば、
「おおっとこれは、やってしまいましたなぁ!」
と、大衆食堂 噴飯キッチンの遡上に乗せられる作品も少なくないと思うのです。
そんな中であの「初代ゴジラ」をリメイクすることが、いかに勇気のいったことか。
すでにハリウッドで2度もリメイクされ、
1度は食堂のメニューに、もう2度はなかなか高評価という結果が出ている中、
「果たして本家本元はいかに……?」と、各方面で期待されていただろうし、
「見えます。これは失敗するでしょう」と方々で始まる前から占われていたことでしょう。
そんな大いなるプレッシャーの中で出てきた「シン・ゴジラ」。
僕は、これは、現在のこの日本でしか作れない映画だったと思うのです。
ゴジラが町を破壊するシーンは、どうやったって東日本大震災を思い起こさせますし、
政治問題、国際問題などなど、
今の日本が抱えている問題を映し出している―ーような気がしたのです。
もちろん、僕は政治・国際問題にはかなり疎い人間なので、
本当のところは分からない。
でも、ひとつの選挙が終わり、都知事選を控えている今のこのタイミングで観てみると、
「自分ももっと考えなきゃいけないのではないか」
と、こんな僕でも思ってしまうくらい、作品内で描かれている「日本」の在り方には、
強いメッセージを感じました。
出ているキャスト陣もとにかく豪華。
主演の長谷川博己さんをはじめとした対策チームの面々も個性的で、
いつまでも観ていたくなるくらい、とても愉快だったし、
僕の大好きな元劇団カクスコの中村育二さんもいい感じの役で出演されていて、
嶋田久作さんが画面に映った時には
「これは怒りに震える嶋田久作が単身ゴジラに立ち向かい、
帝都大戦へと発展する可能性も薄くはないのでは!?」
なんて考えて一人で笑ってしまった。
とにかく、僕はこの映画を取り巻くいろんな事柄をひっくるめて楽しみました。
映画を取り巻くいろんな事柄と言えば、
映画が始まる前の予告の時間に、葬儀社のCM(風間杜夫)とか、
後妻業の女(高齢者の遺産を狙った犯罪映画)とかが流れて、
観客におじさん、おじいちゃんが多かったから、
「夫婦や家族連れで観ている人は、気まずくならないものだろうか……」
と変な心配をしてしまったのも、なんだか面白かった。
僕のこの楽しみ方が、ほかの人も同じように楽しいかどうかは分からないけれど、
映画だけでなく、表現の受け取り方は限りなく個人的なものだと思うので、
皆さんがこの「シン・ゴジラ」をどう受け止めるのか、
とにかく、劇場で観て欲しい思いで一杯であります。
怪獣マニアはもちろん、兵器マニア、政治の駆け引きが好きな人、
果ては電車マニアからはたらくくるま好きの人まで
楽しめる作品になっていると思うなぁーぼかぁ。
ただ、場所が場所だけに、
送電鉄塔が活躍するシーン(破壊されるのも含め)が見られなかったのが、
ちょっとだけ残念ポイントかな!
まず、先に伝えておかねばならないのは、
鑑賞後、1時間も経っていないうちにこの文字を書いているので、
興奮して訳が分からなくなっている部分も多々あると思うこと。
そして、僕はゴジラ映画を全部を観たわけではないということ。
なので、ゴジラマニアの方からすると、
「いやいやそれは違う」という点も多々あるかと思います。
それと、軽くネタバレ込みでの感想になりますので、
その点、ご了承いただければ。
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「シン・ゴジラ」のたった今観終えた感想としては、
とにかく、心の中で何回
「なんだこりゃ……」
って言ったか分かりません。
特に、ゴジラの全容が最初にスクリーンに映し出された瞬間なんかは、
思わず周囲を見渡してしまったくらい「なんだこりゃ度」MAXライドオンタイム。
「これやばいことになってないだろうか……」
いろんな意味でドキドキしちゃった。
ほかにも、ゴジラが取る行動だとか、ゴジラに対する作戦にも、
もうとにかく全編に渡って「なんだこりゃ」がいっぱい出てきた。
ただ、なんというか、昔の怪獣映画って今観てみると
「まあ、これはね。当時の技術でアレだから、そういうのはお約束だから」
という、なんというかプロレス的な観方になってしまう部分が確実にあると思うのだけど、
この「シン・ゴジラ」にもそれがあって、
僕は、これは製作陣が狙ってやったんじゃないかなと思うのです。
「そういう『ちょっと間抜け』も怪獣映画の醍醐味じゃないか!」
と問いかけられた気がして、
僕は全肯定で「そう思うます!」と心の中で返事をしました。
だって『あのシーン』なんて歯の治療にしか見えなかったし!
