ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第31回 石井妙子「破滅の予兆」

コメ0 週刊文春デジタル 3週間前

　信武は追い詰められていく。一向に合格できない試験、妻との別居、子どもの学費、東京に捨てた木嶋の尻拭い……。情緒が不安定――周囲の信武を見る目も変わっていった。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第30回 石井妙子「母の交通事故」

コメ0 週刊文春デジタル 4週間前

　知人宅からの大胆な窃盗を重ねる木嶋。その一方で、両親の関係にも決定的な破綻が訪れようとしていた。木嶋が故郷・別海を離れ上京する前後に起きた、悲惨な事件――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第29回 石井妙子「知られざる窃盗」

コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前

　親の目を逃れ売春し、高校の同級生に金をばらまいては「キジカナ」として放埒な生活を続けていた木嶋。だがその金の出どころは、売春相手だけではなかった――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第28回 石井妙子「キジカナ誕生」

コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前

　エスカレートする木嶋の逸脱行動に歯止めがかからない。友人と心を通わせることもなく、ついには不仲の両親からも見放される――そしてキジカナ誕生の瞬間へ。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第27回 石井妙子「成功体験」

コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前

　隣町のアパートの合鍵を持たされ、妊娠騒動を起こした小学生が中学校にあがるとき、いよいよ逸脱は過激になっていく。そして木嶋はひとり浮いた存在になっていった。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第26回 石井妙子「黒い部屋」

コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前

周囲から冷ややかな目で見られる両親、娘の早すぎる成熟と亢進していく性への興味……地域のコミュニティで孤立していた木嶋家の内部はやがて静かに壊れていく――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第25回 石井妙子「大きな転校生」

コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前

　別海に居を移した木嶋一家は新たな生活を始める。佳苗の身には大きな変化があらわれ、両親は周囲の人とのすれ違いが増えていく。そして家庭内では破滅の予兆が――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第24回 石井妙子「暗転」

コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前

　木嶋佳苗にうかがえた「執着」と数多くの男を騙した「ウソ」には、育った家庭の影響が大きい。父と母の奢侈とこだわり、挫折の残照が木嶋をかたちづくっていく――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第23回 石井妙子「父と母の肖像」

コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前

木嶋が婚活サイトで男を騙す際、決まってつくウソがある。自分は名家の出であり、親の社会的地位は高い――そんなデタラメをなぜ言ったのか。理由は彼女の故郷にある。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第22回 石井妙子「開拓移民」

コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前

戯画的なほどに嘘で塗り固め己を飾りたてた木嶋佳苗。なぜ彼女はこれほどまでに虚構の自分を作り上げることに血道を上げたのか。大反響連載いよいよ最終盤へ――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第21回 石井妙子「木嶋が愛した男」

コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前

　婚活サイトで男を騙し、金を貢がせ命を奪っていたそのかたわらで、木嶋はひとりの男に執着していた。ぞんざいに扱われても健気についていこうとするその異様な姿――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第20回 石井妙子「破滅」

コメ0 週刊文春デジタル 3ヶ月前

婚活サイトで獲物を探し、金を奪い、命をも奪う。己の欲望のために突っ走ってきた木嶋についに警察の手が届く。後に残るのは、木嶋に弄ばれた孤独な男の姿だけだった。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第19回 石井妙子「死の婚前旅行」

コメ0 週刊文春デジタル 3ヶ月前

料理教室を開く――バラ色の夢を抱いた木嶋は、実現のために獲物に迫る。だが焦りのせいか、犯行はこれまで以上に急で杜撰。それでも被害者はたやすく命を奪われた。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第18回 石井妙子「見果てぬ夢」

コメ0 週刊文春デジタル 4ヶ月前

婚活サイトを利用した詐欺と殺人に味を占めた木嶋は、時間を置いて二度目の狩りのシーズンを迎える。自意識を肥大させ料理学校卒業後に描く自らの夢に向かって。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第17回 石井妙子「殺されなかった男たち」

コメ0 週刊文春デジタル 4ヶ月前

婚活サイトで木嶋と知り合った男性の中には命を奪われずに済んだ被害者もいた。しかし、獲物を見定めた木嶋の犯行は精妙。不思議かつ大胆な手口で金を吸い上げている。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第16回 石井妙子「二人目の被害者」

