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【東日本大震災】復興の足音は聞こえつつも、まだ姿が見えない・・・年越しそばを配りながら考えた
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【東日本大震災】復興の足音は聞こえつつも、まだ姿が見えない・・・年越しそばを配りながら考えた

2013-01-01 18:00

     新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

     2012年12月31日。今年も私は、宮城県石巻市北上町十三浜の「にっこりサンパーク」の仮設住宅を訪れていました。仮設住宅に住む人たちに年越しそばを配るためです。

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    (仮設住宅の子どもたちに声をかける金田さん)
    そばを配り終わった後のインタビュー

     この企画は、取材を通じて知り合った、栗原市の通大寺住職、金田諦應さんらが行なっている移動喫茶「カフェ・デ・モンク」が行なっているもので、グリーフサポート活動を行っている一般社団法人「Live on」(リヴォン)の尾角光美代表らも一緒に行ないました。私はLive onに係っていることもあり、尾角さんらの運転手だったりしました。

     *「Live on」のサイト.... http://live-on.me/info/index.html

     にっこりサンパークは、新北上川沿いにあります。追波湾の河口から4キロ弱のところにありますが、高台になっています。近くには北上中学校があります。その周辺は津波の被害がある場所で、それまで住宅があったので、今では土台を残すのみになっています。ただ、津波の跡を意識してみなければ、徐々に「もともとそうだったのではないか」と思うような風景です。

     新北上川沿いの県道64号線を下流のほうに向かい、にっこりサンパークの仮設住宅に向かうのですが、道はまだ歪んでいます。段差が激しいのです。それに比べると、対岸には、児童と教職員84人が亡くなった大川小学校があります。また、その対岸の道路は雄勝方面に行くためのルートとして利用されているためか、道路の復旧は早く段差はありません。注目される場所へのルートは早めに整備されていますが、ちょっと外れると、こうも違うとは驚きです。復興予算はどうなているのかと思ってしまうほです。

     この仮設住宅での年越しそば配りは昨年に続くものです。私が係っているlive onとしては、2010年の大晦日は大阪の應典院で行なった「年越しいのちの村」から考えると、3度目の年越し企画となります。その時に沖縄そばをいただいた沖縄の女性から、今年も沖縄そばの寄付をいただきました。また、尾角さんが住んでいる近所の八百屋さんからもみかんもいただきました。ありがとうございました。

     
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