ぴはベッドルームのベッドの下かリビングルームのカウチの下にいる。木の床のひんやりした感触が好きなんだと思う。
デッキに向かうドアのそばにクッションを置いてある。その中に丸まっていることもたまにある。おそらくお気に入りがあるのだろう。気分によって選んでいる。
今朝、事件は起こった。
ぴを探すけれどどこにもいない。ベッドの下にもカウチの下にも姿はない。キッチンを探しても影も形もない。
いつもだとこちらが慌てふためき「ぴ、ぴ、どこにいる?」と大騒ぎするとどこからともなくひょっこり現れてツンと濡れた鼻先で「どうしたの?」と足を突く。この温度差。「びっくりした〜」まだドキドキしている僕に「じゃあ、出てきたんでご褒美ちょうだい」とおやつをねだるの流れ。
今朝も例に漏れずぴご飯を先に済ませ、パパご飯が終わり、洗い物や洗濯を同時進行しながら、パパ歯磨きの最中だった。ふとぴがいないことに気がつくパパ。あれ? 焦点が