コメ0 週刊文春デジタル 4ヶ月前

木嶋は効率的に金を毟るために、同時に何人もの男と交際を続けていた。二人目の犠牲者もまた、木嶋の本性に気づかぬまま、練炭がもたらした大火の中で息絶えていった。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第15回 石井妙子「計画殺人と赤いベンツ」

コメ0 週刊文春デジタル 4ヶ月前

「かなえキッチン」に木嶋が綴る浮ついた日常は、すべて被害者が読むことを想定して書かれていた。そしてついに起こした殺人。ブログの中身は異様な高揚感に包まれた。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第14回 石井妙子「ネット上の虚像」

コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前

木嶋事件はインターネットを駆使したことが特徴だった。被害者探しも、文章で男の歓心を買うことも、理想の自分を演じることも、ネットあればこそ成し得たことだった。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第13回 石井妙子「ソープ嬢転身と狩り場変更」

コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前

四十歳近く上の援助交際相手から、億にのぼる金を引っ張りながら木嶋は常に金に窮していた。食を中心にした旺盛な浪費欲をまかなうため、彼女はついに婚活サイトへ。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第12回 石井妙子「ある“愛人”の不審死」

コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前

木嶋の周囲では、立件された事件以外にも不審死が起こっていた。名前、身の上、学歴、職業、全てを偽り、四十歳近く歳上の男を手玉にとり、巧みに金を吸い上げた。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第11回 石井妙子「ヤフオク詐欺事件」

コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前

東京で暮らす木嶋の生活は少しずつほころびはじめる。大学生と交際するかたわら、末の妹と同居するようになり、ついにネットを使った詐欺事件まで起こして――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第10回 石井妙子「“上智大学生”の彼氏」

コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前

就職先を辞め、年上の男と半同棲生活を送りながら、風俗店で金を稼いだ20代。シーズー犬の交配、販売に目をつけた木嶋の傍らには黎明期のインターネットがあった。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第9回 石井妙子「上京と同棲」

コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前

木嶋はどのようにして、詐欺をはたらき、人を殺し、死刑囚になるに至ったのか。一九九三年、飛び出すように故郷の北海道を後にした十八歳。その東京での足取りを追う。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第8回 石井妙子「狙われた顧問弁護士」

コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前

獄中結婚を果たした夫に著者が接触したことを知った木嶋から、ついに手紙が届く。そこには著者を操ろうとする飴と鞭、そしていつもの手口がちりばめられていた。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第7回 石井妙子「三度目の獄中結婚」

コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前

常に自分の存在をアピールし続けてきた木嶋に対する世間の関心が薄れたころ、何度目かの騒動が持ち上がる。余命を諦めた――虚言の手記の裏にはまた新しい犠牲者が。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第6回 石井妙子「父が授けた凶器」

コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前

死刑判決が下っても木嶋佳苗は止まらない。メディアの下心と、膨大な量の手紙で塀の外の人間をコントロールする木嶋の虚栄心とが出会うとき、悲劇は何度でも起こる。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第5回 石井妙子「文春編集者との文通」

コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前

膨大な手紙、手記、小説……自分の書くものが注目を集めることを知った木嶋の暴走が始まった。裁判への興味すら失い、注目されたい――異形の欲望だけが増幅していく。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」第4回 石井妙子「“共犯”編集者の告白」

コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前

木嶋が新聞に寄せた手記は話題を呼んだ。注目を浴びることに快感を覚えた木嶋のもとにまた一通、執筆の依頼が届く。作家・木嶋佳苗を生んだ編集者の初めての肉声。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」《新連載》第3回 石井妙子「劇場型裁判と朝日手記」

コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前

首都圏連続不審死事件の裁判は続く。被告人席の木嶋は涼しい顔を崩さず、休廷を挟みお色直しした。そして報道は過熱し、社会が注目する裁判は予期せぬ展開を見せた。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」《新連載》第2回 石井妙子「私はやっていません」

コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前

二〇〇九年、逮捕された木嶋佳苗の周囲では、不審な死が相次いでいた。世を騒がす婚活詐欺事件は、すぐに殺人事件へと切り替わる。司法の場で何が起こっていたのか――。

ウェンカムイ「死刑囚・木嶋佳苗の生痕」《新連載》第1回 石井妙子「断崖──父と娘」〈「女帝 小池百合子」の著者、渾身

コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前

自殺にみせかけ婚活相手を次々殺めたとして、死刑判決が下った希代の“悪女”――木嶋佳苗はいつ、どこで道を踏み外したのか。その半生を追うノンフィクション開幕。