そして、それが僕には楽しくて楽しくて、
ああ、真面目に馬鹿っていいよなぁーとずっと感じていました。
全てをリアル思考にすると、ある段階で手詰まりを起こすと思うけど、
こっちに進めば、アイディア次第で可能性は無限大なんじゃないかなぁ……、
なんて感じたわけです。
特に電車の使い方とか、最高過ぎて涙が出そうになった。
というか、序盤からすでに「泣く一歩手前」だったんですけど、
それは、映し出されている光景が感動的だった……というだけじゃなくて、
なんというか、映像の裏側にある「ゴジラに対する想い」みたいなものが
「ゴジラ愛」が他の人よりは遥かに少ないであろう僕にも、とにかくずっと伝わってきて、
ゴジラのテーマ音楽が流れた時なんかは、
「ありがとうありがとう」と心の中で連呼してしまった。
昨今、どこもかしこもリメイクが多くて、
アヴェンジャーズのように大成功を収めたものもあれば、
「おおっとこれは、やってしまいましたなぁ!」
と、大衆食堂 噴飯キッチンの遡上に乗せられる作品も少なくないと思うのです。
そんな中であの「初代ゴジラ」をリメイクすることが、いかに勇気のいったことか。
すでにハリウッドで2度もリメイクされ、
1度は食堂のメニューに、もう2度はなかなか高評価という結果が出ている中、
「果たして本家本元はいかに……?」と、各方面で期待されていただろうし、
「見えます。これは失敗するでしょう」と方々で始まる前から占われていたことでしょう。
そんな大いなるプレッシャーの中で出てきた「シン・ゴジラ」。
僕は、これは、現在のこの日本でしか作れない映画だったと思うのです。
ゴジラが町を破壊するシーンは、どうやったって東日本大震災を思い起こさせますし、
政治問題、国際問題などなど、
今の日本が抱えている問題を映し出している―ーような気がしたのです。
もちろん、僕は政治・国際問題にはかなり疎い人間なので、
本当のところは分からない。
でも、ひとつの選挙が終わり、都知事選を控えている今のこのタイミングで観てみると、
「自分ももっと考えなきゃいけないのではないか」
と、こんな僕でも思ってしまうくらい、作品内で描かれている「日本」の在り方には、
強いメッセージを感じました。
出ているキャスト陣もとにかく豪華。
主演の長谷川博己さんをはじめとした対策チームの面々も個性的で、
いつまでも観ていたくなるくらい、とても愉快だったし、
僕の大好きな元劇団カクスコの中村育二さんもいい感じの役で出演されていて、
嶋田久作さんが画面に映った時には
「これは怒りに震える嶋田久作が単身ゴジラに立ち向かい、
帝都大戦へと発展する可能性も薄くはないのでは!?」
なんて考えて一人で笑ってしまった。
とにかく、僕はこの映画を取り巻くいろんな事柄をひっくるめて楽しみました。
映画を取り巻くいろんな事柄と言えば、
映画が始まる前の予告の時間に、葬儀社のCM(風間杜夫)とか、
後妻業の女(高齢者の遺産を狙った犯罪映画)とかが流れて、
観客におじさん、おじいちゃんが多かったから、
「夫婦や家族連れで観ている人は、気まずくならないものだろうか……」
と変な心配をしてしまったのも、なんだか面白かった。
僕のこの楽しみ方が、ほかの人も同じように楽しいかどうかは分からないけれど、
映画だけでなく、表現の受け取り方は限りなく個人的なものだと思うので、
皆さんがこの「シン・ゴジラ」をどう受け止めるのか、
とにかく、劇場で観て欲しい思いで一杯であります。
怪獣マニアはもちろん、兵器マニア、政治の駆け引きが好きな人、
果ては電車マニアからはたらくくるま好きの人まで
楽しめる作品になっていると思うなぁーぼかぁ。
ただ、場所が場所だけに、
送電鉄塔が活躍するシーン(破壊されるのも含め)が見られなかったのが、
ちょっとだけ残念ポイントかな!
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(税込)
コメント
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鉄塔さんの興奮が文面から伝わってくるようで、私もワクワクしてしまいました。DVDまで待とうかと思ってたんですが、劇場で見たくなりました!
鉄塔さんがとってもオススメされていたので劇場でみてきました!が、とっても怖かったです。終わってすぐ鉄塔さんに「観てきましたよ!」とご報告する気になれないくらい沈んだ気持ちになりました。
でも今振り返ると、もう一度観たいなぁと思うのです。不思議な気持ちですが、劇場で観るきっかけをくださってありがとうございました!